●8月24日(日) DAY4

カップトーナメントの準々決勝の相手は中国でした。

中国は、予選でスリランカに負けたものの良い勝負をしており、力が推し量れない怖い相手でしたが、またしても均衡を破ったのはテアウパでした。自陣でのペナルティーから速攻を仕掛け、ポイントをつくり敵を寄せたところで笠木からレメキへとパスが渡り中央へトライ。後半1トライ差に追い上げられるも、最後は突き放しての勝利となり準決勝の韓国戦へと駒を進めました。

韓国は、足が速い選手が多く、スペースがあると勝負してくる注意が必要な相手でした。開始早々、左右に大きく振られ、最後は注意していた足が速い選手に走られ先制される展開となりました。
日本もすぐにルーズプレイから松井が快速を飛ばして同点に追いつきましたが、ディフェンスラインの乱れを突かれて2本連続でトライを許す苦しい展開となりました。最後にトライを返すもノーサイドとなり3位4位決定戦へ進むこととなりました。

最終戦の相手は、スリランカでした。
この日も気温が高く、32度となっていましたが、グラウンドが人口芝であり、照り返しもあるのでグラウンドの状況は35度を超えていたのではないかというぐらいのコンディションでした。
連戦の疲労と、決勝に進めなかったことでチームの士気が下がるところですが、瀬川ヘッドコーチとロジャー氏からの「強いチームは、2回連続で負けない。ここでもう一度チームとしてまとまっていけるかが今後に繋がる」という言葉で奮起し、最終戦の日本代表としての戦い方を確認し試合に臨みました。
試合は、マイボールキックオフからスタート。
キックオフ直後の相手ペナルティーを速攻でテアウパが仕掛けてトライ。その後は、良い集中力で韓国戦の反省も修正しつつゲームを進め42対12と勝利し3位となることが出来ました。

今大会は、5名がアジアシリーズ初参戦でした。今後に繋がる結果となったと思います。
最後になりますが、応援して下さったファンの方々、サポートして下さった現地の方々に心より感謝いたします。今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。

男子セブンズ日本代表「香港セブンズ」遠征レポート
ハーフタイム時の円陣
男子セブンズ日本代表「香港セブンズ」遠征レポート
ゲーム終了後地元のテレビ局のインタビューを受ける瀬川ヘッドコーチ(通訳:木村マネージャー)
男子セブンズ日本代表「香港セブンズ」遠征レポート
香港の空港にてリエゾンでお世話になった辰巳さん(前列中央)と集合写真
●8月23日(土) DAY3

いよいよ試合当日となりました。この日はプール戦。初戦はUAEとの試合でした。
開始早々染山のトライを皮切りにトライラッシュ。相手にほぼゲームをさせず、得点も与えず51対0で勝利することが出来ました。
次のゲームはマレーシアとのゲームとなりました。前半は、一進一退の緊張感ある展開となりましたが、相手のイエローカードで数的有利となり、ディフェンスの間をテアウパがこじ開けてのトライで先制しました。後半もトライを重ね予選プール1位で第2日へ進むこととなりました。

男子セブンズ日本代表「香港セブンズ」遠征レポート
マレーシア戦
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●8月22日(金) DAY2

香港は雨のイメージがありましたが、この日は快晴でした。最高気温も30度を超え日本よりも日差しが強く感じ、人口芝からの照り返しもあり体感温度は35度を超えていたと思います。とても暑く感じました。暑さ対策も重要であることを再認識しました。

恒例の練習前のミーティング後、早速練習へ行きました。明日試合が行われる競技場は、競馬場の中にあります。その隣のグラウンドで練習となりました。ホテルから徒歩10分以内で競技場へ行けますので、選手にとってもストレスが少なく立地はとても良い場所です。

この日も、セットプレイを中心に練習を行いました。最終確認もスムーズにでき、移動の疲れも少なくコンディションは上々です。1時間のセッション後、近くのプールでクールダウンをし、夕方ジャージプレゼンテーションを行いました。瀬川ヘッドコーチとランデル氏からのコメントのあと、一人ひとりが決意表明をしましたが、その一言ひとことからもしっかりした準備ができていることが伺えました。明日23日プール戦を行い、24日順位決定戦となります。精一杯戦いますので日本からのご声援よろしくお願いいたします。

男子セブンズ日本代表「香港セブンズ」遠征レポート
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●8月21日(木) DAY1

本日、無事香港へ到着しました。朝6時前に狭山のホテルをバスで出て3時間ほどのフライトでした。ブラジルへの30時間の道のりを経験したメンバーもいますので、それに比べれば短いフライトでした。
空港に着くと、香港の遠征では毎回お世話になっているリエゾンの辰巳さんが出迎えてくださいました。

ホテルに着いてすぐに、短いとはいえ移動で固まった身体をほぐすために練習場へ向かいました。最初は体が重そうでしたが、ファンセッションもあり、コミュニケーションもよく出ており良い汗を流しました。
明日一日最終確認をし、23日の初戦に臨みたいと思います。

男子セブンズ日本代表「香港セブンズ」遠征レポート
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