決勝に勝ち残ったのは、今季のトップリーグのファイナリストであるヤマハ発動機ジュビロと、トップリーグではプレーオフトーナメント LIXIL CUP 2015進出を逃しながらも、ワイルドカードトーナメント2試合と日本選手権3試合を勝ち抜いてきたサントリーサンゴリアス。
昨年8月22日のトップリーグ開幕から半年。今シーズンの日本ラグビーのフィナーレにふさわしい激しいラストバトルが繰り広げられることになりそうだ。
一方、「今シーズンは世代交代がテーマ」と、大久保直弥監督がことあるごとに語ってきたサントリーにとっても、わずか勝ち点1差でLIXIL CUP 2015進出を逃した後、ワイルドカードトーナメント2試合、日本選手権3試合の厳しい試合をものして日本一を争う場に勝ち上がった事実こそ、チームの進化の証明と捉えていいだろう。
スクラムでの優位性にもよるが、「(LIXIL CUP 2015ファイナルのパナソニック戦では、相手のSH田中史を)意識しすぎてしまったところがあった。今度は世界でトップのSHが相手なのでポジションとしては負けたくないが、意識しすぎずヤマハのSHとして自分のプレーをするようにコントロールすることがキーワードになってくる」というヤマハ発動機SH矢富勇毅がデュプレアにどう対峙するのか。