12月6日(日) 男子・女子7人制日本代表

第5回東アジア競技大会・7人制ラグビーの部の第2日目は、12月6日、香港スタジアムで行われ、決勝に進出した男子日本代表は、香港を26対24で下して優勝、同じく決勝に進出した女子日本代表は、中国に12対34で敗れたものの、同大会で準優勝を飾りました

ウォーミングアップで、士気を高めます   試合に向けて気合十分   試合前ウォーミングアップ   1戦目の中国戦   男子代表 対中国代表戦
ウォーミングアップで、士気を高めます   試合に向けて気合十分   試合前ウォーミングアップ   1戦目の中国戦   男子代表 対中国代表戦

<男子>
予選プールの第1試合で強敵・中国と対戦。日本は激しいプレッシャーを受けて味方ボールをターンオーバーされるケースが目につき、開始1分に中国がトライ(ゴール)で先制。しかし、日本も4分、5分には藤谷が2トライ、1ゴールを返して、12対7で前半を終えた。後半は開始早々、中国がノーホイッスルトライ(ゴール)を決めて14対12で逆転。その後は一進一退を繰り返しながらノーサイド。日本は2つ目のトライの後のゴール成功をオーバータイムで認定されないなどアンラッキーな判定も続き、本大会初の黒星となった。

続く第2試合は予選最終戦で相手は格下のグアム。開始早々の和田のトライなど、前半だけで4トライ、2ゴールを奪い、24対0とグアムを圧倒。後半にも次々と加点し、41対7で快勝した。

女子代表 対グアム代表戦   今日も多くの皆さんからご声援いただきました   パレード前   女子代表、パレードに参加してきます   パレードの様子
女子代表 対グアム代表戦   今日も多くの皆さんからご声援いただきました   パレード前   女子代表、パレードに参加してきます   パレードの様子

決勝の相手は予選で中国を破る金星をあげた香港。地元の大歓声を受けて奮闘する香港に対し、まずは、和田がラインアウトから抜け出て先制トライ。しかし、香港もすぐにトライを返して5対5。7分に日本が築城のトライ(ゴール)で12対5とすると、香港もすかさずトライ(ゴール)を返して12対12で前半を終わる。

後半は、3分にファラウがトライ(ゴール)を決めるが、このあと香港が5分、7分とたたみかけるような連続トライで19対24と逆転。「もうこれまでか」と思われたノーサイド寸前、日本は自陣22mラインで得たPKから全員がつなぎにつないで、最後は築城がゴールポストに飛び込んで26対24。ゴールが決まり、金メダルを獲得する劇的な優勝を飾った。

女子代表、決勝戦   優勝決定後の村田監督胴上げ   続いて、和田キャプテン   ご声援、ありがとうございました   女子代表、メダルセレモニー
女子代表、決勝戦   優勝決定後の村田監督胴上げ   続いて、和田キャプテン   ご声援、ありがとうございました   女子代表、メダルセレモニー

<女子>
第1試合は、予選の2位と3位による準決勝で、グアムと対戦。前日には50-0で圧倒した相手だが、この日の女子日本代表は満身創痍。出発直前にスタンドオフ鈴木を欠いていたのに加え、前日の試合ではエースのウイング山口を脳振盪で欠く布陣。前半4分に乾が抜け出てトライ(ゴール)を決めたが、すぐにグアムにトライを返されて、12対5で前半を終了。後半にはリズムを取り戻し、5分に乾、6分には加藤がダメ押しのトライを決めて19対5でグアムを引き離して決勝進出を決めた。

決勝の相手は前日に0対24で完敗した中国。日本は最後の力を振りしぼって激しいタックルで応戦。中国に1トライ取られたあと、前半3分に長谷部が足で引っ掛けてそのまま飛び込んでトライ(ゴール)、7対5と逆転した。しかし、パワーとスピードにものをいわせる中国はその後も2トライを加えて、7対15で前半を終了。後半も中国の流れとなったが、8分にはPKから直塚が走り切って執念のトライ。小柄な日本が大型の中国に最後まで激しいタックルを浴びせながらも、12対34で20分間の死闘を終えた。

女子代表、銀メダル獲得!   国歌斉唱   メダルセレモニー   記念撮影   大学生3人も活躍しました!
女子代表、銀メダル獲得!   国歌斉唱   メダルセレモニー   記念撮影   大学生3人も活躍しました!

