6月17日には日本協会ホームページにて「夏季の練習についての注意ならびに夏合宿に向けて」の諸注意事項を公開しました。それに続き、特に合宿地において、命に関わるAEDの使用・フローについての注意喚起を各チームへ徹底するように連絡をお願いいたします。

スポーツ現場では、今やスポーツ選手の命を守るAEDは欠かせません。ラグビーも同様です。近くにAEDがあるかないかで、生死を分ける境目と言っても過言ではありません。特に、若年層や高齢者は、リスクが高いので注意が必要です。

合宿地では、宿泊施設にAEDが設置されていることが多いものの、実際の活動場所であるグラウンドでは設置されておらず、1分1秒を争う緊急時に時間がかかってしまうことが予想されます。初動の遅れがないように事前に準備しておくことが大切です。AEDの購入及びリースをチームで検討することもひとつです。

各チームにおいては、EAP(緊急時対応計画)の中で、AEDの設置場所の確認やAED運搬時の手順を再確認するとともに、夏合宿などの遠征時では現地で適切に対応ができるように救護シミュレーションの確認をお願いいたします。

なお、その際に以下のことを踏まえ、命に関わる突然の事故に対しても、万全の安全体制を構築し、対応できるようにお願いいたします。

  • ①インジケータ(AEDが正常かどうかを示すランプや画面)によりAEDが使用可能な状態にあることを確認しておく。
  • ②設置されている場所については、指導者・コーチのみならず、プレーヤー全員に周知しておく。
  • ③征といった場面では、AED のレンタルも考え、AED を携行できるようにする。
  • ④チーム所持の場合)AEDに取り付けられている電極パッドやバッテリの交換時期(使用期限等)の把握をしておく。