■2013年6月7日(金)

明日8日に控えるウェールズ戦を前に、試合前日練習前は恒例のチームミーティングが行われました。
トンガ戦、フィジー戦に続いてゲームキャプテンを務める菊谷選手がジャージープレゼンテーションをされ、
前に出て挨拶。「今までのラグビー人生でああしておけば良かった、とかいろいろあったけど
またこんなチャンスをもらえた。明日の試合で出し切って行きましょう」とのコメント。

試合前日練習は、明日の決戦の地、花園ラグビー場で行いました。

12番に抜擢されたクレイグ・ウィング選手。ウェールズ代表とのビッグゲームになりますが、
ラグビーリーグでの経験やスキルを生かし、日本代表を勝利に導いてほしいですね。

そして10番を任された立川選手。地元の奈良も近く、たくさんの声援を送られると思いますが、
より大きな声援で鼓舞してあげてください!

青木選手は1人最後まで残ってダルマゾ スポットコーチにマンツーマン指導を受けていました。
青木選手は努力の人。明日こそ出場機会はありませんが、今まで積み上げたものを次の15日の
ウェールズ戦へぶつけてもらいましょう。

別メニュー調整の小野選手と真壁選手。小野選手が時計を見ながら空気椅子の時間をはかっています。

そしてやっぱり別メニュー調整が苦手な真壁選手、でした・・・。

明日8日はとうとう花園でウェールズ代表との第1戦。
気温も高く、暑くなると思いますが、さらにジャパンがプレーでみなさんを熱くします!
ウェールズFW陣の平均サイズは190cm、110kg。
持ち味の早いテンポでアタックし続けるJapan Wayをぜひご覧ください!

そして、15日は秩父宮で第2戦を迎えます。
秩父宮の早期購入特典のTシャツ付チケットは、9日(日)までの販売です。
ぜひ秩父宮を真っ赤に染めて、ジャパンを歓迎してください。
廣瀬キャプテンと真壁選手も秩父宮での復帰を目指しています。
応援よろしくお願いします!

■2013年6月6日(木)

神戸での練習も最後となり、6日午後に決戦の地、大阪に移動してきました。
8日のウェールズ戦へ向けて、メンバーも発表されました。

1 三上 正貴
2 堀江 翔太
3 山下 裕史
4 大野 均
5 伊藤 鐘史
6 ヘンドリック・ツイ
7 マイケル・ブロードハースト
8 菊谷 崇 (ゲームキャプテン)
9 田中 史朗
10 立川 理道
11 福岡 堅樹
12 クレイグ・ウィング
13 マレ・サウ
14 藤田 慶和
15 五郎丸 歩
16 木津 武士
17 長江 有祐
18 畠山 健介
19 北川 俊澄
20 安井 龍太
21 日和佐 篤
22 田村 優
23 小野澤 宏時

3日にチームに合流したばかりの堀江選手。
「チームに合流したばかりでサインプレーなど難しいことはあるが、周りも教えてくれるし、やり始めると体が覚えているのですぐ思い出せている。不安もないし、思い切りやるだけ。自信を持って、いろいろチームでやってきたことを試合で見せたい。」

ラインアウトの練習前にしっかりと打ち合わせをする菊谷ゲームキャプテンと、同じく3日に合流したばかりの田中選手。

BK陣はストレングスメニューを行いました。ウェールズ戦先発に名を連ねたウィング選手。
「このような世界のトップチーム相手の試合にスターティングメンバーで出場できるのは、自分にとっても初めての経験なので、とても興奮している。自分の仕事をして、フィジカルに戦って行きたい。相手は大きいし、強いのはわかっているが、自分はディフェンスラインを崩されないように体を投げ出していきたい。」

そして、田中選手。「まだまだ日本のチームはレベルアップできる可能性がある。一人ひとりの意識をあげて世界に通用するラグビーを作っていきたい。格上のウェールズに最大のチャレンジをし、勝って日本ラグビーをもうひとつ上のレベルに引き上げたい。」

練習の最後に、キックの練習をするキッカー陣。五郎丸選手、立川選手、田村選手。
フォームの違いにも注目してください。

FW陣はラインアウト、スクラムの練習を主に行いました。スクラムマシーンを使っての練習です。

午後には大阪市内で、メンバー発表記者会見を行いました。
エディー・ジョーンズ ヘッドコーチとゲームキャプテンを務める菊谷崇選手。
「世界5位というウェールズ代表が来てくれたことで、この試合に勝利して日本にラグビーを浸透させる良い機会になる。そういうことも意識してチャレンジし、80分間しっかり戦いたい」と菊谷選手。自信の笑みもこぼれます。

ウェールズ戦だけに、海外からのメディアの注目も高いです。

そして最後になりましたが、今週の五郎丸選手による1枚。
「手前をぼかして、これはいい一枚!」とお墨付きの写真は、同じ所属チームのマレ選手を写した殊勲の1枚です。

明日は試合前日練習。
8日の土曜日は、31℃の予報が出ていますが、「以前の記者会見で今回の試合を32℃の天候の中でやりたいと言ったが、試合日の予報は31℃と希望通りのコンディションに近くなっている」とわれわれ日本代表には願ってもない条件。
あとは勝利あるのみです!

