東芝ブレイブルーパス 59-12 東海大学 【1回戦/2015年2月8日(日) /愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】 午前からの小雨はあがり、多少の日差しも出てきた午後、東海大のキックオフから試合がスタート。 試合開始早々に、東芝FB15番豊島がラインブレイクしそのままトライ。ゴールも成功させ7-0と先制した。 東芝は前半15分、スクラムを押し込みトライ。ゴールも成功させ14-0とし、前半24分にはFWがパワープレーで前進しそのままトライ。ゴールも成功させ21-0とした。 前半36分には、東芝が素早いラックからボールを動かし12番フランソワ・ステインがトライ。ゴールも成功させ28-0となる。 東芝がコンタクト場面で圧倒する事もあったが、小さなミスも続き、トライの少ない前半となった。 後半7分、それまで細かなミスもあり拮抗した状態が続いたが、東芝がスクラムからブラインドを攻め、WTBがディフェンスをブレイク。ショートパスをつないでビックゲイン後、大きく展開して6番山本がトライ。ゴールも成功させ35-0とした。 後半14分、東芝がスクラムを圧倒し8番リーチ・マイケルからアタック。その後、順目に素早く展開し14番松延がトライし40-0とした。 東芝は後半21分、東海大のインテンショナルノックオンからラインアウトモールでじりじりと前進。BKに展開して11番大島がトライ、45-0とした。 東海大は後半24分、BKの大きな展開から東芝の反則を誘いラインアウトを選択。クリーンキャッチはできなかったが上手く処理をし、FWが押し込み、5-45と1トライを返した。 後半31分、東芝は強いボールキャリーでディフェンスをブレイクし、素早い展開で9番小川がトライ。ゴールも成功させ52-5とすると、さらに後半34分、長短のパスを上手く使い17番森がトライ。ゴールも成功させ59-5とした。 東海大は後半37分、東芝のミスからチャンスをつかんだスクラムから、プレッシャーを受ける前に早くボールを使いNO8(20番)村松がそのまま抜けてトライ。ゴールも成功させ12-59とした。 前後半通して、東芝のフィジカルなプレーが目立った試合となった。 (竹腰浩司) (C) AICHI RUGBY (YOSHIE SHIMIZU) 東芝ブレイブルーパスの冨岡HCとリーチキャプテン 東芝ブレイブルーパス ○冨岡鉄平ヘッドコーチ 「日本選手権まで2週間あったがチームを修正できました。戦うという気持ちとプライドをしっかり持って挑むことができました。チームとしてどのように戦っていくのかが明確になったことが大きいです。目の前の試合をアグレッシブに戦っていきたいです。今日の課題を修正して、帝京大にもトップリーグのチームと同様に分析して準備をしたいと思います」 ○リーチ マイケルキャプテン 「新しくやろうとしていることが試すこともできました。チームとして新しいチャレンジをしていきたいです。東海大はタックルもブレイクダウンも素晴らしかったです。次に向けて今日の反省を修正していきたいと思います」 (C) AICHI RUGBY (YOSHIE SHIMIZU) 東海大学の木村監督と松島ゲームキャプテン 東海大学 ○木村季由監督 「日本選手権に向けての時間はとても大切な時間でした。1年間やってきたことの確認と覚悟を持って挑むことができました。小手先だけで通用するわけのない社会人チーム相手にチャレンジできたことは来年にもつながります。東芝さんが本気で戦ってくれたことが東海大の財産になりました」 ○松島鴻太ゲームキャプテン 「大学選手権が終わってからの1か月間にチームはレベルアップできたと思います。4年生にとっては最後のゲームになるかもしれないという気持ちはありました。80分間、仲間のために楽しくチャレンジして、悔いを残さないでおこうと思いました。後輩のためにも大きなものが残すことができたと思います」