●6月22日(日) ケニア

日本のラグビーファンの皆様、こんにちは。22日の様子をお伝えします。
最終日の天候は晴れ。結果は以下の通りです。

第1試合 BOWL 1st vs ZAMBIA 24-5
第2試合 BOWL semi vs NAMIBIA 33-21
第3試合 BOWL Final vs SHUJJA 17-12

3勝0敗で見事BOWL優勝しました! 遂にやってやりました!
まずはZAMBIA戦。絶対に負けられない試合であり、流れに乗るためにも先制トライをとりたかったJAPANは開始3分、PRシオネが力強い走りで先制トライ!その後、1トライを奪われましたが後半、疲れだしたZAMBIAに対してJAPANは走りまくりWTB長野の3トライで突き放しました。よくやった、長野!

続いてNAMIBIA戦。必ず勝ってファイナルに進もうと全員で誓い、キックオフ。前半は先制トライを許し、その後も2トライをとられ21-0で終了。しかし、ここから粘りを見せたJAPAN、初日の反省を活かすかのような動きで焦らずにマイボールをキープし続け、長野の2トライを含む計5トライで逆転勝ち! 後半から立て直すことができたことは今回の遠征で一番の成長ではないかと思います。

そしていよいよ迎えたBOWL Final SHUJJA戦。SHUJJAはケニヤ代表のBチーム。ここはケニヤ、観客のほとんどはケニヤの熱いサポーターです。前半、JAPANは大事にマイボールをキープし続け、CTB Rephaの先制トライで7-0。そのまま前半を折り返す。そして後半、開始早々松下の先制トライで12-5。この時点から会場が静かになりだす。しかし、ケニヤも意地を見せ終了間際に意地のトライで12-12。さぁ、サドンデス。先にトライをとった方が勝つので、なんとしてもトライをとりたいJAPAN。開始1分40秒、ここで観客の目を釘付けにしたのが除選手! ボールを持った除選手は相手を振り切り、50mを走りきって豪快かつ爽快なトライ!!
ノーサイド。今までの努力が報われた瞬間でした。村田監督は涙を流しながら、選手たちとがっちり握手を交わしていました。勝って終わることができ、最高の瞬間でした。
遠征に来るたびに思い知れさせる世界レベルとの壁。しかし、今回は短期間にも関わらず成長を実感できた遠征でした。それは何より選手たちが一番実感しているのではないでしょうか。

10月の7'sワールドカップアジア予選にむけてさらに強化を続けるJAPAN 7's team。
24日の夜に帰国し各チームに戻りますが、今回の結果に満足することなく前進していきたいと思いますので、今後とも応援よろしくお願いします。

(フィットネスコーチ:木村)

ZAMBIA戦   NAMIBIA戦   SHUJJA戦   象のトロフィーが素敵
ZAMBIA戦   NAMIBIA戦   SHUJJA戦   象のトロフィーが素敵

●6月21日(土) ケニア

日本のラグビーファンの皆様、こんにちは。21日の様子をお伝えします。
いよいよ始まったサファリ7's、天候は曇り。
まずは結果を報告致します。

第1試合 GRENOBLE 0-35 ×
第2試合 BRISTOL 26-12
第3試合 FIJI 7-34 ×

となり、1勝2敗で1日目を終了しました。
GRENOBLEとは1勝同士ですが、初戦でJAPANがGRENOBLEに負けているため、結果的にはプールCで4位という結果になりました。

内容ですが、まずはGRENOBLE戦。この試合は完全に自滅でした。先制トライを許したあとは、焦りからか小さなミスが連続し、自分達のペースを最後までつかめずにあっという間に終わったという感覚が残りました。心理戦でも相手より優位に立つことの重要さを見せ付けられた試合でした。
続く第2試合、BRISTOL戦。初戦でFIJIを倒し、勢いに乗るBRISTOLでしたが、ここで負けられないJAPANは意地を見せてくれました。先制トライを許したものの、そこから粘りのDFと果敢な攻めで後半はシャットアウトで勝利。しかも、この試合は村田監督が7'sチームを率いてから初勝利ゲームとなりました! 久しぶりに見た試合後の選手達の笑顔がとても印象的でした。ホントによくやってくれたと思います。