■2013年6月5日(水)

フロントローの早朝練習はダルマゾスポットコーチによる体幹トレーニングのプランク。
朝からかなりきつそうでした。

そして朝食の前には近くの広場でラインアウトウォークスルーを行いました。
まずはウォーミングアップでボールを2つ使ったパスゲームを行っています。
かなり爽やかに見えますが、時間は朝の6時45分です。

本日午前中の練習は、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスから斎藤選手と秋葉選手に
来てもらい、スクラム練習を30分間行いました。

ウィング選手は霜村選手とTKセッションの一環のパメリング。髪の毛を切ってすっきりです。

そして廣瀬キャプテンも、全体練習に参加しました!

午後の練習はストレングスをメインに行いました。畠山選手と堀江選手がペアになって行っていますが
畠山選手のサポートをしている堀江選手に「まだ触るなー!」とサポートを拒否して自力で懸垂。
ただ、次の瞬間には「ほりえーーー!!!」とサポートを要求して、周りの選手の大爆笑をかっていました。

フッカー陣はストレングスセッションの合間にスローの練習を行いました。
最初はバランスボールに座ってスロー。

その後は階段を使い、障害物を使い、階段の上にいる人までスロー。
ボーズウィックスポットコーチもはしごに上って阻止しようとします。

安井選手はテニスボールでのキャッチから低い体勢へ入る練習。

その後はラグビーボールを使って、実際にワイズマンテルテクニカルアドバイザーとボーズウィックスポットコーチ
によるディフェンスに向かって行きます。

福岡選手と藤田選手も一緒に髪を切りに行きました。すっきりです。

そしてテニスに興じるマレ選手と五郎丸選手のヤマハコンビ。旧知の仲でリラックスモードでした。

選手たちもウェールズ戦に向けて、リラックスと集中している時間とバランスよくとるようにしています。
明日はとうとう大阪に移動し、メンバー発表も行います!

■2013年6月4日(火)

昨日の夜、23時過ぎに神戸市内のホテルに集合した日本代表。
それにも関わらず、早朝からの練習は健在です。
午前中は長いフライトでの疲れを吹き飛ばすようにストレングスのメニューを行いました。

FW陣は近くの公園でラインアウトのウォークスルーを行いました。

公園にいきなり日本代表が現れて、遊んでいた子供たちが少し驚いていました。

午後はチームミーティングからスタート。
チームミーティングの部屋にはウェールズ代表の選手1人1人のプロフィールが貼ってあります。
自分の対面となる選手たちをチェックする堀江選手や三上選手。

日本代表に合流したスーパーラグビー組の堀江選手、田中選手が前に出て挨拶しました。
「ハイランダーズの田中です。代表やってるとコーチングとかいろいろあったり、体が大きくなって走れないとかあると思うけど、やっぱり大事なのはコミュニケーション。日本人はスキルは高いけど、コミュニケーション能力は低いから、みんなしゃべってわからないことがないように、チームだからまとまってやっていこう」と田中選手。
堀江選手は「レベルズの堀江です。トンガ戦見たけど、自信を持ってやった方がいいと思う。レベルズにいるけど、日本のほうがすごいところいっぱいあると思うから、力を合わせてがんばりましょう」と2人のスーパーラグビープレーヤーからの言葉がありました。

34人全員揃っての円陣で、午後の練習がスタートしました。

練習の合間に設ける”ハーフタイム”では、しっかり水分を補給し、選手同士でコミュニケーションを
取り合います。廣瀬選手が負傷で出場できない間、ゲームキャプテンを務めた菊谷選手と
バイスキャプテンの五郎丸選手。

真壁選手は別メニューでの調整ですが、この別メニューというのがとても嫌いなようで、
この顔です。。。

FW陣は最後の約20分間、スクラムの練習を行いました。
秋は「アン・ドゥ・トロワ!」とフランス語だったかけ声が、今は「いち・に・さん」と日本語でのかけ声になっています。

昨日再合流を果たした霜村選手と中村選手も、元気な姿を見せてくれました。

そして、夕食時に、昨日誕生日だった中村選手と三上選手へ誕生日ケーキが送られました!それぞれ22歳と25歳。これからの活躍に期待したいですね!