12月5日(土) 男子・女子7人制日本代表

第5回東アジア競技大会・7人制ラグビーの部の第1日目は、12月5日、香港スタジアムで行われ、男子日本代表が予選プールを3戦全勝、女子日本代表は2勝1敗で初日を終えました。明日は残りの予選と順位決定戦、決勝などが行われます。

築城選手、到着です   到着したばかりでも元気に走り回る築城選手   大会当日の朝のストレッチ   ホテルの食事会場です   試合前最後の円陣
築城選手、到着です   到着したばかりでも元気に走り回る築城選手   大会当日の朝のストレッチ   ホテルの食事会場です   試合前最後の円陣


<男子>

第1試合で中華台北と対戦。開始1分に和田の中央突破でトライを奪った後、3分にもフォラウのトライでリードを広げたが、前半終了寸前に中華台北にボールをつながれてトライを許す。後半も一進一退が続いたが、3分に末松のトライで19-5とし、ゲームを決定的なものにした。個々のスピードやパワーで日本が中華台北を上回る試合運びだった。

第2試合の相手は香港。地元の大歓声を受けて健闘する香港と一進一退の攻防が続くなか、前半6分に和田が60mを走り切って、この日2度目の先制トライを取ったあと、後半1分にはフォラウ、3分には横山のトライで一気にリードを広げた。終了間際に香港に1トライ、1ゴールを返されたが、17-7で逃げ切った。

第3試合は、注目の日韓戦。先の試合で中国と韓国が、双方譲らず12-12の引き分けだっただけに、この韓国戦で日本の真価が試される形となった。先制したのは韓国。2分、5分とたて続けの速攻からのトライ。一時は0-12と引き離され、防戦一方の日本だったがここから大反撃。前半6分に築城のトライで射程距離に引き入れると、後半3分には横山が飛び込んで12-12の同点。さらに5分には再び横山のトライで、19-12と韓国の息の根を止めた。

明日は、第1試合は韓国と引き分けた中国との対戦。日本、中国、韓国がほぼ同レベルで、三つ巴になってメダル争いを繰り広げる展開になりそうだ。

1戦目に向かう女子代表   1戦目に向けた最後の調整   試合前開会のセレモニー   女子代表 対中国戦   ハーフタイム
1戦目に向かう女子代表   1戦目に向けた最後の調整   試合前開会のセレモニー   女子代表 対中国戦   ハーフタイム

7人制男子日本代表 村田亙監督
「3試合一戦必勝で挑んだジャパンですが、3戦ともに粘り強いディフェンスが機能し、勝利することができました。特に韓国戦では2トライ先制される劣勢のなかで、築城の追撃トライを始め、途中出場の横山が2トライ奪い勝てたことは、明日につながります。明日の目標は、金メダル獲得。初戦の中国戦から、一戦必勝で戦い、決勝で今季の集大成をお見せしたいと思います」

7人制男子日本代表 和田耕二主将
「この試合は、これまで戦ってきた大会よりも、厳しいとわかっていましたが、やはり一戦一戦タイトなゲームでした。自分たちの流れがつかめず大事なところでミスをしたりしましたが、一戦ごとに修正もできましたし、流れをつかんだことで、大事なところを選手間で共有できるようになりました。今日の試合は今までやったなかでも価値のある3勝。明日は、チーム一丸となって、金メダル獲得を目指し、今日の課題をしっかり把握して戦います」

日本大応援団です!   1戦目の中華台北戦に向かう男子代表   試合前アップ   気合十分です   女子代表 対グアム代表戦
日本大応援団です!   1戦目の中華台北戦に向かう男子代表   試合前アップ   気合十分です   女子代表 対グアム代表戦


<女子>

第1試合は、体格、スピードに勝る中国との対戦。開始早々、激しいプレッシャーを受けて、ボールが手につかない日本代表。逆にインターセプトなどでボールを奪われて、前半に3トライ、1ゴールを奪われる。後半にも1トライ、1ゴールを取られて0-24で完敗した。フィジカル面で、中国との大きな差が出た。

