IRB PNC 2013 および リポビタンDチャレンジ2013に向けた日本代表メンバー 名古屋・東京合宿スケジュール ■2013年6月24日(月) パシフィック・ネーションズカップ、そして4月1日に菅平から始まったキャンプの総決算となる 23日のアメリカ代表戦。アメリカ相手には最大得点差の38-20で快勝し、6月15日からのタイトな3連戦をすべて勝利で飾りました。 解散となる24日は朝からリカバリーを行いました。 いつも通りのアイスバス、ストレッチ、そしてプールの中でのアクティベーションを 1分ずつ交代で20分ほど繰り返しました。 <br /> 昨日の試合で出場機会がなかった選手たちはウェイトトレーニング。 中村選手がベンチプレスしているのは140kgです! その後は、春シーズンを終え、それぞれ個人面談を行いました。 FW陣はエディー・ジョーンズ ヘッドコーチ、BK陣はワイズマンテル テクニカルアドバイザーから、それぞれこの春シーズンで良くなったことと課題について、フィードバックが行われました。日本代表から離れてチームに戻っている間もインターナショナルレベルへフィットしていくために 必要な過程です。 とうとう解散となる前は最後のチームミーティングが行われ、アメリカ代表戦直後に スーパーラグビー・ハイランダーズに戻った田中選手をのぞいて、全員集合しました。 堀江選手からはスーパーラグビーとの違いについても話がありました。 「日本人はフィジカルが弱いと思われがち。スーパーラグビーの選手はやはりウェイトトレーニングをしっかりやっている。試合があるときでもやっている。嫌かもしれないけど、嫌でもやれば筋肉は付くからやっていこう」とフィジカルの大切さを説いていました。 最後は廣瀬キャプテンから。 「4月1日からずっとやってきて、ウェールズ相手に勝つこともできた。次のターゲットへ向けてどれだけできるかはわからないけど、1年のうち、4ヶ月間は代表活動で一緒にいるけど、その他のチームで過ごす8ヶ月も大事。」 とチームは解散となりますが、次のテストマッチへ向けて常に進化を続けていく努力が必要と伝えていました。 4月1日に菅平で始まったキャンプから、約3ヶ月。ともに過ごしてきた選手たちも一度各所属チームに戻ります。 スーパーラグビー、トップリーグ、大学とそれぞれのレベルでの成長を遂げ、さらに強くなって再集合することを期待しましょう。 最後に、4月20日から始まったアジア五カ国対抗よりスタジアムなどで応援を送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。引き続き日本代表へのサポートをお願いします。 ■2013年6月22日(土) とうとうパシフィック・ネーションズカップ、そして春シーズン最終戦となるアメリカ代表戦を翌日に控え、チームミーティングではジャージープレゼンテーションが行われました。 ジョーンズ ヘッドコーチからは「このジャージーが着れるのは最後と思ってやってもらいたい」と厳しい一言。 いつも定位置が確保されている状況ではなく、常にチーム内での競り合いに勝って桜のジャージーに腕を通すことができるのです。 昨日のメンバー発表ではスターティングメンバーに名を連ねていた福岡選手ですが、 残念ながら負傷のためスターティングメンバーからは外れることになりました。 代わりにスターティングメンバーに入ったのは藤田選手。 そしてベンチには今村選手が入りました。 試合前日練習は約45分程度の短いセッション。FW陣は最後の10分をスクラムで終えました。 また、今日の練習にはU17関東ブロックトレセンに参加の高校生が見学に訪れていました。その子供たちに話をするジョーンズ ヘッドコーチ。 練習後には各選手にそれぞれのポジションの高校生たちが質問をしたり、記念撮影をしたり有意義な時間となりました。 2019年のワールドカップを担う高校生たちには、こうような機会を大切にしてもらいたいですね。 田中選手と小野選手のハーフ団は実際にボールを使ってパスのキーポイントを教えていました。 そして久しぶりに五郎丸選手による今週の一枚は、こちらのツイ選手が高校生の質問に答えていたシーンでした。 明日のアメリカ代表戦が春シーズン最後の試合となります。天気予報も晴れ。 ぜひ秩父宮で進化を遂げている”Japan Way"をご覧ください! ■2013年6月21日(金) 昨日20日、名古屋から東京に移動してきました。 2日後の23日にはパシフィック・ネーションズカップの最終戦となるアメリカ代表戦が控えます。 「この短い間に3試合という世界のどこもやっていないタフなスケジュール」とエディー・ジョーンズ ヘッドコーチが言うとおり、15日のウェールズ代表第2戦が終わり、中3日ずつで試合が続く厳しいスケジュールです。 FW陣はスクラムのセッションからスタート。 その前に体をしっかり温めます。それぞれペアになって1人がゴムバンドで後ろから引っぱり、1人はワニ歩きです。 本番のスクラムセッション。 上に乗っかっているのは堀江選手たち2名です。 