グルジア代表来日シリーズ 日本A代表合宿リポート


5月9日(火)

日本A代表合宿5日目。いよいよ10日、グルジア代表との対戦を迎える日本A代表は、試合会場である西京極のグラウンドで最後の練習を行いました。

ウォーミングアップの後は、試合メンバーを中心に試合で想定される地域・局面に応じたコンビネーションを確認しました。その後は、FWはラインアウト、BKはムーヴを再確認して練習を終えました。

5月5日の集合から短い合宿期間ではありましたが、着実にチームとしてまとまってきました。選手たちは、グルジア戦の勝利はもちろん、日本代表へのアピールをするために全力で明日の試合に臨みます。応援の程、よろしくお願いします。

◎エリサルドヘッドコーチ
「5日間しっかりとトレーニングすることができた。あとは、実際にグラウンドで表現できるかが重要なこと。チームとして成熟するまでに時間がないことは分かっているので、個人の能力を最大限に発揮してほしいと思う」

◎向山昌利キャプテン
「日本代表の誇りをもって戦いたいと思う。僕ら日本A代表にとって大きなチャレンジであるし、モチベーションも高いので期待してほしい。誰もが来年のワールドカップに出たいと思っているので、次につながるようしっかりとアピールしたい。とにかく、組織的な部分を作る上で時間がなかったのは否めないが、気持ちの部分で上回っていきたい」

ウォーミングアップする選手たち   FWリーダーを務める北川選手
ウォーミングアップする選手たち FWリーダーを務める北川選手

キックオフも入念にチェック   コンビネーションを合わせる選手たち
キックオフも入念にチェック コンビネーションを合わせる選手たち

スクラムからのコンビネーションを確認する   パスアウトする後藤選手と次のプレーに走る大野・中居選手
スクラムからのコンビネーションを確認する パスアウトする後藤選手と次のプレーに走る大野・中居選手

安定感が増してきた五郎丸選手  
安定感が増してきた五郎丸選手



5月8日(月)

グルジア代表来日シリーズ、日本A代表合宿4日目。強い雨が降り続いた前日とは打って変わり、汗ばむくらいの好天に恵まれました。
試合を明後日に控え、練習前にはグルジア戦を戦うメンバーが発表されました。日本A代表のゲームリーダーを務めるのはCTB向山選手、FWリーダーを務めるのはLO北川選手。この2人が日本A代表を牽引します。

午前の練習は、試合出場メンバーを中心にFWはラインアウト、BKはアタックの確認を行いました。
FWのラインアウトは、両FL山口・熊谷選手がリードし、様々なオプションを試しました。その後は、昨日思い通りに組むことができなかったスクラムを、マシーンを相手に再度行いました。
BKのラインアタックに関しては、これまで練習を行ってきたアタックラインを深く取りボールを受ける前にスペースを創り出すことを意識しながら、ムーヴの確認等を繰り返しました。また、ラインにFWの選手を入れ、意識的にランナーとして走らせるなど、攻撃の選択肢も広がってきました。

午前中の練習後、日本A代表は大阪を後にし、京都市内のホテルに移動しました。
夕食前には、チームミーティングが行われ、古田テクニカルより日本代表が取り組んでいるラグビーを3つのポイントに絞り映像を使いながら説明を受けました。

グルジア代表の情報は多くありませんが、大きなFW・BKを前面に押し出すオーソドックスなチームであることは間違いありません。各局面でしっかりコミットし、相手の前進を妨げ自分たちのペースで試合を進めることが重要となります。それと同時に、この試合は、IRBパシフィック・ファイブ・ネーションズに参加する日本代表を選出するためのセレクションになります。エリサルドヘッドコーチも相手どうこうではなく日本代表が取り組んでいるラグビーをどれだけ見せてくれるかに期待しています。選手たちの意識も非常に高く、桜のジャージを目指し、しっかりとアピールしてくれるはずです。
明日は、試合会場である西京極で前日練習を行い試合に備えます。皆様の応援よろしくお願いいたします。