第2試合の対戦相手はグアム。対中国戦とは逆に、徹底的に相手にプレッシャーをかける展開。開始早々、鎌多が60mを走りきって中央にトライすると、前半だけで4トライ、2ゴールの猛攻で24-0と大きくリード。後半も勢いは止まらず、終始グアムにプレッシャーをかけ続け、乾の3つ目のトライを含む4トライ、3ゴールで50-0でグアムを完封した。

最終戦の相手は香港。両チームとも前の2試合で力を出し尽したかのような立ち上がり。攻守ともミスの多い展開が続いたが、前半4分に香港ボールをインターセプトした直塚が50m走りきってゴールポスト中央にトライ。ゴールも決まって7-0とリードする。その後も両チームとも決め手なく、このままゲーム終了と思われたノーサイド寸前、香港が左隅にトライを決めて7-5。あわや同点引き分けかと思われたが、ゴールが外れて、日本は辛くも勝利をおさめた。気迫の勝利。

初日を終え、女子は初戦の中国にこそ歯が立たなかったが、グアムと香港に勝ち、中国に次ぐ2位の位置で最終日を迎え、第1戦目にグアムと再び対戦する。

男子代表 対香港代表戦   子供たちにサインをする選手たち   ロッカールームからいざ、試合へ   女子中国代表選手たち   男子代表 対韓国代表戦
男子代表 対香港代表戦   子供たちにサインをする選手たち   ロッカールームからいざ、試合へ   女子中国代表選手たち   男子代表 対韓国代表戦

7人制女子日本代表 黒岩 純コーチ

「このチームが集まってから初めての試合でしたので、セブンズのゲーム感覚を取り戻すのに苦労しました。初戦の中国戦で、強い相手のプレッシャーを受けたことで、より課題が明確になりました。これを修正して、明日のグアム戦、そして決勝に挑みたいと思います」

7人制女子日本代表 辻本つかさ主将
「初戦の中国戦では、エンジンがかからず、一方的に攻められてしまいましたが、徐々に修正できるようになってきて、グアム、香港戦では明日に繋がる試合ができました。明日は、選手一人ひとりが、もう少し落ち着いて、正しい判断ができるよう、自分たちのやりたいことにチャレンジしていきたいと思います」

1日目終了後   1日目終了後、取材を受ける村田監督
1日目終了後   1日目終了後、取材を受ける村田監督

12月4日(金) 男子・女子7人制日本代表

大会開幕セレモニーを明日に控え、続々と他種目競技も大会が始まっております。
現在、男女日本代表が宿泊しているホテルには、ラグビー以外に、卓球、バドミントン、射撃の3つの種目の選手たちも宿泊しています。さまざまな競技の、さまざまな国・地域の選手たちと顔を合わせることも多く、今までのラグビーの国際大会とは一味違った雰囲気がホテルに溢れています。

そして、いよいよ明日に大会本番を控えた、男女7人制日本代表は、バスにて15分くらい離れた「Causeway Bay Sports Ground(コウズウェイ・ベイ・スポーツグラウンド)」で1時間程度の練習を実施。男女同じグラウンドで練習するのは本遠征では初めてでしたが、お互い、いい緊張感を持って、リラックスして練習していました。

隣にあるハッピーバレーにて散歩&ストレッチ   競馬場や人工芝などのグラウンドがいっぱいです   男女それぞれ練習開始です   黒岩コーチより本日の練習について   末松選手
隣にあるハッピーバレーにて散歩&ストレッチ   競馬場や人工芝などのグラウンドがいっぱいです   男女それぞれ練習開始です   黒岩コーチより本日の練習について   末松選手

女子代表は、昨日と同じく、クイックパスとワイドパスの練習と2対2、アタック・ディフェンスなどで最終調整。男子代表もウォーミングアップで体を十分に温めて、アタック・ディフェンスを行い、セットプレー、コンビネーションの確認を行い、試合前日練習が終了しました。

練習終了後、女子代表の黒岩コーチより「選手間でしっかりコミュニケーションを取って、勝負してください。そして、仲間を信じて戦うこと。この女子代表チームの強みは、『順応性』と『器用さ』。あきらめずにこの強みを十分に活かすこと」と試合前に選手へコメント。

