第3回合宿参加メンバー・スケジュールはこちら

7月2日(日)

第3回TID合宿の3日目はこのメンバーで迎える初めてのゲームデイ。
各々が試合に向けて雰囲気を作り出している中でも、リラックス出来ている部分も感じられました。
午前中は再びキヤノンスポーツパークで最後の確認を行い、意思統一を図りました。

今回は中央大学さんに胸を貸して頂く事になり、この試合が実現しました。
試合直前の円陣では眞野キャプテンを中心に我々がこの試合で目指す方向性などをしっかりと確認し、試合に入りました。

前半から激しいフィジカルの攻防が続く中で、トライを狙える場面で着実にトライを積み重ねて行く事が出来た試合展開となっていきました。しかし中央大学さんもコンタクトエリアでは激しいDFを見せ、我々の前進を阻む場面も随所に見られました。そのプレッシャーが掛かる場面でも上手く試合展開を支配する事が出来、前半を41−0で折り返しました。

さらに後半も勢いが止まらないTIDスコッドメンバーは、数位的優位の場面が現れた時に着実にそのチャンスをトライへと変えて行く事が出来ていました。試合終盤で中央大学さんも意地を見せて1トライを返しますが、終始試合展開を支配する事が出来たTIDメンバーが後半に45点を加えて86−7で勝利する事が出来ました。

この14本のトライの中には我々が意図して獲れたトライもあり、良い収穫を得る事が出来た試合でもありました。来週も流通経済大学との試合が予定されており、さらにそこで成長を遂げる事が出来るかが鍵となります。

最後に今回、お世話になったキヤノンさんや中央大学さんをはじめ、皆様に改めて御礼申し上げます。


7月1日(土)

昨晩の夜に集合し早速、中央大学との強化試合に向けての準備を開始した第3回TID合宿メンバーですが、この日の朝も6時15分のコンディショニングチェックから活動を開始しました。

World Rugby U20 Trophyという大きな舞台が刻々と目の前に迫りつつある中で、短期でしか集まれない状況を抱えているものの、そんな事をハンデとも感じさせない位に朝からセッションを行なってチーム内の意思統一を図ります。

この日の午前中はトップリーグチームのキヤノンイーグルスさんのグランドで練習をさせて頂きました。生憎の雨、さらにはかなりの湿気を感じる環境ですが、第2回から第3回までの期間が空いてしまったその時間を取り戻そうと選手達は練習に励みます。

昼食を挟んで、今度は中央大学さんのグランドにて練習を実施させて頂きました。強化試合が明日に迫る中、コーチはここであえて選手達に高強度の練習を行って選手達の気持ちを試合に対して作り出していこうと試みました。その試みに選手達も応えるかのように、タックルバッグにバンバンバンと重く突き刺さる音が中央大学さんのグランドに響き渡りました。

選手達の気持ちもしっかりと試合に向けてこの短期間で良い準備が出来、この練習を敢えてコーチ達が課した事の意味を知り、実感しているようでした。

明日はいよいよ中央大学との強化試合となります。
そこで選手達は本当の意味での真価を問われる事になります。


6月30日(金)

この日はもはやU20TID合宿ではお馴染みとなった、夕方から各大学の講義や練習を終えた選手が徐々に集合を始めます。到着後はすぐに夕食タイムとなり、お世話になっているホテルの美味しいご飯に舌鼓を打ちました。

まだまだ大きくならないといけない筑波大学の杉山選手に、里コーチが愛のムチを与える光景にも遭遇しました。

夕食後はチームミーティングを行い、遠藤HCを主体として前回のおよそ4週間前の第2回TID合宿から空いたギャップを取り戻す作業が行われます。途中、遠藤HCからの質問が選手達に次々と投げられますが、この日はさらにその答えにも自信を持って答えられている選手が多かったと感じました。今日からちょうど”60日後”この中から選ばれた精鋭達は、World Rugby U20 Trophyの初戦の舞台に、南半球の果てにあるウルグアイはモンテビデオの地に立っています。そこで我々はAbsolute、絶対的な強さを見せてWorld Rugby U20 Championshipに1年で復帰するという大きな使命を背負っています。

その後はいつも通りに実際に動きを付けて行うウォークスルーを実施し、ここでも選手達は集中力の高さを見せていました。今回は特に、2日後にセレクションも兼ねて行われる中央大学との強化試合が予定されており、選手達も徐々に試合モードに切り替わって行く事でしょう。

その後はユニットに分かれてのチェック。FWはホテルの中であろうが、関係ありません。絨毯の上でもスクラムを組んで見せました。ホテルの冷房にはさすがに彼らの冷却が間に合わなかったようで、選手達は汗まみれになっていました。

ラインアウトの方も合わせを行って、2日後の試合に向けてサインミスがないように再確認。唯一の高校生での参加となる福井選手も年上の選手に負けじと練習に励んでいました。

同じくBKもユニットでの合わせを行い、中瀬コーチを中心に2日後の試合で使う事になるアタックの確認を行っていました。こちらでも実戦さながらの高い集中力を選手達が見せてくれ、2日後の試合がとても楽しみだと感じる事が出来ました。

明日は午前中がトップリーグチームのキヤノンイーグルスさん、午後が中央大学さんにお世話になり、場所をお借りして練習をさせて頂きます。