IRBセブンズワールドシリーズ
アデレードセブンズ リポート

●4月8日(日)

ボウルトーナメント一回戦は、トンガ代表。9:45キックオフ、この日のオープニングゲームでしたが、立ち上がりからキックオフを取られ連続トライを許します。後半は、2つトライを返しましたがノーサイド。

約3時間半後、シールドトーナメントに回り、香港戦を迎えたジャパンは終始ボールを支配。中でも初先発の宇薄選手が活躍、2トライを決めて勝利に貢献しました。

決勝戦の相手はカナダ代表。みんなで香港セブンズでのリベンジを誓い、試合に挑みましたが、前半からボールを奪えず、苦しい展開になります。後半も先制トライを奪ったのはカナダ代表。ジャパンは最後まで諦めずに攻めて、1トライ返したところでノーサイド。香港、アデレードと続いたIRB国際セブンズトーナメントが終了しました。

今回、このハイレベルな16チームの中でも、フランス代表に勝てたことは選手にとっては大きな自信になりました。ケニア代表に負けはしましたが、そのケニア代表が、イングランド代表を破ってカップベスト4まで進んだと聞くと、ジャパンもあと少し頑張れば競うことができるんだと実感しました。

この日の夜、ミーティングでは、スタッフ&選手が選ぶツアーMVPを発表。第2位には、すべての試合に先発したセコムの鈴木選手。そしてMVPには、同じく全試合出場し、キックオフでは世界のデータも認めた!? タイミングのよいキャッチとタップで、勝利に貢献した福岡大学の桑水流選手が選ばれました。彼はフィットネスでもチームナンバーワン。昨年から比べても、成長を目の当たりに見ることができました。おめでとう! プレゼントは・・・!?

さらに、この日がバースディーだったリエゾンのメリッサにプレゼントを用意するサプライズ。そしてみんなで合唱!「誰も知らないはずなのに・・・」と、彼女は驚いていましたが、AUSの関係者数名から聞くほど、こちらでの彼女は大変な人気者でした。

このあと、バスで別会場に移動してパーティーに参加。それぞれにいろんな国の選手、スタッフ等と交流を深め、会場をあとにしました。

最後に関係者のみなさま、応援していただいたファンのみなさま、ご声援ありがとうございました! 今後とも日本代表、並びに若手主体のセブンズジャパンに温かいご声援、宜しくお願い致します。(コーチ兼マネージャー:村田)

前日のパレード後
前日のパレード後

フランスに勝利!
トンガ戦前、ジャパンテントにてテーピング

トンガ戦を終えてストレッチ・・・
トンガ戦を終えてストレッチ・・・

カナダ戦!
カナダ戦!

最期のトライは中園選手・・・
最期のトライは中園選手・・・

スタッフ陣のみなさま、お疲れ様でした!
スタッフ陣のみなさま、お疲れ様でした!

みんなお疲れさん!
みんなお疲れさん!

MVP桑水流スピーチ!!
MVP桑水流スピーチ!!

●4月7日(土)

アデレードでは、1日に予選3試合を行ないます。初戦の相手は香港セブンズで敗れたフランス代表戦。先制点はフランスでしたが、その後のキックオフを桑水流選手がすべてマイボールにすると、ボールを幅広くグラウンドいっぱいに使い出した日本にフランス選手が振られだします。そこから鈴木、築城、小吹選手の連続3トライで主導権を握りました。後半はトライを追加され追い上げられましたが、最後は自陣ゴール前の攻防を必死のディフェンスで凌ぎノーサイド。香港セブンズでのリベンジと共に、世界8強から嬉しい初勝利をものにしました。