ゲームリーダーの向山選手   コーチ陣が見守るなかで細かな部分をチェック
ゲームリーダーの向山選手 コーチ陣が見守るなかで細かな部分をチェック

ラインアウトを確認するFW陣   FWもラインを組み立てる
ラインアウトを確認するFW陣 FWもラインを組み立てる

曽我部選手がラインを統率する   地元・京都出身の矢富選手
曽我部選手がラインを統率する 地元・京都出身の矢富選手



5月7日(日)

3日目を迎えた日本A代表合宿。近鉄花園ラグビー場にて午前・午後と練習が行われました。

強い雨の降る中での練習となりましたが、午前中はディフェンスに焦点を当てた練習を行い、午後はFWがスクラム、BKがパススキルのトレーニングを行いました。

タックルを含んだウォーミングアップ   激しい雨の中で練習が行われた
タックルを含んだウォーミングアップ 激しい雨の中で練習が行われた

午前中の練習は、昨日に引き続き激しいコンタクトとなりました。ウォーミングアップ後、4つのチームに分かれ狭いスペースでのアタックディフェンスが行われました。アタックに対し、内側のスペースを埋め、外(タッチライン)に押し出していくディフェンスをすることと、一対一でしっかり止めるということを意識することが目的です。アタックは、ディフェンスのギャップにしっかりと攻撃していくこと、自分たちで動きながらスペースを創り出し仕掛けることが重要となります。

このあと、グラウンドのスペースと人数を増やし、球出しを三つのポイント(FW周辺・SO/CTB・WTB)に振り分け、アタックの状況に「Adaptabilite~適応~」しながらディフェンスを整えていく練習を行いました。ミスマッチであればディフェンスをシャッフルしたり、ディフェンスの人数が上回っている場合であれば、ボールの争奪を行ったりと様々な局面に対し、それに応じた状況判断をしていく力を養いました。

スペースを創り出す   ディフェンスを突破する相選手
スペースを創り出す ディフェンスを突破する相選手

包み込むようなディフェンス   一つのプレーに細かな指示を与えるエリサルド ヘッドコーチ
包み込むようなディフェンス 一つのプレーに細かな指示を与えるエリサルド ヘッドコーチ

午後の練習でスクラムを組んだFWは、90分近くを8人の意思統一に費やしました。HOの山岡・中林選手を中心にコミュニケーションを重ねながらじっくりと取り組みました。フッキングのタイミングについても、SH後藤・矢富選手と合わせました。一本一本組むごとにお互いに細かな注文を出し合いながら強固なスクラムを目指します。
BKはボールキャリアーとサポートプレーヤーの関係などを意識した練習が繰り返し行われました。特に、ボールキャリアーに対してのサポートの仕方については、どうしてもボールキャリアーの外側に行きがちになってしまうサポートプレーヤーに対し、しっかりとボールキャリアーの動きに対してアプローチしていくこと、外側で抜きに行くのではなく、自分たちでスペースを創り出してディフェンスを突破していくようにとの細かな指示が飛びました。
最後は、キックパスの練習をして終了。エリサルドヘッドコーチの考えるラグビーでは、キックはオプションの一つではなく、ボールを継続させるための重要なプレーです。BK全員が試合で使えるよう何度も練習を重ねました。

8日は、午前中に練習を行い、午後、試合会場のある京都へ移動します。いよいよ8日はメンバー発表です。試合まであと2日、しっかりと準備してグルジアを迎え撃ちたいと思います。

LOに座るイメージでセットする   8人でしっかり組むFW陣
LOに座るイメージでセットする 8人でしっかり組むFW陣

キックパスを行うBK陣  
キックパスを行うBK陣



5月6日(土)

グルジア代表戦に向けた日本A代表合宿2日目。午前・午後と練習が行われました。

午前中は、大阪城を望む大阪城公園内で練習を実施。太田コンディショニングコーチによるウォーミングアップの後、14対10に分けアタックディフェンス形式での練習が行われました。これは、エリサルドヘッドコーチ就任以来続けられている練習で、従来から日本で行われている少ない人数から、段階的に人数を増やし試合形式に持って行きチームの全体像を作り上げていく練習方法に対し、まず試合形式の練習を行い全体像から細かな部分にフォーカスを当てて修正していくという独自の方法を取っています。

