■2013年6月27日(木)

試合前日のこの日は、ホテル内のジムで各自身体を動かした後、ルジニキ・オリンピック・コンプレックスの練習ピッチでキャプテンズ・ランを行いました。気温は30度を超えて日本の真夏の暑さでしたが、選手たちは意識して声を出し合い、翌日の試合に向けて最終調整しました。

練習後はワールドカップ・セブンズ2013のメインスタジアム「ルジニキスタジアム」を下見しました。スタジアムの収容人数は8万人。このように大きなスタジアムでプレーできることに、選手たちはとても高揚した様子でした。

夜は「ジャージープレゼンテーション」を行いました。場所は西山トレーナーが選手の身体をケアするために使っている「フィジオ部屋」。今大会ではチームが自由に使えるミーティングルームを主催者が用意していますが、瀬川ヘッドコーチ、坂井キャプテンともに、これまでの大会同様に選手がコンパクトに集まって一体感を感じられるフィジオ部屋での開催を希望しました。

瀬川ヘッドコーチは「ワールドカップロゴの入ったジャージーを着られるのは、4年間に一度だけ。誇りに思って欲しい。楽しんで欲しい。きついことをやって、勝って、応援してくれた人と喜び合えるのが、一番楽しいこと。歴史を変えるために、まず明日、スコットランドに勝とう」と選手に呼びかけました。

その後、瀬川ヘッドコーチがラグビーワールドカップ・セブンズ2013のロゴが入ったこの大会だけの日本代表ジャージーを選手一人ひとりに手渡し、ジャージーを受け取った選手が大会に向けた抱負をスピーチしました。

今回2度目のワールドカップ・セブンズに出場する桑水流選手は「自分は4年前のワールドカップ・セブンズのメンバーに入ったが、その時はほとんど試合にでることができなかった。今回も日本代表として、またワールドカップ・セブンズに参加できることができて本当に嬉しい」と話しました。

選手に続いて、チームスタッフも全員があいさつ、最後に大会参加記念メダルを授与して、ジャージープレゼンテーションを終えました。

いよいよ明日はワールドカップ・セブンズ2013のプール第1戦となるスコットランド戦です。目標のベスト8入りのためにプール全焼を目指す男子7人制日本代表に、皆さんの応援、よろしくお願いいたします。

■2013年6月26日(水)

26日から、コーチや選手がチームホテルでメディアの皆さんの取材に応えるメディアオポチュニティーが開始。この日は瀬川ヘッドコーチと豊島、羽野両選手が登場しました。

その後、ホテルに隣接した公園の広場を利用してラインアウトの練習などを行いました。モスクワ市内は渋滞が激しく、大会側が確保している公式練習会場では移動に時間が取られるため、環境に応じて柔軟に対応するのがセブンズ流と瀬川ヘッドコーチは練習前のメディアオポチュニティーで説明しました。

練習終了後、選手はすぐにホテルに戻り、トレーナーが選手の身体のケアをするために確保した部屋へ。疲れを残さないように、冷たい氷水で満たした「アイスバス」に入りました。

午後は、オーストラリアのチームと練習試合を行いました。瀬川ヘッドコーチは試合を振り返り、「すごくいい経験になった。試合では今までやってきたことをやり切る。そのために、やってきた『コミュニケーション』をもう一度しっかりとろう」と選手たちを鼓舞しました。

photo by RJP Kenji Demura

photo by RJP Kenji Demura

photo by RJP Kenji Demura

photo by RJP Kenji Demura

photo by RJP Kenji Demura

photo by RJP Kenji Demura

photo by RJP Kenji Demura

photo by RJP Kenji Demura

photo by RJP Kenji Demura

いよいよ明日は試合前日です。みなさん応援よろしくお願いいたします。

■2013年6月25日(火)

モスクワ遠征2日目は、朝6時15分からのジョギングでスタートしました。緑が多く静かな公園で軽く汗を流し、時差や長旅の疲れをリセットしました。

9時20分からはホテル内のジムで1時間半のウェイトトレーニングを行いました。

午後はいよいよ試合会場となるルジニキ・オリンピック・スタジアムを訪問。同じ敷地内にあるピッチで約1時間半のトレーニングを行いました。
時折雨も降りましたが、気温は30度を超え、かなり蒸し暑い天気でした。
主な練習内容は、6対6や7対5のアタック・ディエンス、ポジション別のトレーニング等です。

こちらは、菅平から続いているトゥキリ選手のハンドオフセッション。
見山S&Cコーチ曰く「トゥキリ選手は本当にハンドオフが上手い」とのことで、羽野選手や小原選手などの若手たちはトゥキリ選手から1対1のハンドオフと、それに対するディフェンスの方法を学びました。

坂井キャプテンは今日の練習をこう振り返ります。
「移動した後の始めの練習は身体が動きづらいので、みんな積極的に身体を動かし、いい練習ができました。ここまできたら、1番の力はチーム力。あとはいかにチーム力を上げるかにフォーカスして練習に取り組みました」

ピッチトレーニングのあとは、プールリカバリーでリラックス。30度を超える暑さの中での練習だったので、プールでしっかりと体温を下げます。

こちらの2枚は、桑水流選手が撮影。トゥキリ選手もオペティ選手もいい表情です。

夜は、モスクワ在住のラグビー・アメフト経験者から成る「モスクワ楕円球の会」の方々にワールドカップ・セブンズに向けた激励会をしていただきました。

いよいよ初戦のスコットランド戦まであと残すところ3日。女子7人制日本代表も本日ついにモスクワ入り。モスクワの地で戦う男子・女子7人制日本代表の応援、どうぞよろしくお願いいたします。

■2013年6月24日(月)

いよいよモスクワへの移動日を迎えました。7時30分に滞在ホテルを出発し、バスで成田空港に向かいます。

到着したばかり男子7人制日本代表

偶然空港で、PNCから帰国するトンガ代表チームと遭遇。写真はラトゥイラ選手と、ラトゥイラ選手の高校の後輩であるトンガ代表チームの選手たち

男子7人制日本代表選手団

10時間のフライトを経て、現地時間17時30分(日本時間22時30分)にモスクワのシェレメーチエヴォ国際空港に到着。気温は29度。時折小雨が降り、蒸し暑さを感じます。空港からチームホテルまではバスで約1時間
ホテルに到着した選手たちは、プールリカバリーやミーティングを行いました。ミーティングでは、勝つことへのこだわりを再確認。明日はいよいよモスクワでトレーニング開始です。


今回リエゾンを担当してくれるロマさんとウラジミールさん


役割分担を書く橋野選手


ラグビーワールドカップ・セブンズ2013のボール


プールリカバリー後

夕食会場にて