清水 塁
日本協会公認 A1級レフリー

2013 TRUE GRIT GUAM RUGBY INTERNATIONAL TOURNAMENTに派遣を許可頂きました小西安株式会社関係者様、誠にありがとうございます。今回の大会参加内容について下記のとおりご報告申し上げます。

【2013 TRUE GRIT GUAM RUGBY INTERNATIONAL TOURNAMENT概要報告】

派遣期間 : 4月19日(金)-4月22日(月)
大会期間 : 4月20日(土)-4月21日(日)
派 遣 地 : GUAM
スポンサー: Budwaiser

【派遣スケジュール報告】

派遣日程 :
4月19日(金) AM・PM 移動 NARITA - GUAM
4月20日(土) AM・PM 試合 予選プール(大会1日目)
4月21日(日) AM・PM 試合 決勝トーナメント(大会2日目)
4月22日(月) AM 移動 GUAM - NARITA
開催場所 : WETTENGEL FIELD
OFFICIAL : GRAEME(香港)、ALEX(香港)、DAWN(香港)、ROSS(GAUM)、JAY(GUAM)

【業務詳細内容報告】

【4月19日(金)】
日本を11時20分発グアム行きの飛行機で出発しました。グアム国際空港(ミクロネシア最大の空港)では、GUAM RUGBY CLUB(以下:GRC)のJAY氏が温かく出迎えてくれました。JAY氏に送迎頂き、宿泊ホテルに移動。到着初日はコンディショニングに努めました。今大会は、グアムラグビー協会が主催する大会ではなく、グアムで4チームある内の1チームであるGRC主催の大会とのこと。今大会に出場したチームはGRCの中でチーム分けを行った5チームと日本からMINATO MIRAI MARINERS、KURUMI CLUB、TIN TIN’sの3チームです。

【4月20日(土)】
起床後、朝食会場へ移動。早朝6時にグアム国際空港に到着した香港より派遣されたGRAEME(香港)、ALEX(香港)、DAWN(香港)と朝食会場で面談し、コニュニケーションをとりました。朝9時にホテルから送迎バスで出発し、試合会場であるウエッティンゲル ラグビーフィールドへ向かいました。試合会場に到着すると、昨年この大会に参加された谷口かずひとレフリー(以下:谷口レフリー)の報告書通りの芝でやや凸凹があり、メインスタンドが鉄骨で組まれておりました。バックスタンドは土手であり、その上にテントが張られており、各参加チームが使用できる形になっておりました。メインからバックにかけて高低差があり、走ると傾きを感じられるグラウンドでした。出発前に谷口レフリーとコニュニケーションを取れる機会がありましたので、助言を頂き、コンディショニング調整をすることが出来ました。

グラウンドでは、例年通りレフリーのアポイントメントが明確ではない為、今年も香港のレフリー(GRAEME氏)がリードして試合のアポイントメントを行いました。

今大会における試合は、男子は10人制で各10分ハーフ、ボウル、プレートの決勝は10分ハーフ、カップの決勝は15分ハーフである。女子は7人制で7分ハーフの3試合、U20男子も10人制で各10分ハーフにて行われました。初日の男子はA,B二つのプールに4チームずつ振り分けられ、総当たりで試合を行い、その結果によりシールド、ボウル、プレート、カップ各トーナメントが行われました。

清水としては、予選プール(大会1日目) 男子10人制 PARA TOBU vs BABAS(19-7)、TIN TIN’s vs OLD SOAKS (19-12)、GUAHAN DORKS vs OLD SOAKS (62-0)の 3試合担当した。

現地の気温は摂氏32-34度程であり、試合中はかなり暑く、体力を急激に奪われます。先日参加した第27回SEVEN A SIDE(関東大学リーグ戦連盟主催)時に、アドバイス頂きましたセブンス大会でのリカバリー方法やアップ方法(平林泰三レフリーより)を駆使して、コンディショニング維持を行った結果、良いパフォーマンスを最後まで維持することが出来ました。

【4月21日(日)】

初日同様に朝9時にホテルから送迎バスで出発し、試合会場であるウエッティンゲル ラグビーフィールドへ向かいました。アポイントメントは昨日に引き続き、香港のレフリー(GRAEME氏)が行いました。初日のパフォーマンス評価を加味して、アポイントメントが決まりました。男子10人制のカップ決勝をアポイントされました。

大会2日目のトーナメントに入ると、ぐっとレベルが上がり、ゲームの難易度も上がります。判定精度の維持とレフリーチームのレフリング指針を守りながら大会運営を行いました。大会途中で、レフリーアポイントメントを行っていたGRAEME氏が膝の負傷で途中リタイアとなり、急遽 男子10人制のボール決勝もアポイントされました。

清水としては、トーナメント(大会2日目)は4試合担当した。
トーナメント(大会2日目) 男子10人制
ボール準々決勝  BABAS vs OLD SOAKS (0-5)
U20シールド決勝 GRC vs PARA TOBU(31-0) ← 香港レフリー負傷の為
ボール決勝    TIN TIN’s vs OLD SOAKS (24-17)
カップ決勝    GUAHAN DORKS vs MINATO MIRAI MARINERS (29-22)

MINATO MIRAI MARINERS
KURUMI CLUB
TIN TIN's
REFEREE TEAM

最後に
今回、派遣依頼から準備期間が短い中での海外派遣でした。過去数回の海外派遣の経験から、忍耐力や免疫、予想される事前準備・コンディショニング管理能力の向上により、今回もベストパフォーマンスが発揮できました。個人的に良い収穫となった。今後も更なる成長と発展の為、今後出た課題を、一つでも改善して、良きレフリー、良き人格者になれるよう精進していくしだいです。今回、ご尽力頂きました すべての関係者様に御礼申し上げます。