U19世界選手権大会2006

4月5日よりUAE・ドバイにて行われる『U19世界選手権大会(IRB Under19 World Championship Dubai 2006』に参加するU19日本代表の活動について、下記の通りお知らせいたします。

  昨年の大会から。対U19アイルランド代表戦
昨年の大会から。対U19アイルランド代表戦

(財)日本ラグビーフットボール協会技術委員会は、U19日本代表の活動を日本代表強化への下地を構築する上で重要なものとして強化に取り組んでまいりました。萩本監督就任以来、昨季から取り入れているフランスラグビーのエッセンスを重要なファクターとして位置付け、今後選手達が各年代の代表からスムーズに日本代表に移行できるよう指導して来ました。今回の世界選手権大会に関しては、Aグループの確保はもちろんのこと2004年南アフリカ大会の7位以上を狙ってまいります。

昨年12月に行われたU19アジア大会では韓国代表をノートライに抑え、優勝することができました。過去10回のアジア大会においては日本と韓国が優勝を分け合っている状況です。
毎年開催されているU19世界選手権大会は、もともとフランスに拠点があるFIRAが主催し、ヨーロッパ中心に行われていました。1998年大会からIRBとの共催となり、2004年大会からはIRBの単独開催となっています。日本は1998年大会から参加、Aグループに位置し続けています。今までの最高位は2004年南アフリカ大会での7位です。

U19日本代表は萩本監督就任以来、同監督が2005年日本代表監督時に導入を試みたフランスラグビーをユース世代においても重要な部分として考え、U19のプレーにもフランスラグビーのエッセンスを注入するように取り組んでいます。特に個人の基礎スキル、判断力のアップ等に重点を置いています。
今後のU19日本代表の方向付けとして、U19→U21→U23→JAPAN・A→JAPANという道をつくることが先決と考えます。この道ができた上で、JAPANラグビーに適応できるよう、基本部分の強化を行うことが重要であると考えています。

今回の世界大会メンバーの選考方法、選出理由に関しては、高校代表スコッド、国民体育大会、U19アジア大会、花園の全国大会等を通じ、スコッド選手(126名)を選出し、スコッド合宿を重ね以下のセレクションポイントから選出しました。

  1. ディフェンス
  2. アタックの仕掛けとボールを動かす能力
  3. 世界で戦えるメンタルの強さ

今回の大会では初戦のルーマニアに勝ち、ニュージーランドには思い切ったチャレンジ、そしてスコットランドに挑んで勝利し、ベスト8以上を目標にして戦っていきたいと考えております。

我々の活動を通じ、ユース世代の取り組みはもちろんのこと、ラグビーが認知され、さらに多くのファンの方々にご覧いただけますよう、一層の努力と研鑚を重ねていく所存です。