2006アジア地区IRBトレーナー会議開催にあわせ8月1日に開催、約30名が参加
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会に先立ち挨拶する徳増アジアラグビーフットボール協会理事
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挨拶する勝田AIRディレクター
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2006年8月1日(火)、AIR(アジアン・インスティチュート・オブ・ラグビー)は「AIRカンファレンス・オン・ザ・ゲーム・イン・アジア」を開催しました。
会場となった流通経済大学・新松戸キャンパスには当日、アジア各国のコーチ、IRBのトレーナー会議プレゼンテーター、日本協会レフリー、AIRスタッフなど、あわせて約30名が出席、アジアのラグビーのより一層の普及・発展をテーマにプログラムが構成され、様々な意見や情報交換を実施しました。また、今回のカンファレンスにおける成果は、AIRの重要な使命であるアジアラグビーの発展に向け、今後、加盟アジア各国への情報提供なども行なう予定です。
開催にあたり、徳増浩司アジアラグビーフットボール協会理事からの挨拶、勝田隆AIRディレクターが「AIRのミッション」と本カンファレンスの開催主旨について挨拶・説明、続いて上野裕一日本協会・競技力向上委員会副委員長より、「アジアから2カ国のW杯出場へ向けて」と題した提議がなされ、あわせて日本代表の現状と課題について、佐野順・元代表チーム・コーチが説明しました。
上野、佐野両氏によるプレゼンテーションは、「フィジカル面で劣るアジアのラグビーをいかに克服し、自国のナショナルチームの監督だったら、どんなチーム作りをするか」とし、その後グループに分かれてディスカッションを行い活発な質疑応答や意見交換が行なわれ非常に意義あるカンファレンスとなりました。
朝9時30分からの会は午後5時に終了、参加者全員で「カンファレンスのまとめ」を行い、アジアの競技力向上を目指して各国協会の今後のあり方、競い合えるより高度なレベルのゲームメイクの必要性、欧州の選手に比べ体格面でのハンデ、ラグビー人口の減少や他競技への流出の歯止めなどの諸問題を克服するべく「共通したゴールを目指してアジアで意思統一をする」「さらなるアジア各国との情報の交換」などの認識を共有し、各国の参加者は自国へ成果を持ち帰り、今後の普及・発展に役立てていくことを確認し合いました。
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プレゼンする上野副委員長
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プレゼンする佐野元代表チーム・コーチ
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閉会の挨拶をした真下昇・日本協会副会長・専務理事(アジアラグビーフットボール協会理事)は、「今日の会議に参加した皆さんは、アジアのラグビーを変えていく“ラグビー大使”です。アジアのラグビーが世界に対するにはまだまだ時間がかかるでしょうが、アジアが世界に羽ばたく日を夢見て、みんなで力を合わせていきましょう」と力強く訴え、会をしめくくりました。
AIRでは今後も「アジアラグビーの発展は、ラグビーを世界に普及させる」という理念のもと、アジアの各ユニオンが連携して、アジアラグビーの普及と競技力向上を図ることを目的に、アジアにおける人材、ネットワーク、ナレッジの育成・共有を促進させ、他分野・他競技との連携も含めて積極的な活動を展開していきます。
■「AIR 第一回カンファレンス・オン・ザ・ゲーム・イン・アジア」開催概要
日時: |
2006年8月1日(火)午前9時30分-午後5時 |
場所: |
流通経済大学新松戸キャンパス |
プログラム: |
「開催挨拶」アジアラグビーフットボール協会理事:徳増 浩司 |
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「AIRミッションと開催の主旨について」AIRディレクター:勝田 隆 |
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「アジアから2カ国のW杯出場へ向けて」日本協会競技力向上委員会副委員長:上野 裕一 |
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「日本代表分析」元日本代表コーチ:佐野 順 |
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「グループディスカッション-1 課題抽出」参会者全員 |
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「グループディスカッション-2 対策・解決策」参加者全員 |
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「プレゼンテーション-安全対策(P・ミルバーン博士の講演より)」 |
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「プレゼンテーション-安全対策(日本協会の取り組み)」 |
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「カンファレンスのまとめ」参加者全員 |
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「ファンクション」 |
■参加者のコメント
Mathew Oakley(シンガポール/レフリー)
「このカンファレンスに参加できたことを光栄に思います。この経験で得られた知識やネットワークを自国のラグビーに是非とも役立てたいと思います。また,これを機にアジアがひとつになってアジアの存在を世界に発信していくことが重要だと思っています。AIRの仲間の皆さん,またお会いしましょう!」
Lee Chang Sug(韓国/コーチ)
「アジアのラグビーの一員として自分の意見を述べ,アジアのラグビーを共に考えることが出来たことは,非常に有意義な経験となりました」
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会場の模様
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