●11月1日(日) マレーシア遠征6日目 10月31日の予選3試合を全勝で終えた7人制日本代表は11月1日、カップトーナメントに進み、優勝で大会を終えました。 ◎ 村田監督 「本大会では、『優勝する』というプレッシャーが掛かるなか、選手は2日間本当によく戦ってくれました。また、マレーシアでは日本人学校の先生や家族の皆さんの大応援が、我々のパフォーマンスに繋がったと思います。次はシンガポールでの大会があります。こちらは世界の強豪国が集まるので、このアジア優勝という勢いを世界にぶつけて一つでも多く勝利したいと思います。日本からのあたたかいご声援に感謝いたします。引き続き、ご声援のほど、よろしくお願いいたします」 ◎ 築城昌拓キャプテン 「どうもキャプテントゥーイこと築城です。さて、本日は決勝トーナメントの日です。初戦の相手は、タイランド。準決勝は韓国。非常に競った試合展開でしたが、ラックから何回もターンオーバーするなど、日本の激しさが出た試合内容でした。結果は10-7で勝利。 そして決勝、香港。香港代表は疲れていました。日本が走り勝ちしました。終わってみれば圧勝でした。と、いうことは、、、そう、優勝です。 やはり優勝は嬉しいです。絶対勝たなければいけないというプレッシャーのなか、亙さん、ぶちさん、イチローさん、くみのさん、アストンの健司、愛世、藤谷さん、ツル、耕二、スエ、ヤス、岩井、鶴ヶ崎のみんなが一つになったから、優勝できたと思います。 本当、みんなのおかげです。 シンガポールでも全員で勝ちにいきます」 決勝トーナメント、タイ戦 決勝トーナメント、タイ戦 決勝トーナメント、韓国戦 パレード スタンドのようす 決勝戦、香港戦 「IRBアジアセブンズシリーズ ボルネオセブンズ」優勝! 喜びの7人制日本代表メンバー。ロッカーにて ●10月31日(土) マレーシア遠征5日目 午前中は快晴で暑かったのですが午後には雨が降ったり止んだりの天気でした。 上海に続き参加二大会目のアジアン・ラグビー・セブンズ大会は前日にスケジュールが変更になるなどのハプニングがありますが、日本チームはコーチ陣も選手も良く対応しています。 監督のコメントとフォラウ選手、末松選手のレポートです。 ◎ 村田監督 「本日予選が3試合行われ、3連勝0封で明日の決勝トーナメントに進むことができました。結果は良しとして、内容はまだまだつめるところが多々ありました。 2戦目タイ代表戦では後半チームにシンビン(2分間退場)などがあり、なかなか波に乗り切れませんでしたが、予選最終戦の地元マレーシア代表戦ではフィジアン3人を含む相手に、前半から積極的に攻めてボールをキープし、4トライ取って快勝しました。 また今日は、先日訪れた日本人学校の生徒の家族が応援に来ていただいたことも良い結果に繋がったのではないかと思います。 明日も決勝戦まで3試合戦えるようにしっかり準備して一戦必勝、チームは優勝目指して戦います!!」 ◎ フォラウ愛世選手(日本ラグビー協会) 「昨日の夜から少し緊張気味であまり眠れず、そのまま朝になってしまいました。スタジアムに到着してからは早く試合がしたいという気持ちでした。プレッシャーのなか一試合目をむかえました。結局何もできずに前半で交代になり悔しかったです。もっとチームに貢献したいという気持ちで二試合目に臨みました。その気持ちが焦りにつながりイエローカードをもらってしまい、チームにも迷惑をかけることになってしまいました。それでも皆が0点に抑えてくれたので良かったです。三試合目のマレーシア戦はアップから入りが良く、いい試合ができると思いました。一人一人が頑張ってくれて良い結果になりました。 明日は絶対優勝するという気持ちで初戦から悔いの残らない試合をしたいと思います」 ◎ 末松勇喜選手(ホンダヒート) 「ホテルのプールでリカバリーをして、おいしい朝食を食べて元気になり、いざ出発!!試合は3試合ともノートライで相手をおさえて、練習したディフェンスがうまく発揮できました。マレーシアとの試合前のアップはスタートから皆、声がでていて良い雰囲気で試合に入れました。これを最低ラインのアップとして、明日の試合もスタートから100%で戦います。 嬉しかったのは数日前に訪問したマレーシアの日本人学校の子ども達が家族で試合を見に来てくれたことです。 明日も走ってきます。