男子代表の村田監督からは「思い切って、楽しく、そして、1戦1戦必勝で金メダルを獲りにいきます」と力強いコメント。

練習後はバスにて、明日の試合会場となる『香港スタジアム』へ視察に向かいました。男女共に初めての選手も多く、スタジアム内の施設の確認や説明などを受けていました。

とうとう、明日に迫った「東アジア競技大会」。男女共に、1日目から思い切って戦っていきます。ご声援、よろしくお願いいたします。

横山選手   笹倉選手   和田キャプテン   友井川選手   女子代表、2対2の練習
横山選手   笹倉選手   和田キャプテン   友井川選手   女子代表、2対2の練習


試合前日の監督・キャプテンコメント

男子7人制日本代表 村田亙監督

「今年、上海セブンズに始まり、マレーシア、シンガポールそしてスリランカセブンズと戦ってきて、今回の「東アジア競技大会」は、7人制日本代表にとっての集大成です。1戦1戦必勝で、全部勝って、優勝して帰りたいと思います」

男子7人制日本代表 和田耕二キャプテン

「東アジア競技大会では、『全試合失点0で金メダル獲得』が目標です。7人制日本代表はこの大会で優勝するために、上海セブンズから戦ってきました。またこの大会はオリンピックに向けた第一歩となります。必ず優勝して、ラグビーをもっと盛り上げていきたいと思います」

女子7人制日本代表 黒岩純コーチ

「金メダル獲得が目標です。ただし、女子もオリンピック競技に決まり、どのチームも強化をしてきているので、簡単にはいかないと思いますが、獲りにいきたいです。それと同時に大会に出場できることは、選手にとってのこれからの日本の女子ラグビーにとっても非常に貴重な機会だと思うので、ここで成績を残して、将来に繋げていきたいです」

女子7人制日本代表 辻本つかさキャプテン
「一人ひとり、不安を抱えていますが、7人制は試合数も多いので、1戦1戦大切に戦って、2日目につなげていきたいと思います。また、香港スタジアムでの試合を楽しんで、かつ、ひとつずつ勝ちにいきます」

女子代表、雰囲気よく練習しています   練習間でも入念に確認   ラインアウトの最終調整   初めてのスタジアム。笹倉選手、フォラウ選手、夏井選手   女子選手もスタジアムの大きさに興奮!
女子代表、雰囲気よく練習しています   練習間でも入念に確認   ラインアウトの最終調整   初めてのスタジアム。笹倉選手、フォラウ選手、夏井選手   女子選手もスタジアムの大きさに興奮!

ロッカールームです
ロッカールームです

12月3日(木) 女子7人制日本代表

3日は、女子代表が午前、午後と2部練習を、大会会場となる「香港スタジアム」のすぐ横に位置する「Son Kon Po Recreaion Ground(ソ・コンポ・レクレーショングラウンド)」で実施いたしました。
到着早々、12月1日に東京・辰巳の森海浜公園ラグビー練習場で実施した練習を撮影したビデオを黒岩コーチが分析。選手たちに悪い点、良かった点などを伝え、課題が与えられました。

練習は軽いウォーミングアップ後、黒岩コーチより、『クイックパスとワイドにパス』、『パスアウト後にでもすぐにポジションに戻る意識をつける』を強調した『パス』を中心とした練習が行われました。はじめは動きが固く、ミスパスも多かったのですが、声を出してコミュニケーションを取り、徐々に改善されていきました。
続いて、「2対2」を実施。ボールを持った選手自身が『抜く』、『クロスパス』などの判断をすることを意識した練習です。
午前練習では、「2対2」や「セットプレー」、「アタックディフェンス」を実施し、最後にFWはスクラム、BKはコンビネーションの確認をし、終了。
スクラム練習では、太田治GMが練習台となって、スクラムを組む場面も。初めて女子とスクラムを組んでいた太田GMですが、久々のスクラムだったせいか、終了後には首が赤くなっていました(笑)。

1日の練習をビデオでチェック   辻本つかさキャプテン   黒岩コーチ   東アジア競技大会ラグビー担当スタッフです!   クイック、ワイドパス
1日の練習をビデオでチェック   辻本つかさキャプテン   黒岩コーチ   東アジア競技大会ラグビー担当スタッフです!   クイック、ワイドパス

午前中の練習終了後、太田GMより、鈴木彩香選手辞退の報告がチームにありました。
「大変残念なお知らせですが、鈴木選手の分もチーム一丸となって、金メダルを目指してください」。とコメント。
最後に辻本キャプテンより「戦力を失って残念ですが、彩香の分まで戦いましょう!」と改めて、東アジア競技大会へ向けて、チームが一丸となりました。

