公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長・土田雅人、東京都港区)は、2022年3月に発足した「ラグビー競技における脊髄損傷への再生医療適応プロジェクト」をさらに発展させて、スポーツ界における最先端医療への研究支援推進の機運の醸成と、重症外傷が発症した際に選手が最先端の医療を受けるための情報ネットワークの構築を具現化すべく、「ラグビー重症外傷への最先端医療推進支援基金」を設立いたしましたので、お知らせいたします。


ラグビー競技の健全なる発達と社会文化の向上発展に寄与することを目指して、最先端医療に関わる情報提供、研究支援、国際競技連盟のワールドラグビーなどの関係団体との連携、搬送支援システムの構築のほか、基金に関わるチャリティ活動、オンライン寄附の受付なども開始いたします。なお、これら活動内容の詳細につきましては、当協会が運用する専用ホームページ、当協会の活動報告として発行する「JAPAN RUGBYアニュアルレポート」などを通じ、適宜ご報告してまいります。

 

■今後の予定

・専用ホームページの開設  URL: https://r-med.jp/ 

これまでの活動記録の他、脊髄損傷に関わる最新医療研究情報、海外の取り組み、オンライン寄附の受付に関するご案内、今後の活動予定などの情報を随時掲載
 

・試合会場における告知活動の実施

6月28日(土)秩父宮ラグビー場で開催される「リポビタンDチャレンジカップ2025 JAPAN XV vs マオリ・オールブラックス」の試合会場において、同プロジェクトに関わる情報提供のためのブースを出展
 

■土田雅人 公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 会長 コメント

「ラグビーワールドカップ2019日本大会において得られたレガシーは、これまで長きにわたって日本ラグビーを支えて下さった皆様によってもたらされたものであり、このレガシーを後世に残し、日本ラグビーをさらに発展させていくことが、私どもの使命であると考えております。

この度、弊協会は、ラグビー重症外傷への最先端医療推進支援基金を立ち上げました。これは、ラグビー競技の健全なる発達と社会文化の向上発展に寄与することを目的に、スポーツ界における最先端医療への研究支援推進の機運を醸成し、重症外傷が発生した際に選手が最先端の医療を受けるためのシステムと情報ネットワークを構築するためのものです。これらの取り組みを通して、全国のラグビー選手、レフリーや指導者の皆様、チームや協会関係者、支援者そしてファンの皆様と一体となって、『ラグビーが、世界一身近にある国』への歩みを進めていきたいと考えております。どうか、ラグビー重症外傷への最先端医療推進支援基金活動へのご理解と共に、日本ラグビーのさらなる発展に向けて、温かいご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます」

 

以上