そして初日最終戦はFIJI。共に1敗しているのでお互い負けられない試合でしたが、やはりFIJIは強かった。FIJIは若手のチーム編成ではありましたが、個々のスピードやプレーの精度はやはり世界レベル。そういうチームを相手にした時には、極力ミスを減らしてマイボールをキープし、取るべきところで確実にトライを取れるかというところが重要になります。そして何より、強く、組織化されたディフェンス力が必要です。
大会初日を終え、特に初戦で自滅したことに対しては反省すべき点であると思いますが、2戦目でそれを挽回する動きで勝つことができたことはチームにとっても自信に繋がる経験だと思います。
明日は、10:20からZAMBIAかBOTSWANA(現時点では把握できず)との試合。初日の反省を活かし、まずは初戦に集中して次につなげます。
勝てばBOWLトーナメント進出、明日のサファリ7'sはJAPANが盛り上げます!
応援よろしくお願い致します。

(フィットネスコーチ:木村)

現地に滞在している稲見さん   アイスバスでリカバリー   つかの間の休息   アップ場も厳重な警備
現地に滞在している稲見さん   アイスバスでリカバリー   つかの間の休息   アップ場も厳重な警備

山本選手の激走!行け~   止めろ!バツベイ!  
山本選手の激走!行け~   止めろ!バツベイ!  

●6月20日(金) ケニア

日本のラグビーファンの皆様、こんにちは。ケニヤから20日の様子をお伝えします。
今日は肌寒い天候の中、午前中に最後の調整を行いました。
ハンドリングスキルとストレッチでしっかり体を動かした後はキャプテンズランで締めくくり、順調な仕上がりで練習を終えました。香港・アデレード大会出場メンバーに新たなメンバーを加え、国内合宿からスタートした今回のチームですが、練習を重ねるたびにそれぞれの持ち味を出せるチームになってきており、選手・スタッフもそれを実感しています。

さて、いよいよ明日から本番です。何よりも選手達に楽しんで欲しいし、今自分達が出せるパフォーマンスを思う存分発揮して欲しいと思います。そして、その先に勝利があればもっと楽しい遠征になるはずです。第1試合GRENOBLE、第2試合BRISTOL、そして第3試合はセブンズ王国FIJIと対戦。特にFIJI戦は盛り上がること間違いなし!昨年の雰囲気から考えると、ケニヤのラグビーファンは鳴り物をバンバン鳴らして日本をホームゲームかのように応援してくれると信じています。しかし、いざJAPAN vs KENYAになるとさっきまでの大声援はウソのように消え、全員総立ち肩を組みながらの国歌大合唱で自国を応援するケニヤの人々。余談ですが、個人的にはこのサファリ7'sの雰囲気がものすごく好きです。

東京では22日に日本代表(15人制)がFIJIと対戦しますが、一足先に“7人制日本代表、FIJIに勝利!”の報告をしたいと思います。
また、今回の遠征には残念ながら帯同していませんが、国内合宿でいつも細かいところまで熱心にコーチングしている岩渕・田沼両コーチや総務の方々、また怪我等で参加できなかった選手のためにも、選手・スタッフ一丸となって戦いたいと思います。
日本からの熱い声援よろしくお願いします!

(フィットネスコーチ:木村)

ハンドリングスキルで頭と体のウォーミングアップ   しっかりムーヴの確認をする   見学に来た高校生と記念撮影!   移動のバスはこんな感じ
ハンドリングスキルで頭と体のウォーミングアップ   しっかりムーヴの確認をする   見学に来た高校生と記念撮影!   移動のバスはこんな感じ

部屋から見えるホテルのプール。ここで食事もしています
部屋から見えるホテルのプール。ここで食事もしています

●6月19日(木) ケニア

日本のラグビーファンの皆様、こんにちは。6月19日の模様をお伝えします。

本日の天候は曇りで若干肌寒い一日でしたが選手達も環境に慣れ、積極的に声が出てコミュニケーションがとれるようになってきました。

午前中は、ボールゲーム・ハンドリング等とストレッチでウォーミングアップに始まり、その後のタッチゲームでの3対2や6対6、コンビネーションでも常にDFをつけての練習を行ない、より試合に近い形での練習を重点的に行ないました。

ユニットでは、FWはラインアウト・キックオフ・スクラムを、BKはラインの確認をそれぞれ行い、最後はランフィットネスで締めくくりました。本番の後半残り1~2分で選手全員がどれだけ走り続けることができるかで勝敗が分かれることが多々あるセブンズゲーム、選手自身も自分に厳しく走りこんでいました。

