8月22日、(財)日本ラグビーフットボール協会は、オーストラリアラグビー協会と共同プログラムを提携し、強化・普及でさまざまな活動を行うべく歴史的なラグビー協定締結に合意しました。

オーストラリアラグビー協会のチェアマン デリック・クマ氏とCEO ガリー・フラワー氏が来日し行われた共同記者会見では、オーストラリア協会のチェアマン デリック・クマ氏と日本協会の会長 森喜朗が、「第1グループ内の競争力の維持・さらなる向上」と「第2グループの強化プログラムを通じ、さらなる発展をすることで、第1グループとの実力差を縮める」というIRBの戦略的な目標達成のため共同プログラムに取り組む決意を表明しました。

◎森喜朗:(財)日本ラグビーフットボール協会会長
「この共同プログラムを通じて、オーストラリア協会との関係強化を図ります。オーストラリア協会の最先端の技術やスポーツ科学などのノウハウを提供していただくことで、日本代表の強化、さらには今後のラグビーワールドカップにおいて、準々決勝進出という目標につながっていくものと期待しております。また新しい国際大会の設立やコーチ・選手・レフリーとの交流についても活発的に深めていきたく思っております」

◎デリック・クマ:オーストラリアラグビー協会チェアマン
「オーストラリア協会は、世界のラグビーをリードする立場であることを認識しています。特にアジア・環太平洋地域の第2グループの普及・発展について責任を感じております。今後、現実的なチャンスとしてアジア・環太平洋地域からラグビーワールドカップにおいて、準決勝に進出できる代表チームが出現できるサポートを行っていきたいと思っています。
我々オーストラリア協会は、これまで日本協会との親密な関係を築いてきました。過去にはエディ・ジョーンズ氏(現ワラビーズ監督)やグレン・エラ氏が日本代表チームのアシスタントコーチとして携わりました。また我々は、頻繁に日本の高校・大学・社会人チームの遠征を受け入れおります。レフリー交流も継続して行われております。特に、2003年ラグビーワールドカップで日本代表チームを受け入れたタウンズビルやゴスフォードでは、多くの市民が日本代表を応援しました。このラグビー協定締結を機に、さらなる両国協会の友好関係を強化していきたいと思っております」