■2013年6月28日(金)

モスクワ滞在4日目。女子7人制日本代表「サクラセブンズ」は、朝食前にホテルの近くでジョギングした後、午前練習としてルジニキ・オリンピック・コンプレックスの練習用ピッチでキャプテンズランを行いました。

パス練習(井上)

試合形式の練習(横尾)

試合形式の練習(大黒田)

試合形式の練習(冨田)

練習は選手対チームのスタッフのタッチフットで開始。その後、前日のブラジル代表との練習試合の映像を何度もチェックしながら、翌日からの試合本番に向けて、自分たちの動きを再確認しました。

浅見ヘッドコーチは練習に先立ってこの日朝にチームホテルで行われたメディアインタビューの中で、サクラセブンズについて次のように語っています。
「きれいなラグビーをするつもりは無い。今のメンバーには、世界レベルで派手なプレーをする選手や、本当に足が早い選手、パワフルなプレーができる選手はいない。ただひたむきに、粘り強くプレーし続ける。泥臭く最後まで諦めない。それがサクラセブンズ。今回の大会が、女子ラグビーの新しいスタートになれるような、また、選手たちがこの試合を通じて一流の選手になれるような、そんな大会になればいいと思う。」
 

お互いの肩に手を置いて移動

練習後はチーム全員が駐ロシア日本大使公邸での昼食会にご招待いただき、原田親仁大使や外務省の上月豊久欧州局長、大使館員などの皆様方にご歓待と激励をいただきました。

■2013年6月27日(木)

モスクワ滞在3日目。女子7人制日本代表「サクラセブンズ」は、ルジニキ・オリンピック・コンプレックスの練習用ピッチでブラジル代表とタックルをホールドに代えた形式の練習試合を行いました。
大会登録メンバーからははずれた2選手も含めたスコッドの14人全員が出場して7分間ハーフを4本、計2試合分行い、結果はトライ数で日本3本、ブラジル2本と勝利しました。

練習試合後は試合会場の下見に行きました。土曜日にプール第1戦、第2戦を行う「ゴドグロスタジアム」や第3戦を行う大会のメインスタジアム「ルジニキスタジアム」、試合と試合の間にチームが待機する「プレイヤーズビレッジ」を見学し、試合当日に向けて動線の確認などを行いました。

夜は、モスクワ市内の日本料理店でチームディナー。サクラセブンズのモスクワ到着時から付きっ切りでチームの世話をしてくれている2人のリエゾン、アレクセイとダリアもまじえて、つかの間のリラックスした時間を過ごしました。

■2013年6月26日(水)

前日の夜にモスクワ入りしたばかりの女子7人制日本代表「サクラセブンズ」は、モスクワ滞在2日目から本格的にトレーニングを開始しました。まずは試合会場となるルジニキ・オリンピック・コンプレックスにあるジムで、1時間のウェイトトレーニングを行いました。

「移動してから初めのトレーニングは大切。しっかり汗をかいて、身体を動ける状態にしよう」と宮崎S&Cコーチ。

午後は同コンプレックス内の人工芝のピッチで約1時間のセッションを行いました。予想以上の暑さの中、水を頻繁に取ったり、氷で首を冷やしたりしながら、練習に取り組みました。
モスクワ入りしてから初めての、ピッチ上でボールを使ってのセッション。個人技術の練習に続いて、タックル後に反則を取られないようなボールへの働きかけを意識した練習や、ピッチ全面を使った試合に近い形の攻防の練習などを行いました。

 最後は疲れを残さないようにアイスバスに入って、モスクワ2日目の練習を終えました。

タックル

試合形式の練習

試合形式の攻防の練習 大黒田選手

コンタクト練習

ブレイクダウン

加速走

タックル 山口選手

試合後は氷で暑さ対策

浅見ヘッドコーチは練習を振り返り、「初練習ということと暑さで体が重いところがあったが、選手はリラックスしながらも気持ちが入っていて、いい状態だと思う」と話しました。
 

この日は午後に男女全チームのキャプテンによる大会公式フォトセッションが赤の広場で行われました。

これに参加した中村知春キャプテンは交通渋滞を避けるため、試合用ジャージー姿のまま、赤の広場から地下鉄で同コンプレックスまで移動するという貴重な経験も積みました。