●7月22日(日) 午前中はユニット練習のあと、チームランが行われました。とにかく決め事を守る、とにかく声を出してコミュ二ケーションと、失敗した後のリアクションを念頭に午後の試合に備えました。 3日で3試合、しかも人数はぎりぎりの21名で臨みました。 毎日の練習も中身が濃いため、選手の疲労もピーク。それにもまして、灼熱地獄という悪条件の中、試合は行われました。この試合、村田選手や香港選手の欠場などで、バックスに人数が不足し、サバ州代表チームからメンバーを借りて臨みました。 第1試合に比べ、声も出て、気合が入っていました。チームらしさも徐々に機能していましたが、相手チームに、我々の弱いところ(欠場で、サバ州の助っ人ポジション)を狙われ、なかなか圧倒できません。しかし、最後は伊藤選手の体を張ったプレーで締めくくりました。 8月10日の壮行試合には、このほか日本人選手として豊山選手、田沼選手、広瀬選手、元木選手、松田選手が加わるため、より一層すばらしいアジアンラグビーを披露できそうです。しっかりした準備をして、8月10日に臨みたいと思います。(総務:内田) 2戦目、FWのセットプレーも成長 2戦目を終えて アフターファンクション。右は坂田選手 ●7月21日(土) 午前中は昨日の試合の反省を踏まえてFWはセットプレーの確立、バックスはディフェンスのチェックが行われました。ここでも、日本人選手が中心になり日本代表の攻撃を想定してのディフェンスの仕方や、フェイズオプションを提案し、とにかくボールを継続させることを徹底。 各国ではあまりタフなゲームをしていないアジア選手にとって、良い意味での「アジアディベロップメント」に貢献していました。 練習後は、近くの小学校を訪問し、各選手によるラグビー教室が開かれました。ここでもまた、日本人選手がラグビー教室の経験が多いためか、子供たちが多く集まっていました。 午後の練習では、昨日のサバ州代表チームと合同トレーニングを行い、相手を付けての、ユニット練習、アタック・ディフェンスが行われました。 夜のディナーではチームビルディングも兼ねて、チームディナーに行き、懇親を深め明日の最終日を迎えることになりました。(総務:内田) ラグビー教室での伊藤選手 ●7月20日(金) 午前中、バスが時間どおりに来ないというハプニングはあったものの、午後の試合に向けての練習が行われました。コーチ陣は全員IRBエデュケーター資格を持っており基本を忠実に教え、各国異なるディフェンス、コンタクト、ボールコンテストにおけるポジショニングを統一し、午後の試合に臨みました。 午後の試合では、今回不参加の廣瀬選手の代わりに村田選手がスタンドオフに入り、イ・ミョングン選手とダブルハーフで試合に臨みました。 相手はサバ州代表のチーム。在マレーシアのフィジアンを中心としたボルネオイーグルスというチームでした。海外のトーナメントにもよく参加しており、ポテンシャルの高いチームで、将来のマレーシア代表候補が多くいるチームでした。チームに所属しているフィジアン、サモアも今年からマレーシア代表の資格を取得したそうです。 試合では、日本人選手を中心にした個人プレーでチャンスをつくり、中国、韓国勢の快速バックスがトライを取るという形が何度か見られましたが、やはり、コミュ二ケーションが取れないため何度か抜かれる場面も。そのような場面でも伊藤選手の体を張ったプレーに各国選手が刺激され、全員が体を張ったプレーで対抗することができました。 体を張ったプレーがコミュ二ケーションを生みました。 夜のミーティングではこの試合の反省点、および課題修正が行われ、明日の練習で行うことが確認されました。(総務:内田) アジア・バーバリアンズ、練習 スタッフ ボルネオイーグルスとの試合 昼食 ●7月19日(木) アジア各国からマレーシア・コタキナバルに一同集結しました。 日本からは坂田選手(サントリー)、伊藤選手(神戸)、村田選手(ヤマハ)、イ・ミョングン選手(ワールド)、ユン・ソンウン選手(豊田織機)およびスタッフ、計10名が参加。5ヶ国語が飛び交うミーティングになりましたが、英語で伝達しあいながら、明日から始まる練習スケジュールの確認、このチームの意義、ビジョンが上野GMから発表されました。 この合宿から、最終スコッドが選ばれるということで選手にも緊張感が感じられました。 3日で2試合というかなりの強行スケジュールですが頑張りたいと思います。(総務:内田)