中国ブロックU17トレーニングキャンプ  
二ノ丸リソースコーチによる講義

6月14日(金)
1日目。6月とは思えない暑さの中、平成25年度U17中国ブロックトレセンが島根県浜山運動公園球技場で実施されました。きれいな緑の天然芝グラウンドで開講式が行われ、ユースコーチの安藤先生からこの合宿の意義と目的が説明されました。今回の合宿のテーマも、引き続き「リロード」ですが、アタック面だけでなく、ディフェンス面でも意識しなければなりません。開講式前のコーチミーティングで確認されたとおり、フィットネステストからスタート。暑さにも負けず、選手たちは真摯に取り組んでいました。しかし、フィットネステストを終え、練習メニューに入ると、疲れのせいか、3ヶ月前のU16トレセンで教わったことを思い出せない場面も見られ、選手もコーチもとまどいを隠せない1日目となりました。

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コーチミーティング 早朝のS&Cセッション

6月15日(土)
2日目。昨日とは打って変わって、朝から雨。予定されていた早朝からのS&Cセッションも、急遽、宿舎の朝食会場で場所を確保して、予定を大幅に変更しての実施となりました。朝のスタッフミーティングにおいて、セッションを予定通りグランドで行うか内容を変更して室内で行うか、コーチ陣に迷う場面が見られましたが、南条・二ノ丸両リソースコーチから「この合宿のゴールは何なのか?午前のセッションのゴールは何なのか?そこをきちんと考えなければならない」という的確なアドバイスをいただき、昨日からのコーチ陣のとまどいや迷いが払拭され、予定通り、グランドにて行うことに決定。午前はアタックにフォーカスして、ブレイクダウンのスキル練習。「10vs10」のゲーム形式とリンクさせながら、スキルの習得に励みました。コーチ陣のまとまりが選手にも伝わり、全員が「ゴール」を目指すことができ、だんだんと練習の雰囲気が変化してきました。午後に入ると、天気も回復し、練習も順調に進みました。午後のセッションはディフェンス。午前同様、「10vs10」とリンクしながらの練習。しかし、今度はディフェンスにフォーカスしての練習です。「セット」、「アップ」、「ショルダー」のキーワードを意識しながら、充実した練習となりました。そして、初日には見られなかった選手の「チームトーク」も随所に見られるようになり、明らかに選手の意識に変化が見られました。

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選手のチームトーク

6月16日(日)

最終日。天気は曇り時々晴れ。前日のミーティングで発表されたチームでアップからチーム練習。ゲームへと意識を高めていきます。セレクションマッチでは、「リロード!」や「セット!」などの声もたくさん聞こえ、練習してきたことを意識して一生懸命プレーしている姿が見えました。閉講式では、南條・二ノ丸リソースコーチから、「中国のレベルは確実に上がってきている。次はここでやってきたどれだけ意識し続けるかが大切になる」という言葉をいただき、ラグビーに取り組む姿勢を熱く話していただきました。安藤ユースコーチからは、全国合同大会でチームターゲット(3強【関東・近畿・九州】の一角を倒す)を達成するためには、フィットネスとS&Cのレベルを、今以上に上げる必要がある。チームターゲット達成に向け、この成果を継続しながら、各チームに帰ってからも「宿題(=フィットネスとS&C)」に取り組んで欲しいと選手に伝え、全日程を終了しました。

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ブレイクダウンスキル タックルスキル