午後もハンドリングスキルとストレッチでウォームアップし、その後は常にDFをつけた練習を繰り返し行ないました。プレッシャーのある中でのミスは少なからず起こるものですが、そのミスを減らすこと・無くすことができればもっと試合も楽しめるはず。

午後の練習時間は短く設定していましたが、それぞれが集中してプレーし、組織としての動きにまとまりが出てきていました。

明日は午前中のみの練習でキャプテンズランを行ない、終了後は大会が行なわれるグラウンドに立ち寄って試合会場をチェック。明日が本番前の総仕上げとなりますので、より良い状態で本番に臨めるように選手・スタッフ一丸となって頑張ります。

(フィットネスコーチ:木村)

ラインアウトからクイックアタック   1つのパスにも正確さを   村田監督から細かい指示が出る   ワイドに攻撃する
ラインアウトからクイックアタック   1つのパスにも正確さを   村田監督から細かい指示が出る   ワイドに攻撃する

帰りはフランスチームと一緒
帰りはフランスチームと一緒

●6月18日(水)ケニア

日本のラグビーファンの皆様、こんにちは。6月18日の模様をお伝えします。

本日も天候は晴れ。標高1700mのケニアでは酸素が薄く、ゆっくりグラウンドを走るだけでも最初は息が上がるほど。午前中は少ずつ体を慣らすことから始めました。除々に体が温まり、汗が流れ出すと選手達はだいぶ環境に慣れたようで動きにもキレが出てきました。

午後はフランスとの練習マッチ。しっかりウォーミングアップを行なった後、7分×2本のタッチゲームと7分×1本のタックルゲームを行ないました。結果は3本とも同じトライ数で終了(1・2本目は共に1-1、3本目は2-2)。反省点としては、セットプレーで自滅するケースや小さなミス、インサイドブレイクされる場面が多いことが挙げられましたが、ここを修正すれば必ず勝てるということも再確認できました。

夜のミーティングでは試合のビデオで再度動きをチェック、勝つためには誰一人としてサボってはいけないということ、もっと声を出して積極的にコミュニケーションをとろうと、鈴木キャプテンをはじめ他の選手からも活発に意見が出ていました。個人のミス、組織でのミスがそのままトライに繋がる7'sでは絶対的にミスを減らすことが重要なのです。

本番まであと2日、しっかり調整していきたいと思います。
(フィットネスコーチ:木村)

ウォームアップで筋力トレーニング   見学する現地の中学生   キックオフ確認   コンパクトコールでしっかりディフェンス
ウォームアップで筋力トレーニング   見学する現地の中学生   キックオフ確認   コンパクトコールでしっかりディフェンス

全員で試合の良い点・悪い点を話し合う
全員で試合の良い点・悪い点を話し合う

●6月17日(火)ケニア

日本のラグビーファンの皆様、こんにちは。6月17日の模様をお伝えします。

関西空港を16日の夜に出発したJAPAN 7's teamは17日の夕方、無事ナイロビに到着。天気もよく、日差しが強いわりには涼しいというのが選手達の第一印象。到着後、早速鈴木キャプテンは現地の取材陣からインタビューを受けました。去年のJAPANの活躍もあったせいか、注目しているメディアはさらに増えていたような気がします。

ホテル到着後はすぐにプールリカバリーを行い、移動で固まった体をほぐしました。夕食をとったあとはミーティング、今ツアーでのチーム課題である"Hard Defense" "1on1" "Communication"を徹底することを確認し、明日からの練習と本番に向けて体を休めました。長距離移動の疲れもあり、選手達はすぐに眠りについたようです。

昨年の同大会ではカップセミファイナルまで進み、惜しくも南アフリカに負けたJAPANでしたが、サファリ7'sを大いに盛り上げたのもJAPAN。今回はさらに良い結果を残せるようにチーム一丸となって頑張りますので、応援よろしくお願いします!!
(フィットネスコーチ:木村)

皆元気に到着!   インタビューを受ける鈴木キャプテン   バスへの荷物積み込みは、なんとバスの上!
皆元気に到着!   インタビューを受ける鈴木キャプテン   バスへの荷物積み込みは、なんとバスの上!