日本から応援よろしくお願いします」 ●10月30日(金) マレーシア遠征4日目 今日はマレーシア入りしてから一番の暑さで、じっとしていても汗をかくほどでした。そんな暑さの中、中国とタッチゲームを1試合(7分ハーフ)で行いました。このチームでの初めての試合でしたが20対15で下すことができました。 ◎ 村田監督 「フレンドリーマッチ中国戦、トライ数4-3で辛勝も内容は・・・。しかし、大会前に試合形式ができたことは収穫でした。大会に向けて良い調整ができたので明日から2日間が楽しみです。 日本からのご声援宜しくお願いいたします!!」 前半のトライ: 日本2本 和田耕二(トヨタ)、藤谷淳(東芝) 中国2本 後半のトライ: 日本2本 末松勇喜(ホンダ)、築城康拓(コカ・コーラウエスト) 中国1本 本日のレポートは桑水流選手と和田選手が担当です。 ◎ 桑水流裕策選手(コカ・コーラウエスト) 「午後からフリーだったので同期の和田耕二と末松勇喜で“SABAH TEA"を買いに行きました。お茶屋の店員と仲良くなり、お茶を頂きながら4人でラグビーのことやマレーシアの文化、日本のお茶(抹茶)のことなどを話すことができました。こちらの方はお茶の味を楽しむだけでなく、お茶を淹れるところから楽しむことを知りました。興味深いなと思いました。 明日からはいよいよ本番です!絶対に優勝するので応援よろしくお願いします」 ◎ 和田耕二選手(トヨタ自動車) 「今日は、午前中に中国との練習試合をしました。今回のメンバーでの初試合となりました。結果は4本-3本での勝利。ですが、中身を見ると負けてもおかしくない内容でした。練習でできたことができず、JAPANがやりたいことを中国にされてしまいました。 しかし、練習試合のおかげで自分たちのやるべきことを再度、見直すことができました。 午後はツルBこと桑水流の日記にある通りです。 夜のミーティングでは練習試合の映像を見ながら明日からの本番に向けての最終確認を行いました。 そして村田監督からは「Simple & Enjoy」という言葉をもらいました。日本代表としてのプライドを持って楽しいラグビーで優勝したいと思います」 ●10月29日(木) マレーシア遠征3日目 今日も午前中は晴れて蒸し暑かったです。1時間半の軽めのメニューを実施しました。村田監督のコメントと今回初参加の藤谷淳選手と築城康拓選手にレポートを書いてもらいました。 ◎村田監督 「コタキナバル3日目、今朝はチーム練習を中心にディフェンス&アタックを再度確認しました。 ライトメニューと言いつつ、様々なゲームも混ぜ合わせてラグビーを楽しむことができました。また、今大会へのテーマでもあるアタックでは"2対1"、ディフェンスでは"3m"を中心に"セットプレーの安定"の3点を意識して最後にスクラム練習を行いました。 午後ははじめてのオフになりましたが、有効な時間を使い監督との"個人面談"を実施しました。選手とのミーティングでは期待しているプレーを伝え、迷いなく思いっきりプレーしてもらうことを約束しました。ゲームでの「規律と自由」が融合すればこのチームはどんどん上を目指せると確信しました。 明日は中国とホールドゲームを予定。あさって開幕する予選初戦(9:32KO)から全てのゲームを楽しみたいと思います」 ◎築城康拓選手(コカ・コーラウエストレッドスパークス) 「今日は昨日の夕方からの雨の影響でとてもジメジメした天気でした。今日の雰囲気は一人一人がいい緊張感の中、練習していたと思います。 午後はきちんとリフレッシュできたので、明日からもしっかりがんばっていきたいと思います」 ◎藤谷淳選手(東芝ブレイブルーパス) 「今回、初参加の藤谷です。緊張のなか参加させてもらいましたが、良きチームメート、スタッフの皆さんに囲まれ、すぐに溶け込むことができました。即席チームとは思えないほど、みんな本当に仲がいいです。練習でも初日と今日とでは明らかに雰囲気、まとまりが違い、確実にレベルアップしているのを感じます。明日から練習試合、大会と続きますがチーム全員、力を合わせ戦っていきたいと思います」 ●10月28日(水) マレーシア遠征2日目 朝7時30分に集合し、プールリカバリーの後、朝食を済ませ、9時半から練習を開始しました。朝の練習ではとても天気がよく真夏の日差しと暑さでしたが、日本人学校訪問を終え、午後の練習を始めると大粒の雨が降り出し涼しいくらいの気候でした。 