平林泰三
日本協会公認A級レフリー
大会名称: HSBC アジアン7sシリーズ インド・ムンバイラウンド
大会会場: ムンバイ・ジムカーナ・クラブ グランド(インド・ムンバイ)
開催日: 2013年10月12-13日
宿泊: トライデント ホテル
Nariman point, Mumbai 400 021 India

【マッチオフィシャルズ】

レフリー: トビ・ロディアン(香港)
デウィ・ローランズ(香港)
マーク・ジャクソン(UAE)
アーロン・リトルウッド(シンガポール)
大槻卓(日本協会)
平林泰三(日本協会)
レビューアー: ディルロイ・フェルナンド(スリランカ)
マネージャー: アラン・ウィッカム(UAE)

【スケジュール】

10月11日 AM 成田空港からインドに出発
PM デリーで国内線に乗り換え、ムンバイへ到着
タクシーでホテル移動、チェックイン
10月12日 AM レフリーミーティング
大会第1日目
PM レビュー
リカバリーセッション
レフリーディナー
10月13日 大会第2日目 PM ファンクションパーティー 10月14日 AM チェックアウト、タクシーで空港移動
ムンバイを出発
デリーで乗り換え、東京へ出発
10月15日 AM 帰国

【担当試合】

第1日目 イラン  47-0  アフガニスタン
韓国  41-5  シンガポール
香港  36-12 マレーシア
第2日目 カップ準々決勝
マレーシア  26-12 韓国
カップ準決勝
香港  33-19 スリランカ
3位決定戦
スリランカ  31-10 マレーシア

【まとめ】

アジアセブンズシリーズの3ラウンド目となるムンバイラウンドへレフリー参加した。今回の遠征については、約2週間前に派遣連絡をもらい、インドビザ申請を出発前ぎりぎりで取得出来、非常に慌ただしい準備での遠征となった。
また、スケジュールとコンディション共に非常に過酷な遠征となった。現地に到着したのは、大会開幕前の深夜となり、国際線と国内線の乗り継ぎでの移動により約20時間の移動を経て、無事に現地ホテルへ到着した。また、大会期間中も厳しい気候で、30度を超える気温と直射日光、時折、大雨に見舞われて湿度が非常に高く、またグランド状態も悪く、多くの選手たちが足首や膝を負傷するような状況であった。

今回の大会には、16チームが参加予定であったが、パキスタン代表が急遽棄権という事になり、15チームが大会参加する事になり、12チームによるプール戦と、3チームによる交流戦という位置づけで大会運営がなされた。
大会参加に際して、各自のトーナメントプランを作成し、事前に提出した。自分自身のテーマとしては、ブレイクダウンでのボールリサイクルスピードを速くするようにレフリングして行く事、ゲームでのバランスを持ったマネジメント、アシスタントレフリーとの連携の精度向上、の3点に絞って大会に挑んだ。特に、アシスタントレフリーとの連携は非常に重要で、この大会の参加アシスタントレフリーが全て現地協会のレフリーと言う事もあり、試合中だけではなく試合の前後の空いた時間でも積極的にコミュニケーションを取って、プロトコル確認や基準合わせをしておく事が必須であった。

非常に順応が難しい状況ではあったが、1日目と2日目の各試合を通じて一貫したパフォーマンスを出す事が出来、ゲームのテンポアップや、判定の明確性、ゲームバランスについては充分に達成する事が出来た。
また、今回参加したレフリーの多くが最終ラウンドとなるシンガポールラウンドに参加すると思われるが、短い時間ではあったが大会期間中に良いコミュニケーションが取れた為、より強いマッチオフィシャルグループとしてまとまって来たのは非常に良い事だった。

最後に、現地での送迎等、暖かく迎え入れてくださったインド協会と大会関係者の皆様に多大な感謝をすると共に、大変貴重な機会を頂いたアジア協会に感謝いたします。