午後は、ディフェンスを中心に練習。アタック・ディフェンスでは、黒岩コーチ、太田GMも参加して、試合に向け、実戦に近い形で練習を行っていました。

鈴木選手が辞退という残念な報告もありましたが、女子代表はさらに強い気持ちで大会に挑みます。
ぜひ、女子日本代表へ熱いご声援、よろしくお願いいたします。

女子7人制日本代表
黒岩コーチ
「11月に行ったワールドカップアジア地区予選もあって、その中からメンバーを選びました。疲労が溜まっていたり、怪我を抱えている選手もいますが、この大会は、2016年のオリンピックに出場するためにも非常に大切な大会です。1戦1戦勝ち続け、将来に繋げていく試合となります。もちろん、金メダル獲得が目標です。その中でもターゲットとなるのは中国代表です。中国代表はセブンズを必死に強化してきています。日本代表も中国にチャレンジしていきます。また、ワールドカップセブンズ、香港セブンズの内容を見ていると、得点が取れきれませんでした。今大会では得点を多くとっていくこともひとつの目標となっています。
鈴木選手については非常に残念ですが、選手全員一致団結して戦いに臨んでいきます」

辻本つかさキャプテン
「いつもの大会に比べて、規模の大きな大会ですが、現地に到着してみたら、そんなに選手たちも固くならず、リラックスしています。11月上旬まで、15人制のワールドカップアジア地区予選があったため、7人制での練習があまりできていませんでした。しかし思いのほか、個々に切り替えができ、7人制のプレーを思い出してきていました。大会までの時間は残りあとわずかですが、詰められるところまで詰めていきます!

本日は、参加メンバー全員に一言ずつ、コメントを訊きました!お送りいたします。

●辻本つかさキャプテン
「憧れの香港スタジアムでプレーできるので、とても嬉しく、楽しみです。金メダルを目指してがんばります!」

●乾あゆみ選手
「『チーム JAPAN!』、がんばります!」

●直塚史子選手
「今までやってきた事、仲間を信じて頑張ります」

●岡田真実選手
「今回の東アジア競技大会ではワールドカップの雪辱を晴らすためにも中国に勝ち、金メダルを獲って、日本に帰国します!」

●鎌多春香選手
「責任と自信を持って、全力で頑張りたいと思います」

●長谷部直子選手(バイスキャプテン)
「15人制ワールドカップアジア地区予選を一緒に戦ったメンバーとまたプレーできるのがとても嬉しいです。目標は金メダル!1試合、1試合を楽しみます」

●高橋真弓選手
「今までやってきた事を十分に発揮し、自分自身の責任を果たしたいと思います。そして未だに勝ったことのない中国を倒し、優勝します!」

●中村弥生選手
「香港スタジアムでの大舞台。全力で走りきります!優勝目指して気持ちを強く!!頑張ります」

●加藤慶子選手
「Best Performanceで、金メダルを獲る!!」

●山口真理恵選手
「チームの勝利のために必ずトライを決めます!」

●井上愛美選手
「自分のプレーに責任を持って、ベストを尽くします」

大会会場の香港スタジアムの屋根が見えます   クロスパス   太田GMもスクラム組みました!   BK陣   太田GMより
大会会場の香港スタジアムの屋根が見えます   クロスパス   太田GMもスクラム組みました!   BK陣   太田GMより

辻本キャプテンから   練習後のバスでも元気いっぱいの女子代表です
辻本キャプテンから   練習後のバスでも元気いっぱいの女子代表です

12月3日(木) 男子7人制日本代表

男子代表は、3日は終日オフ。
スリランカセブンズより立て続けの大会で、選手の疲労もピークに達していましたが、オフも個人でトレーニングを実施したり、疲れた体を休ませたりと、本日のオフで、リラックスできた様子でした。

夕食では全員が集合。今月12月は友井川選手と岩渕コーチが誕生日ということもあり、みんなでお祝いしました。

明日は気持ちを切り替えて、朝から練習実施です。

大会開催まであと2日。
引き続き、ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。

12月2日(水)

本日2日は決戦の地、香港に到着いたしました。

早朝6時30分に、グランドプリンスホテル新高輪を後にし、そのまま成田空港へ。いよいよ香港へ出発。他競技選手も一部は一緒の出発で、成田空港には「JAPAN」を背負い、真っ白なジャケットで身を包んだ選手たちがあちらこちらで見受けられました。

