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3日目

本日24日に中国・香港の香港スタジアムで行われた香港セブンズ(HSBCセブンズワールドシリーズ・コアチーム昇格に向けた予選大会)第3日(最終日)の男子7人制日本代表の試合結果を以下の通りお知らせします。

日本は準々決勝で敗退し、5月にロンドンで開かれるコアチーム昇格決定大会出場を逃しました。

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◎瀬川智広ヘッドコーチ

「今日は試合の入りから悪かった。ボールリサイクルがうまくいかなかったために攻撃を継続できず、パスも通らず、全然仕掛けられなかった。自分たちのリズムでアタックできず、最後はボールを動かせなかった。(雨交じりの)天候や(湿って滑る)グラウンドコンディションはお互い様。大会3日間を通じて戦う体力という問題が、チームとしても個々としても大きかったと思う。ロンドン(コアチーム昇格決定大会)に進めず、日本のセブンズ界にとって大変痛い結果になってしまった。その事を真摯に受け止め、今後の強化の糧にしなければならない。今は、次(東京セブンズ)に向けて切り替えないといけない」

◎坂井克行キャプテン

「過去3試合は非常に良い流れでゲームに入れたが、今日に関しては、ジャパン(日本代表)の流れではない入り方をしてしまったことが(敗戦の)一番の原因だと思う。後半、まず一本返そうと言っていたが、波が来かけた時に自分たちがそれを活かせなかった。ブレイクダウンを効果的に作り、それによってできたスペースにボールを運ぶという、やってきたラグビーは間違っていないし、良いトライが取れている。ただ、コンタクトエリアでサポートが遅れたりすると、アジアでは通用しても、世界のレベルでは通用しない。これでチームが解散するわけではなく、次は東京セブンズがある。まだラグビーが出来る幸せを噛みしめて、東京で頑張りたい」

◎桑水流裕策選手

「日本のちょっとしたミスをそのままトライに結びつけられてしまった。グルジアはキックオフのタップしたボールへの仕掛けなど対策してきていたが、日本の反応も遅かった」

◎成田秀悦選手

「裏へのキックという、チームの分析では想定外だった相手の攻撃にポンポンと2つ取られて、全体がパニックになってしまった。それを立て直せなかったのは、僕たちハーフ団の責任。(香港セブンズ出場5回目で)この雰囲気を一番知っている僕や桑水流が引っ張っていかなければいけなかったが、引っ張り切れなかった」

◎四至本侑城選手

「自分に求められているブレイクダウンやボールキャリーの局面で良いボールをもらえれば良いプレーができたが、凄いプレッシャーの中で思うようなプレーができない場面も多々あった。東京セブンズではコアチームに思い切りチャレンジしたい」

◎橋野皓介選手

「短い出場時間の中で良いプレーをしようと準備してきたが、今日のグルジア戦では消極的になり、味方に頼ってしまったことが悔やまれる。計14分しかないのでボールポゼッションが本当に大事で、1プレーで流れが変わってしまい、なかなか取り戻せないというセブンズの難しさを痛感した」

■香港セブンズ(HSBC セブンズワールドシリーズ・コアチーム昇格に向けた予選大会) 試合結果

■大会規定番号

1. 鶴谷 知憲、 2. 桑水流 裕策、 3. シオネ・テアウパ、 4. 大島 佐利、 5. 四至本 侑城、6. 坂井 克行◎、 7. 横山 健一、 8. 成田 秀悦、 9. 原田 季郎、 10. 橋野 皓介、 11. ロテ・トゥキリ、 12. 羽野 一志

※ ◎はキャプテン

■準々決勝 3月24日(日) 10:03キックオフ (日本時間:11:03キックオフ)
日本
0
0-10
17
グルジア
0-7

【出場メンバー】

メンバー ▽FW 2.桑水流裕策、4.大島佐利、5.四至本侑城(後半3 分→10. 橋野皓介)
▽BK 8.成田秀悦(後半5 分→9. 原田季郎)、6.坂井克行◎、11.ロテ・トゥキリ、12.羽野一志
リザーブ 1.鶴谷知憲、3.シオネ・テアウパ、7.横山健一、9.原田季郎、10.橋野皓介

【スコア】

トライ: -
コンバージョン: -

【グルジア得点経過】
▽トライ: 3T(前半2分、44分、後半5分)
 コンバージョン: 1G(後半5分)

2日目

3月23日に中国・香港の香港スタジアムで行われた香港セブンズ(HSBCセブンズワールドシリーズ・コアチーム昇格に向けた予選大会)第2日の男子7人制日本代表の試合結果を以下の通りお知らせします。