村田監督のコメントと、岩井陸雄選手と鶴ヶ崎好昭選手の大学生二人にレポートを書いてもらいました。 ◎村田亙監督 「マレーシア2日目、二部練習の合間にコタキナバル日本人学校を訪問しました。こちらでは、校内で質問コーナーを行った後、校庭でラグビークリニックを開催。7人制ラグビー日本代表は、海外での大会が多いので、毎回日本人学校にコンタクトをとって、普及活動に出向かせて頂いています。 今日のテーマは“Smile”笑顔でした。毎回思うのは、子供たちの笑顔に実は、私たちも勇気やパワーをもらえることです。 ボルネオセブンズ大会では優勝目指しますので日本からのご声援宜しくお願い致します」 ◎岩井陸雄選手(國學院大學3年生) 「練習初日ということで午前からハードな内容でした。マレーシアは日本より湿度が高く、気温も30度近くまで上がり、ラグビーをする環境としては正直厳しいと感じました。シーズン中の体にも関わらず全身から汗が吹き出してきて止まりませんでした。 午後の練習前には、日本人学校を訪問し、子供たちや先生から元気をもらいました。子供達カワイかった~(笑)。そして午後の練習では主にアタックとディフェンスの確認をしました。7人制の大会出場3回目にしてようやく理解できたことが多くあり良い練習になったと思います。密度の高い一日でした」 ◎鶴ヶ崎好昭選手(東海大学2年生) 「今日は、マレーシアに来て初めての練習をしました。その前にまず昨日の疲れを取るために、朝プールに行きリカバリーをしました。朝のプールセッションのおかげで午前のハードな練習に臨むことができました。午前はランニング中心のスキルを多めに行い、チームのみんなが僕も含めてキツかったと思いますが、皆でしっかりと乗り切ることができました。 午後の練習では、午前の練習に比べてチームの雰囲気もよく、雨の中の練習にも関わらずしっかりと取り組めました。まだ大会当日までには日があるので今日以上にいいチームを作っていき、絶対に優勝したいと思います」 築城キャプテン、暑そうです‥‥ 正面健司選手 藤谷淳選手 暑い中でもコミュニケーションは大切 午前は真夏のような暑さ。このあと午後には大粒の雨が 日本人学校の皆さん ラグビーボールでめいっぱい遊びました ラインアウト体験です 日本人学校の皆さん、ありがとうございました 日本人学校の皆さんへジャージのプレゼント 午後のスクラム練習 ●10月27日(火) 7人制男子日本代表、マレーシア、シンガポールへ出発 27日、7人制男子日本代表は、マレーシア・コタキナバルで行われる「IRBアジアラグビーセブンズシリーズ・ボルネオセブンズ」とシンガポールで行われる「シンガポールセブンズ」に参加するため、成田空港を出発しました。 7人制ラグビーが2016・2020年の夏季五輪の種目に決定後の日本代表としては初めての大会。12月に香港にて行われる「東アジア大会」を見据えて、遠征を戦っていきます。 本遠征では、キャプテンの築城昌拓選手(コカ・コーラウエストレッドスパークス)は、弟の築城康拓選手(コカ・コーラウエスト)と兄弟で参加。また、怪我から復帰の正面健司選手(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)も6月のケニアセブンズ以来の7人制参加。また、宇薄岳央選手(東芝ブレイブルーパス)が怪我のため、急遽参加となった、藤谷淳選手(東芝)と、ニューフェイスも登場。東アジア大会に向けて、着々とチームを作っていきます。 目指すは、優勝。 前回のアジアラグビーセブンズで、韓国に大敗し準優勝に終わった雪辱を果たします。 7人制男子日本代表へのご声援、よろしくお願いいたします! ◎村田亙監督 「前回のアジアセブンズシリーズでは、韓国に大敗し、優勝を逃しました。東アジア大会で金メダルを獲るためにも、まずは韓国にリベンジして優勝目指します。皆さんに良い報告ができるよう闘って参りますので、ご声援、よろしくお願いいたします」 ◎築城昌拓キャプテン 「前回、韓国に負けているということもあり、今回は『優勝』して帰ってきます。アジアNo.1を目指して、闘ってきますので、日本からの熱いご声援、よろしくお願いいたします!」 村田監督より、出発前にスピーチ 闘いに向かう選手たち