女子7人制代表も笑顔いっぱいで出発。

現地時間14時ごろに香港に到着。空港では大会組織委員会の人たちがお出迎えをしてくれ、バスに乗り込んでも練習の調整や今後のスケジュールの確認など、サポートいただいております。
街もところどころ、東アジア競技大会の垂れ幕などがみうけられ、大会開幕直前の雰囲気が出ています。

男子は明日、久方ぶりのオフ。疲れを癒したり、街に出てリフレッシュしたりと選手それぞれのオフを過ごすことでしょう。

明日は女子7人制代表のレポートをお送りいたします。

女子代表集合写真。これから出発です   香港に向かいます。写真は鶴ヶ崎選手   やっと香港に到着   香港は高層ビルばかりです
朝女子代表集合写真。これから出発です   香港に向かいます。写真は鶴ヶ崎選手   やっと香港に到着   香港は高層ビルばかりです

12月1日(火) 男子7人制日本代表

1日は大会前、日本での最後の練習
早朝、7時40分から、ウエイトトレーニングを実施。しっかりとしたウエイトは香港ではできないので、ここでしっかりとサーキットをこなし、鍛え、パワーをつけていました。

午前中から昼にかけての2部練習を陸上トレーニング場で実施。
練習前のミーティングでは、村田監督より、7人制日本代表のスローガン「Hard Defense」の再確認と「2対1」(アタックには常に抜けた後のサポート、孤立させない、常に二人つく)、「3m」(横の選手との間隔は3m)、「セットプレー」(スクラム、ラインアウトなどのセットプレーをしっかりキープ)の3つの約束事の確認。
また、岩渕コーチからは、スリランカセブンズでのビデオをチェックしながら、スクラム、ラインアウトのセットプレーをしっかりボールキープすることやスペースの取り方のチェック、アタックのポジショニングチェックなど、詳細に渡った説明があり、本日の練習の課題定義となりました。

ミーティング終了後、ウォーミングアップで体を温め、ミーティングで確認した、スペースを広く取っていく練習やスクラムやラインアウトのセットプレーの練習などを実施。ミーティングでの反省点を生かすためにも、練習の合間には必ず選手間、スタッフとのコミュニケーションを取りながら、理解するまで話し合い、練習にて実践をすることの繰り返しを行っていました。密な連携をとることにより、より多くの声が飛び交うようになりました。

1部練習の合間に30分程度軽く休憩を取ったあと、すぐに練習再開。
ここでもスペースの使い方やコンビネーションの確認をとるアタックディフェンスを実施。1部練習ではミスも多くみられましたが、2部練習ではミスも少なくなり、何よりも、グラウンド中に選手たちの声が響き渡っていたのが印象的でした。
練習終了後、和田キャプテンより「東アジア競技大会は優勝が目標。ここで勝たなくては、スリランカの優勝の意味はない」と選手たちを鼓舞していました。

練習後はプールリカバリーで体を癒し、東アジア競技大会日本選手団結団式が行われるグランドプリンスホテル高輪へ移動。スリランカより帰国してからはタイトなスケジュールをこなしているセブンズチームは、移動中のバスの中で睡眠を取っている選手も。表情はやや疲れ気味でした。

結団式では、公式正装に身を包んだ他競技の選手たち、22競技分約350名ほどが集まり、国歌斉唱で開会。「日本を代表して戦う」という気持ちを再確認させられ、気持ちが引き締まる思いで斉唱いたしました。

女子7人制日本代表もホテルで合流し、結団式に出席。男女ともに、白い公式正装を着ている選手たちを見ていると一段と頼もしく、大きく見えました。
そして、今遠征のチームリーダーの日本代表事業委員会・太田治ゼネラルマネージャーも合流し、東アジア競技大会に出場する男女7人制日本代表の選手団が揃いました。

いよいよ2日には、戦いの地・香港へ向かいます。
『金メダル獲得』を目指して、男女共に、精一杯戦ってまいりますので、日本からの熱いご声援、何卒よろしくお願いいたします!。