練習前のミーティングでは、スクラムを指導してくれているダルマゾ スポットコーチから「スクラムは勝っている。自分たちが負けていると思っていたらそれは大きな間違いだ。勝っているスクラムからさらに試合をコントロールしていくことが大事」と言葉をかけられたFW陣。この1ヶ月ほどでスクラムの進化は目覚ましいものです。 スクラムセッションの最後はスクラムマシーンを相手に、細かい修正をしていきました。 アメリカ代表戦へ向けてのメンバーが発表されましたが、先発に返り咲いたのはウィング選手。記者会見でジョーンズHCは「田村はカナダ代表戦でとても良くやってくれたが、ウィングもフィットしてきたので、ウィングを先発で使う」とコメントしました。田村選手は試合途中から勢いを与えてくれるはずです。 キックオフディフェンスの練習も時間を費やして行いました。 BK陣は腕立て伏せやウェイトを使ったアクティベーションを集中して 短い時間で行いました。 そして2チームに分かれてゲーム形式のパスリレー。 今日の練習は約1時間の短い時間で終了し、”デラックス・リカバリー”として リカバリーには約1時間費やしました。デラックス・リカバリーは 温かい部屋でのエアロバイク、ストレッチ、軽食をとった後にホット&コールドバスで体をリフレッシュしました。 また、今日からスーパーラグビー ブランビーズの分析担当を務めるウォーリック・ハリントン氏が日本代表に合流しました。日本代表の分析担当と密にコミュニケーションを行い、それぞれが良いところを吸収しあいます。 今日明日の東京の天気は少し雨模様ですが、23日のアメリカ代表戦当日は 晴れの予報。春シーズン最後の試合、ぜひ日本代表の進化した”Japan Way"を見に来てください! ■2013年6月18日(火) とうとうパシフィック・ネーションズカップ第3戦対カナダ代表を明日に控え、今日は瑞穂ラグビー場で試合前日練習を行いました。 メンバーは前回のウェールズ第2戦から先発とリザーブの中での入れ替えはあったものの、23人のメンバーは変わらずです。 その中で再び10番をつける立川選手。 そしてどの試合でもフィジカルの高さを見せつけているマレ・サウ選手。 カナダ代表戦へ向け、「ウェールズ代表第2戦からアメリカ代表戦まで3戦連続同じタイト5というのは考えづらい。フレッシュな人材を入れる」とジョーンズ ヘッドコーチが語るとおり、 前試合で先発出場した伊藤選手は今回はベンチスタート。アタック側の菊谷選手を封じていました。 藤田選手もベンチスタートですが、そのスピードで相手ディフェンスを切り裂いてもらいたいですね。 カナダ代表戦でも最初の20分と最後の20分は日本代表らしい速いテンポのラグビーを目指します。 その要となる田中選手。 今日の名古屋はとても蒸し暑く、練習が終わった選手たちからは滝のような汗が吹き出ていました。 こういう日のアイスバスは気持ち良さそうですが、アイスバスが苦手な藤田選手は少し顔がつらそうです。 午後はジョーンズHCが地元の愛知県立明和高等学校におもむき、ラグビー部員に約1時間の講義を行いました。 明日のカナダ代表戦は、明和高校ラグビー部員が試合運営のお手伝いをしてくれます。 明日の名古屋の天気はあまり良くなさそうですが、みなさんの応援がジャパンの力の源になります! スタジアムに足を運んでの応援、ぜひよろしくお願いします! ■2013年6月17日(月) パシフィック・ネーションズカップ第3戦目となる対カナダ代表を2日後に控え、東京から名古屋へ午前中に 移動となりました。 ただし、その移動の前に今日は朝5時から数人ごとに早朝練習を行いました。 50kgのウェイトを腰からぶら下げて懸垂を行う田中選手。 各選手、4月初めの菅平合宿の際は50kgというウェイトをつけての懸垂ができるのは数名でした。 確実に全員の筋力がアップしています。 左右の握力を計測しました。 廣瀬選手とウィング選手。数値を見た後は思わずやり直したくなるようです。 ジャパンの平均は左右ともに65kg前後でした。 ヒップコンディショニングのお手本となっているのは廣瀬キャプテン。BK陣を率いてます。 練習に参加している坂手選手のスローイングのフォームを確認するボーズウィック スポットコーチ。 後ろから動画を撮って本人に見せ、改善すべき点を指摘していました。 その後はボーズウィック スポットコーチがレシーバーとなりスローの練習を行いました。 夕方はBK陣、FW陣分かれてそれぞれユニットミーティングの後にウォークスルーを行いました。 BK陣は名古屋城の目の前で、シェイプの確認を行いました。 夕食前に行われたチームミーティングではカナダ代表戦へ向けたメンバーが発表されました。まだウェールズ戦から2日しか経っておらず、身体の調子は100%とはいきませんが、「メンタルの強さが大事(ジョーンズ ヘッドコーチ)」。 つらいときでも、今シーズンスローガンに掲げている「進化」をし続けて行こうという ことが選手間でも話し合われました。 明日はもう試合前日練習。 8日間で3試合を戦うというハードなスケジュールですが、是非みなさんの声援でサポートしてください!