公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(JRFU)は、「Impact Beyond 2019」※1及び「アジアンスクラムプロジェクト」※2の一環として、3月16日(土)~17日(日)の2日間にわたりタイ王国クラビー県にて現地選手ならびにコーチを対象としたラグビークリニックやラグビー交流大会等を開催いたします。
 本事業は2019年ラグビーワールドカップの開催国として、アジアにおけるラグビー普及及び競技力向上を目的に日本スポーツ振興センター(JSC)※3が取り組む「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)※4」プログラムの再委託事業として実施します。JSCとJRFUはSFTの趣旨のもと「競技団体によるスポーツ国際貢献・交流プログラム」の実施について合意し、タイで2015年度(バンコク)、2016年度(ナーン県)、2017年度(ムックダーハーン県)と3回にわたりキッズラグビーの交流やラグビークリニック等の取り組みを実施しました。
 今回は開催地域をタイ南部へ移しクラビー県において開催し、より多くの子ども達にスポーツの価値や楽しさを伝えるとともに、コーチングクリニックによる指導者育成ラグビークリニック等を通じて日本人コーチとの交流を深めることを目指します。

        昨年度実施した際の様子(タイ・ムックダーハーン県) 

 本事業には、日本からラグビー元日本代表主将廣瀬俊朗氏、女子7人制元日本代表三樹加奈選手が参加し、代表選手としての経験をいかした選手・指導者養成を行います。

■実施概要

開 催 日:2019年3月16日(土) 、17日(日)

開催場所:タイ王国・クラビー県 Ao-luk-Pra-Cha-san school
      2, Moo 7, Ao Luek Tai Subdistrict, Ao Luek District, Krabi 81110

スケジュール
3月16日(土) 9:30~11:30 :コーチングクリニック
        13:00~16:00 :日本のラグビー精神を伝える講話 ラグビークリニック
3月17日(日) 9:30~11:30 :チーム練習
        13:30~16:00 :タッチフット大会
          15:30     :閉会式
 ※時間は現地時間

プログラム内容
●コーチングクリニック
 現地の体育教師及びラグビーコーチら約50人を対象に、指導者講習を実施。
 「No side」「One for all, all for one」といった日本のラグビー精神を伝え、ラグビーの価値を伝える。
●ラグビークリニック
 クラビー県の生徒(10歳~17歳、初心者)約100人とラグビーコーチら50名を対象に、ラグビークリニックを実施。
●タッチフット大会
 クラビー県の生徒(10歳~17歳、初心者)約100人が参加するタッチフット大会を実施。

1 Impact Beyond 2019とは
 ワールドラグビー、アジアラグビー、日本ラグビーフットボール協会の三者のパートナーシップによる、アジア初開催となるラグビーワールドカップ2019日本大会のためのレガシープログラム。
 以下の4つの主要ポイントに重点を置き、各協会がラグビーへの参加者の拡大を図り、持続可能なビジネスモデルの育成を可能にするもの。
1. GROWING THE GAME IN JAPAN(日本におけるラグビー振興)
2. GROWING THE GAME IN ASIA(アジアにおけるラグビー振興)
3. GROWING BROADCASTING IN ASIA(アジアにおける放送網の拡大)
4. GROWING THE GAME GLOBALLY(世界におけるラグビー振興)

2 アジアンスクラムプロジェクトとは
 ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催国としての理念「アジアのためのラグビーワールドカップ」の実現と、アジアラグビー発展のため、日本協会が2011年より取り組む活動。

※3 日本スポーツ振興センターとは
 我が国におけるスポーツの推進のための中心的な役割を果たす独立行政法人。

※4 スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)とは
 SPORT FOR TOMORROWは、2020年オリンピック・パラリンピック競技大会を東京に招致する際、IOC総会において安倍晋三首相が発表したことをきっかけに始まった日本政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業です。2014年から2020年までの7年間で、開発途上国をはじめとする100カ国以上・1000万人以上を対象としたあらゆる世代の人々にスポーツの価値を広げていく取組み。