村田監督
「ここにきてようやくスコッド12名がすべて揃ったセブンズJAPAN。
今朝はいつものように体重、熱、脈拍チェック後、7:40からウェイトサーキットトレーニングを約40分。朝食後、場所を陸上競技場に移して9:30Meetingからスタート。
岩渕コーチがまとめたVideoをみんなでレビューし、練習に入り・・・。
その後捕食を挟みながら(練習2回/1h)、前半はレビューで指摘があった箇所を入念にチェック。後半は最後に新しいメンバーも織り交ぜて試合形式のアタック&ディフェンス=7 on 7
13:00過ぎに3部練を終了、プールリカバリー後、ゆっくりランチを取って15:00移動。

18:30から都内ホテルで団結式とハードな日程になりましたが、あす香港へ旅立つ7人制ラグビー選手はじめとする22競技の日本選手団、桜のプライドと日本代表という名に恥じぬよう今季最後の大きな戦いにチャレンジ。
香港では丸一日心身ともにリラックスさせる時間があるので、本番では選手全員フレッシュな形で金メダル獲得目標に、ラグビーを楽しんで参ります!!

朝一から目覚めのウエイトトレーニングです   村田監督よりトレーニング説明   気合十分です   30日から合流した笹倉選手   30日より合流の友井川選手
朝一から目覚めのウエイトトレーニングです   村田監督よりトレーニング説明   気合十分です   30日から合流した笹倉選手   30日より合流の友井川選手

ウエイトサーキットです   練習前のミーティング   今遠征より参加の山本選手   スクラム練習   練習中でも確認の繰り返し
ウエイトサーキットです   練習前のミーティング   今遠征より参加の山本選手   スクラム練習   練習中でも確認の繰り返し

笹倉選手とともに合流した夏井選手   練習直後も試合を想定したポジショニングの確認です   結団式前に   女子代表スタッフ。左に磯トレーナー、右は黒岩コーチ   男子、女子のコーチです
笹倉選手とともに合流した夏井選手   練習直後も試合を想定したポジショニングの確認です   結団式前に   女子代表スタッフ。左に磯トレーナー、右は黒岩コーチ   男子、女子のコーチです

結団式に出席前の村田監督   リラックスムードの男子選手団   結団式の様子 JOC竹田会長   日本選手団の国旗が渡されました   太田ゼネラルマネージャーより挨拶
結団式に出席前の村田監督   リラックスムードの男子選手団   結団式の様子 JOC竹田会長   日本選手団の国旗が渡されました   太田ゼネラルマネージャーより挨拶

五輪の公式正装で記念撮影です   女子日本代表選手も合流です
五輪の公式正装で記念撮影です   女子日本代表選手も合流です

12月1日(火) 女子7人制日本代表

出発前日、東アジア大会へ向かう女子7人制日本代表が日本での最後の練習に汗を流しました。
陽射しが暖かく、体を動かすと汗ばむ陽気の中「7人制」の感覚を取り戻すべく選手たちはグラウンドを大きく使った練習を行いました。

各自それぞれでウォーミングアップをした後は、1対1、2対2を行い、その後はグラウンドの横幅を大きく使ったアタック、コンビネーションの練習などを行いました。約2時間半、水入れの休憩とプレーの確認を行う以外はほとんど休む間もなく、選手たちが縦横無尽に芝生の上を駆け、ロングパスで選手の間を、ボールが右に左にめまぐるしく動いていきます。
開始直後は静かな女子日本代表でしたが、体が温まるに従い声も頻繁に掛け合い、コミュニケーションを取り、互いに指示を出し合う姿が見られました。
現地香港での最後の仕上げに向け、まずはスタートが切れたのではないでしょうか。
いよいよ男子と共に、女子日本代表も金メダルを目指し、日本を後にします。

辻本主将
「今日の練習で、7人制の感触が戻ってきました。積極的に動けてたし、気持ちが吹っ切れた気がします。憧れでもある香港スタジアムで試合ができることを、楽しみにしています」

1対1 チーム最年少の井上選手   12月ですが汗ばむほどの陽射し   スクラムからの展開   スペースを考えて   チームを率いる黒岩コーチ
1対1 チーム最年少の井上選手   12月ですが汗ばむほどの陽射し   スクラムからの展開   スペースを考えて   チームを率いる黒岩コーチ

ラインアウト ジャンパーは辻本主将   練習最後の円陣
ラインアウト ジャンパーは辻本主将   練習最後の円陣