女子選抜A vs 女子選抜Bは熟練さに勝ったBに軍配

女子日本代表候補強化選手の試合が、4月18日に秩父宮ラグビー場で行われました。この試合は、2006年のワールドカップ出場を目指し、強化を進めていくためと、今年11月に予定しているヨーロッパ遠征(オランダ、アイルランドを予定)へ派遣の代表選手のセレクションの一環として行われました。

試合は初夏のような陽気の中で行われました。前半は選抜Aが、ラックからの球出しのテンポが良く、押し気味の試合運びでしたが、ラグビー経験年数の長い選手が比較的多かった選抜Bが徐々に盛り返し、前半終了間際に早めのパス回しから、余ったWTBの岡田にうまく繋げトライをあげ、FB長谷部のコンバージョンも決まり、7-0で終了。

後半は暑さから足がつる選手が多く見られ、AもBも少しゲインしてはミスを繰り返す試合運びの連続となってしまいました。そんな中でゴール右よりでのPKのチャンスをBの長谷部が決め、数分後同じく長谷部がディフェンスをハンドオフでかわしトライ。自らコンバージョンを決め、17-0とAを突き放しにかかりました。Aも再三敵ゴール付近までは行きますが、肝心なところでのミスが目立ちなかなか得点ができません。かろうじて試合終了直前にモールを押し込みHO井手がトライ、FB河野がコンバージョンを決め17-7とし、一矢を報いました。

選手達は、秩父宮での試合に張り切り、前日と当日の午前にかなり練習をして臨みましたが、暑さに対するコンディショニングと、個々のフィジカル面で反省点の多い試合となりました。