初めて参加した選手には戸惑いがありましたが、午前中の練習では、フランス合宿に参加したメンバーが積極的にチームを引っ張ってくれました。

午前の練習は大阪城を望む公園で行われた   午前の練習では、フランス合宿メンバーが積極的に引っぱった
午前の練習は大阪城を望む公園で行われた 午前の練習では、フランス合宿メンバーが積極的に引っぱった

ボールを受ける守屋選手   選手へ指示をするエリサルド ヘッドコーチ
ボールを受ける守屋選手 選手へ指示をするエリサルド ヘッドコーチ

午後は会場を近鉄花園ラグビー場に移し、コンタクト練習を中心に行われました。ウォーミングアップでは、これから始まるテストマッチシリーズで対戦する、今まで以上に体格的に上回る相手に対して当たり負けないような体の使い方を意識付ける練習が行われました。

その後、FW・BKに分かれFWは接点の攻防を意識した練習を、BKは1対1のタックル練習からタックル後のボールのつなぎまでの練習を行いました。とにかくディフェンスにおいて重要なのは内側を抜かれないこと。FW/BK共に、内側から圧力をかけてタッチラインに押し出すようなディフェンスに取り組みました。練習の最後には、午前中に行った14対10を再度行い終了しました。

夕食時には、本日誕生日を迎えた大野選手と曽我部選手にバースデーケーキが贈られ、チーム全員で二人の誕生日を祝福しました。今回のセレモニーを仕切ってくれたのは、榎本選手と三宅選手の二人。事前に他の選手たちを会場に集め、段取りの説明や会場演出まで盛り上げてくれました。本人たちは突然のサプライズに最初は驚いていたようですが、とても喜んでくれ美味しそうにケーキを頬張ってくれました。

初日の練習を終えたばかりでまだまだコミュニケーション不足は否めませんが、徐々にチームとして動き出しました。練習時間は残り少ないですが、グルジア戦勝利に向かって頑張ります。引き続き、応援よろしくお願いします。

BKは1対1でタックル練習を行った   パスした後もしっかりコミット
BKは1対1でタックル練習を行った パスした後もしっかりコミット

徐々に激しさを増した練習   接点で激しい攻防をするFW陣
徐々に激しさを増した練習 接点で激しい攻防をするFW陣

今日は大野選手と曽我部選手のバースデー  
今日は大野選手と曽我部選手のバースデー



5月5日(金)

5月10日に行われる日本A代表対グルジア代表戦に向け、大阪に日本A代表の選手たちが集合しました。集合日となった今日は、市内のジムにて大道ストレングスコーチによるウエイトトレーニングを行い、上半身・体幹・下半身とみっちり2時間のメニューをこなしました。

夕食後、全体ミーティングが行われ、代表チーム事業部太田ジェネラルマネージャー、エリサルドヘッドコーチ、永田・中山両コーチから日本代表の活動方針、戦術等の説明がありました。
太田GMは、「我々は、ワールドカップで2勝という未だかつて誰も成しえていないことをやろうとしている。ここにいる選手諸君がその役目を担うということを忘れないでほしい。自分自身をコントロールできるのは、自分自身しかいない。揺ぎ無い強い心を持って取り組んでほしい」と話し、エリサルドヘッドコーチは、「我々は、ワールドカップで2勝という目標を持っている。この目標を達成するため、そして世界と戦うために、フィジカルの強さを求めている。我々が選手を選ぶうえで、これが一つのセレクション材料となるので忘れないでほしい。短い期間ですが高い意識を持ってこの合宿に取り組んでください。ここに集まった選手諸君のラグビーに対するクオリティは評価しています。我々が求めていることに対して応えてくれることを確信しています」とのメッセージが選手たちに贈られました。

6日からグルジア戦に向け、本格的な練習がスタートします。応援よろしくお願いします。

日本A代表


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