早稲田大・清宮監督、連覇へ自信示す

=出場16校代表が記者会見=

第42回全国大学ラグビーフットボール選手権(18日開幕)を6日後に控えた12日、東京・青山の日本協会で出場16校の代表者を集めて記者会見が開かれ、席上、前回覇者の早稲田大・清宮克幸監督は「監督に就任して5年目、今回は最も強いチームだ」などと連覇へ向けて力強く抱負を語った。16校の代表者のコメントは次の通り。

<早稲田大-立命館大=18日、秩父宮>
◎早稲田大・清宮監督:
監督になって5年目で最も強く、スピード、展開力のあるチームになった。何より集中力がすごい。佐々木主将もリーダーシップを発揮してチームはまとまっている。

◎立命館大・岩井コーチ:
関西リーグでは不本意な5位に終わった。しかし、なかなか対戦する機会がなかった早稲田との対戦を前向きにとらえ、何も失うものがないわれわれは、全力でぶつかっていくだけだ。

<京産大-慶応大=18日、瑞穂>
◎京産大・野崎コーチ:
今季はNZ出身のコーチを迎え、最新のNZラグビーを取り入れた。メンバーは若いので、出来、不出来があるが、ここまできたので、まず1勝を狙いたい。

◎慶応大・松永監督:
とにかく京産大に勝つのが目標。FW戦とタックル、これしかない。慶応らしいひたむきなラグビーで、18日は必ず勝つつもりでいく。

<大体大-明治大=18日、花園>
◎大体大・坂田監督:
シーズン当初からけが人が多く、いまだにベストメンバーを組めないが、それでも関西2位になった。一戦ごとに、チーム力をつけてきているので、試合が楽しみだ。

◎明治大・境監督:
対抗戦は若いメンバーがいろんな経験を積んできた。一戦一戦集中して、チーム一丸となって戦う。

<福岡大-法政大=18日、平和台>
◎福岡大・村上監督:
2年連続17回目の出場だが、まだ一度も勝っていない。九州勢は過去一度だけ勝っているが、何とか勝ちたい。ディフェンスを頑張り、一丸となって法政にぶつかる。

◎法政大・安原主務:
リーグ戦は2敗したが、その弱点を修正しながら、あくまで日
本一を目標に一戦一戦、全員で頑張りたい。

<同志社大-流通経大=18日、花園>
◎同志社大・山神コーチングアドバイザー:
関西の1位チームとして、毎年、関東勢に挑んできた。チームはまだまだ伸びているので、ひとつでも多くゲームをやりたい。

◎流通経大・内山ヘッドコーチ:
タフなリーグ戦を戦ってきて、選手権に出場できることを喜んでいる。代表(関東第5)になったプライドをもって、同志社に必ず勝ちたい。

<東海大-帝京大=18日、熊谷>
◎東海大・木村監督:
初戦の帝京大にすべてをぶつける。厳しい試合が予想されるが、これまで培ったものすべてを出せるよう、この1週間で仕上げたい。

◎帝京大・渡辺コーチ:
今季は大森主将のもと、順調な成績できた。FWが強いという印象があるが、バックスで得点できることを見せたい。あと1週間、しっかり練習して試合で感動を与えたい。

<大東大-天理大=18日、瑞穂>
◎大東大・ラトウ監督:
監督に就任して4年目。前回大会は久しぶりの出場、今回も厳しいリーグ戦だった。天理大も21年ぶりの出場で勢いがあり、初戦勝利に向けて頑張りたい。

◎天理大・小松監督:
久しぶりの出場を喜んでいる。18日の試合が楽しみ。小柄だが、一生懸命タックルして、いい試合をやりたい。初戦はセカンドジャージなので、何とか勝って、2回戦はファーストジャージで戦いたい。

<日体大-関東学院大=18日、秩父宮>
◎日体大・米地副部長:
対抗戦5位はけっして満足のいく結果ではないが、当初の選手権出場という目標はクリアした。強豪の関東学院の胸を借りるつもりで、思いきってぶつかる。

◎関東学院大・秋山コーチ:
去年のメンバーが残ったが、シーズン序盤はもたついて黒星を喫するなど、いまひとつまとまりを欠いた。有賀主将を中心にチーム力を整え、徐々に強くなっていきたい。