関西協会
橋元教明

Referee 活動

10月29日Auckland VS BOP(AR1)
11月12日ティアムツセブンズ(REF)
今シーズン15人制の最終担当試合はデベロップメントゲームのARを行いました。

Team Auckland VS BOP
REF  Paul head
AR1  Noriaki Hashimoto
AR2  Auckland  Ref

この試合の課題はAR研修で学んだことを実践しプレーに対して多少前方または後方にいるポジショニング、プレーヤーとラインの両方が見える角度が確保できる位置取りを行うということを念頭におきポジショニングしました。そして選手と並行しないように気をつけるということ意識して取り組みました。
実践により感じたことしっかりポジショニングをとることでより正確に判定ができるのだと感じました。このような1つ1つ学びを大切に今後の糧にできればと思います。
また11月12日にセブンズのゲームを担当しました。ティアムツセブンズ大会中3試合。普段あまりセブンズに携わる機会がないのでとても良い経験をさせていただきました。しかし、ポジショニングなどはまだまだ自身で研究の必要があると感じています。

Auckland VS BOP Auckland VS BOP

 

ラグビーワールドカップの閉会に伴い、ワイカトのラグビーシーズンも終わりを告げました。
11月から新たに月・火曜日の午後に現地に住んでいる日本人もしくはハーフの児童を対象に日本語学校で勉強を教えています。
そして、木・金曜日のどちらかに現地のプライマリースクールSt Columba's School(日本でいう小学校)で授業見学、授業補助などお世話になっています。

現地の生活実態

NZでは1年中、大人から子どもたちがラグビーをしているわけではなく、オフシーズンは違うスポーツやアクティビティーを楽しんでいます。
(例)シーズンが終わると、クリケットや水泳、ネットボール(ポートボールのようなスポーツ)などの違うスポーツを行ってアクティブに過ごしています。またNZは山登りや自然を歩くトレッキングなども有名です。このようにオフシーズンを楽しんで現地の人は過ごしています。

クリケットの様子

 

日本とNZのシステムの違い(対象 小学生~中学生)

NZでは学期ごとに全クラブの選手登録が一旦終了し継続したければ再度申込む。というシステムになっています。学期ごとに自身が入りたい好きなスポーツクラブ、クラブを選び活動を行うことができます。
日本の場合と比べると日本の場合、1度クラブに入ってしまうと再度、新しいスポーツに挑戦することは少し難しいように思います。その理由として、特に中学生においては、ほとんどの学生が最初にクラブや部活動を選んでから卒業までの3年間を同じクラブで活動しています。また中学校では3年間同じクラブで続けることにも意義をおいています。ですので、デメリットとして現状の日本のシステムでは幅広くのスポーツ分野を子どもたちが体験することは現在の状況においては少し難しい環境であると感じています。メリットとしては同じスポーツを続けることにより、そのスポーツの専門的なスキルは向上する点だと思います。
次にNZシステムでは半年ラグビー、その後、半年クリケットや水泳など他競技を選択できます。また複数のスポーツクラブに入ることもできます。
私が感じたことは日本の場合も、もっと子どもたちに選択の機会があってもよいのではないかというふうに感じました。最近では各界プロ選手やクラブチームの練習に他の競技やスポーツの要素を取り入れて練習していると聞きます。このように1つの競技だけでなく多くの競技を体験することにより適正や各能力の向上なども期待できると思います。そうすればもっと日本のスポーツ界全体のすそ野がひろがっていくのではないかと感じました。
学校現場ではラグビーワールドカップをトピックにそれぞれの国の文化、言語、などを調べ友達に紹介する取り組みも行われました。そして、その後調べた内容を掲示物としてみんなが読んで交流できるように掲示しています。やはりラグビー大国だけあり、子どもから大人に至るまで、全員で今回のワールドカップを盛り上げているように感じました。このような内容は教科書にありませんが旬の話題をもとに勉強をすることも良い方法の1つであると改めて実感しました。

St Columba's School

World cup 掲示物 Reading

 

最後になりましたがISA研修に伴いオリンピック委員会、日本ラグビーフットボール協会の皆様をはじめ職場、地域協会、レフリーの皆様など多くの方々に感謝と共に御礼申し上げます。