11月7日、8日に香港で開催されたリオデジャネイロオリンピックのアジア予選となる「7人制ラグビーアジア予選香港大会」で優勝し、オリンピック出場を決めた男子セブンズ日本代表の大会終了後ヘッドコーチ、キャプテンらのコメントをお知らせします。

 

■7人制ラグビーアジア予選 香港大会 大会終了後 男子セブンズ日本代表コメント

■瀬川智広ヘッドコーチ

「ほっとしたというのが、今一番の感想。勝てばリオデジャネイロオリンピックに出場、負ければ最終予選に回るという一度切りのこの大会は、いつもと違った。決勝での選手たちは少し落ち着かない感じがした。ホームの香港代表への大きな声援で指示がうまく伝えられなかったり、相手に先行されたりもしたが、ハーフタイムでは自分たちのラグビーをしようと話をした。リズムを取り戻せば、決勝戦は10分ハーフなので勝てると思っていた。オリンピックにアジアの代表として出場するからには、これからしっかり準備をしていきたい」

■桑水流裕策キャプテン

「プレッシャーはあった。アウェイでの試合で、決勝戦の前半は焦ってしまった。後半は日本代表のプレーをしよう、ボールを動かそうと話をした。後半も満足のいくラグビーはできていないが、まずはスタートラインに立てたのだと思う。オリンピックでメダルを取ることを目標にしているので、これからもっといい準備をしていきたい」

■坂井克行選手

「香港代表に先制されて選手たちは焦ったところもあったが、2014年のアジア競技大会やアジアの大会での経験があったので、自分自身は焦らずプレーすることができた。自分がキャプテンをしていた時に、何かあれば相談していたのは桑水流選手なので、この大会にキャプテンとして臨む桑水流選手が試合に集中できるように、今回はサポートすることに努めた」

■レメキ ロマノ ラヴァ選手

「2週間前の合宿で練習したサインプレーを、今日初めて実戦で使ってそれが決まった。あのトライが試合のターニングポイントとなり、そのあとさらにトライを重ねることができた。最初は少し硬かったが、前後半で20分あるから後半に絶対いけると思った。今までやってきたことが実った。リオデジャネイロオリンピック出場を決めて、とても気持ちいい」

■藤田慶和選手

「観客席から日本コールが聞こえた時は嬉しかった。リオデジャネイロオリンピックに出場するからには、金メダルを狙っていきたい。サクラセブンズもアジア予選を突破してもらい、男女そろってオリンピックに出場したい」

■合谷和弘選手

「160日間におよぶ合宿が結果に結びついて、素直に嬉しい。(後半7分の)トライは必死だった。チームがつないでくれたボールなので、必死でトライを取りに行った。決勝の最初はアウェイということで緊張感もあり、普段通りにいかなかったが、後半は自分たちのラグビーをやって走り勝とうと話をした」

■松井千士選手

「まだ世界に通じる、というレベルにはなっていないので、これからさらに努力していきたい。ラグビーワールドカップ2015において日本代表の活躍でラグビーが盛り上がっているが、これからはセブンズ(7人制ラグビー)でも盛り上げていこうと思う。前半リードを許し、焦ってしまうところもあったが、落ち着いていこうという言葉が選手の間であったので問題はなかった」