続く南アフリカ戦では、開始から一気に攻めて最後に岩本選手がゴールラインまでボールを運びましたが、マークさせてもらえず、その後は目を覚ました相手に健闘空しく完敗。

最終戦ケニアに勝てば、初のカップ進出ということで、ウォーミングアップから気持ちが入ったジャパンでしたが、試合では終始主導権を握られ、12-22でノーサイド。

予選Bグループ4チーム中、3チームが1勝2敗で並びましたが、得失点差でボウルトーナメントに回ることになりました。

明日の初戦の相手は、調子が良いトンガ代表(予選2勝1敗)。イングランド代表に勝ち、フィジー代表にロスタイムまで勝っていた強豪ですが、みんなで力を合わせて戦っていきたいと思います。(コーチ兼マネージャー:村田)

◎佐野監督

「初のカップ戦に進める千載一遇のチャンスだっただけに悔しい。だけどこれがセブンズ。ボールさえキープできれば、日本もトライまで持っていく力はある。明日は(ボウル)優勝目指してやります!」

※詳しくは「IRBセブンズサイト」まで(英語)

フランス戦
フランス戦

フランスに勝利!
フランスに勝利!

勝利後、グランドを後に・・
勝利後、グランドを後に・・

南ア戦後・・・
南ア戦後・・・

ケニア戦後・・・
ケニア戦後・・・

●4月6日(金)

今朝は、試合会場横にある、第2グラウンドで練習。キャプテンズランを中心に、約30分で終了、午後はフリー。チームは確実に強くなってきています。明日から始まるアデレードセブンズ、日本からのご声援宜しくお願いいたします。(コーチ兼マネージャー:村田)

4月7日(土)組み合わせ(予選)

12:59 vs フランス代表

15:43 vs 南アフリカ代表

18:05 vs ケニア代表

左からクワヅル、ナカゾノ、ウスズキの学生トリオ!
左からクワヅル、ナカゾノ、ウスズキの学生トリオ!

左からクワヅル、ナカゾノ、ディフェンスチェック!
ディフェンスチェック!

●4月5日(木)

佐野監督と私は、早朝からアデレード7's大会ミーティングに参加。アデレードでの大会開催は初めてということで、いろいろと質疑応答が交わされていました。

そのあと、午前中はカナダ代表とホールドゲームを行ないました。立ち上がりは苦戦しましたが、途中から鈴木選手、ロコツイ選手の連続トライ、最後に中園選手が巧みなステップから50mを走り切りトライ。まずまず上がってきたのではないでしょうか。火照った身体を冷やすため、昼はホテルのプールサイドでアイスリカバリー。ほとんどの国の選手が同じくリカバリー目的で集まってきます。

午後は、グラウンドを使って最終確認。しっかりできるのも今日まで、実戦形式でハードに追い込むことができました。(コーチ兼マネージャー:村田)

練習後、監督から一言!
練習後、監督から一言!

●4月4日(水)

午前中はウェイトトレーニングセッション、午後はチームトレーニングを行ないました。午前中のウェイトでは、木村耕フィットネスコーチのメニューがしっかり詰まっています。セブンズツアーといえども、筋力アップは日本にとって重要な課題です。世界の各国は、この一週間の間にも2回は時間を設けています。

この日の晩は、チームディナーで近くのレストランまで徒歩移動。コリアンBBQは安くて本当に美味しかったです!(コーチ兼マネージャー:村田)

JIMにてウェイトトレ後のストレッチ!
JIMにてウェイトトレ後のストレッチ!

チームディナー!
チームディナー!

●4月3日(火)

今朝早く、約20時間を経てオーストラリアはアデレードに着きました。天候は晴れ、気温は20度を超える程度で湿度もなく、気持ちよく迎えられました。

アデレードでの最初の練習は散歩&プールリカバリー。佐野監督と私は、そのあとアデレード大使館に招待され、各チームのヘッドコーチ、マネージャーらとのコミュニケーションに話は盛り上がりました。
※香港最終日、中園選手も日本から元気に合流しました。(コーチ兼マネージャー:村田)

アデレードの街並み!
アデレードの街並み!