埼玉県協会スクール部会

埼玉県では5月と9月の年2回、県下16スクールが一堂に会し、埼玉県熊谷スポーツ文化公園熊谷ラグビー場において交流会を開催しています。今年も5月10日の春の交流会は埼玉県協会主催「さいたまラグビーフェスティバル」の一環として、また、9月23日(秋分の日)には「第24回埼玉県ラグビースクール交流会・第7回ジュニアラグビー交流大会」を開催しました。

埼玉県ラグビースクール交流会

この23日は、例年のような残暑もなく、さわやかな秋晴れの天気に恵まれ、CおよびDグラウンドでは小学低学年、中学年、高学年に分かれ、ミニラグビー全79試合を行いました。試合には全生徒が出場できるよう対戦組み合わせにも工夫が凝らされています。また、幼児は約2時間、試合ではなく全員で鬼ごっこやリレーなどをしたほか、ジュニア(中学生)はBグラウンドで部活とスクール合同チームが交流するなど、幼稚園から中学生までのラガーが終日、ラグビーをエンジョイしました。

県下交流会では、得点は記録せずに勝敗にこだわらず、あくまで日頃の練習の成果の確認を目的に各チームがゲームに臨んでいます。それだけにゲームが始まれば「グラウンドの中は子供たちの世界」を大前提に、ナイスプレーには惜しみない声援を送り、細かい指示など一切しません。例えばゲームの中でミスをしたとしても、励ます声はあっても叱る声はありません。「練習で習得していないプレーはゲームで出せない」、「子供を叱れば叱るだけ指導不足を自ら露呈しているも同じ」は県下スクール指導者の共通認識だからです。

埼玉県ラグビースクール交流会

また、少子化が加速し競技人口が減少する中、「一人でも多くの子供たちにラグビーの素晴らしさを知って欲しい」と、昨年から各スクールの普及担当者がネットを活用したコミュニティを作って情報交換するなど、全県単位での地道な活動を続けています。

埼玉では1995年から現在までに7つの新しいスクールが誕生し、全生徒数もわずかながらではありますが増加を続けています。勝利至上主義に陥らないよう、埼玉ならではの活動方針を貫いてきたこと、普及育成への地道な努力を惜しまず続けてきたことが、その要因となっていると自負いたしております。今後もこのような活動を続け、日本ラグビーの発展に少しでも寄与できればと考えております。

埼玉県ラグビースクール交流会

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