帝京大学
○岩出雅之監督
「今日の試合に臨むにあたって、すでに次のステージに進めることが決まっていたので、気のゆるみが出ないよう、試合の中で少しでも成長できるよう期待して試合に臨みました。ハーフタイムでも気を抜かずにいこうということを話しました。後半も気を抜かず、控えの選手もよく頑張りました」
──イラウア選手のけがはどうか。
「足をけがしたが、回復力に期待します。無理ならば出しません」
──今日出ていない坂手、森谷、権選手の準決勝の見通しはどうか。
「まだ決めていません。行けそうな感じではあります」
──権選手がいけそうな感じとは、具体的にはどのようなことか。長くゲームから離れていても戻ってくれば使いたいか。
「無理するなといっても、すぐに練習をやってしまいます。けがの期間が長いので本人は慎重にしていますが、行きますという気持ちは十分に持っています。使いたいし、使ってやりたい。仲間も待っていると思います。ここまで苦労している選手も頑張っています。それぞれ苦労しながら出てきています。権も苦労した一人であるから、頑張ってくれるとみんなの気持ちも変わると思います。権が周りに信頼されていなければ使いませんが、ラグビーも頑張っているし、ラグビーだけでなく私生活でも4年生としてしっかり示しています」
──準決勝の相手が慶應義塾大学に決まった。それについての感想を聞きたい。また、明日、慶應との練習試合は予定通りにするのか。
「その前に、個人的な感想だが、早稲田と戦うことを楽しみにしていましたので、早稲田が負けたのは残念です。東海大学が云々ということではなく、一緒に目指してきた者として、負けないぞという気持ちでいる者としては少し寂しいです。気持ちは切り替えて、早稲田と引き分けている慶應がここまで来たことには敬意を表しています。明日の試合は、B、Cの混合チームとDと4年生の試合をする。試合に出ることができない選手が、赤いジャージを着て、前哨戦ということだけではなくて今年の総くくりとしていい試合をしました。気合を入れて臨みたいです。ファイナルステージは明日から始まると思っています」
○流 大キャプテン
「この試合には厳しさを出して臨みました。80分間集中力が切れることがなかったですが、要所要所でミスもあり、修正すべきところもあります。1月2日までに修正して臨みたいと思います」
──最終ステージに進むことが決まっていることから、気が緩む可能性があったと思うが、どのようにして備えてきたか。試合ではどの程度できたか。
「法政に全力を注ぐことで一週間準備してきました。帝京のジャージを着ることができるのは23人ですが、他の部員の分もしっかりタックルしてしっかり走ろう。そのためには気を引き締めて臨むことが必要だ、ということを話してきました。それが今日出せたと思います」
──準決勝の相手が慶應に決まった。それについての感想を聞きたい。
「対抗戦では48対0で勝ちましたが、そのことは忘れて、自分たちがやるべきことをしっかり確認して、5日間間いい準備をして全力で臨みたいと思います」
──もう一段レベルアップするとしたら、どのようなことか。
「FWはセットプレイで圧倒すること、BKは細かなミス、ディフェンスでのコミュニケーションをしっかりとやっていきたいです」 |