日本は3戦全勝でプールF1位となり、24日に行われる大会第3日(最終日)の準々決勝進出を決めました。準々決勝ではグルジアと対戦します。準々決勝の勝者4チームが5月にロンドンで開かれるコアチーム昇格決定大会出場権を獲得します。

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◎瀬川智広ヘッドコーチ

「(快勝した)ジャマイカ戦は入りが良かったので、選手も乗っていけたと思う。昨晩のチームの分析も『我々がやってきたことをやり切ることが一番良い』という結論だったので、修正は簡単だった。ただ、我々の目標は(HSBCセブンズワールドシリーズ)のコアチームに入ることなので、そのためには、もっとサポートを厚くし、簡単にトライを取り切ることを狙うのではなく、しっかりとブレイクダウンを重ねて相手を崩していかなければならない。グルジア戦はブレイクダウンがうまくいかなかったので、もっとボールを動かし、相手を走らせて、相手選手の少ないスペースにボールを運ぼうと指示した。(負傷者が出て)第3日は少ない人数で戦うことになるかも知れないが、最初の試合(準々決勝)が最も大切な試合になるので、残った選手は出られない選手の思いも背負って戦ってくれると思う。明日はとにかく最初の試合の入り、そこがすべてだと思っている」

◎坂井克行キャプテン

「ジャマイカ戦はブラジル戦よりもジャパン(日本代表)のラグビーを出すことが出来た。(グルジア戦では先行されたことについて)『セブンズでは何が起こるか分からない』ことは想定していた。トライを取られた後、チームみんなの中から『切り替え』という声が出ていたので、まったく心配はしていなかった。(難しいコンバージョンを何本も決め)厳しい試合では2ポイントの差が大きくなってくる。みんなも、少しでも真ん中にという意識を持っていた。(負傷者が出ているが)こういう時こそ、『チーム一丸』という言葉通り。それだけの準備は合宿で十分してきた。あとは試合で爆発するだけ。(3週間の)長い合宿の後で、選手はみんな『やっと試合ができる』と楽しんでいる。楽しむことがセブンズでは一番大切なこと。さらに、それで勝てているので、もっと楽しい。良い流れがあると思う」

◎原田季郎選手

ジャマイカ戦で7人制日本代表初出場、グルジア戦では初先発。「2試合プレーして少しずつ慣れてきたが、まだ俊敏性やステップという持ち味は出せていない。グルジア戦でも緊張して自分の思い通りのプレーができなかった。ディフェンスでは、まだ1対1で負けているところがあるので、相手にはじかれないくらい低いタックルヒットを心がけていきたい」

◎羽野一志選手

プール3試合全てに先発し、グルジア戦で3トライなど計4トライ。「グルジア戦は、チームに負傷者が出ていたので、ここで負けたら、その人たちにも迷惑をかけると思い、自分のやるべきことを一生懸命頑張ってやった。最初の試合(ブラジル戦)は雰囲気に慣れるのが精一杯だったが、ようやく慣れてきて、セブンズの感覚が戻ってきた」

◎桑水流裕策選手

キックオフを制して、チームを支える。「(坂井の)キックオフのキックが良いから。最初にボールキープできれば、トライにつなげられる」

■香港セブンズ(HSBC セブンズワールドシリーズ・コアチーム昇格に向けた予選大会) 試合結果

■大会規定番号

1. 鶴谷 知憲、 2. 桑水流 裕策、 3. シオネ・テアウパ、 4. 大島 佐利、 5. 四至本 侑城、6. 坂井 克行◎、 7. 横山 健一、 8. 成田 秀悦、 9. 原田 季郎、 10. 橋野 皓介、 11. ロテ・トゥキリ、 12. 羽野 一志

※ ◎はキャプテン

■プールF第2戦 3月23日(土) 11:56キックオフ (日本時間:12:56キックオフ)
日本
43
31-0
0
ジャマイカ
12-0

【出場メンバー】

メンバー ▽FW 2.桑水流裕策(後半6分→1.鶴谷知憲)、4.大島佐利(後半5分→5.四至本侑城)、3.シオネ・テアウパ
▽BK 8.成田秀悦(前半4分→9. 原田季郎)、6.坂井克行◎、11.ロテ・トゥキリ(後半5分→10. 橋野皓介)、12.羽野一志(後半5分→7.横山健一)
リザーブ 1. 鶴谷 知憲、 5. 四至本 侑城、 7. 横山 健一、 9. 原田 季郎、 10. 橋野 皓介

【スコア】

トライ: 3.テアウパ 3T(前半0、2、8分)、6.坂井 1T(前半3分)、11.トゥキリ 1T(前半6分)、12.羽野 1T(後半5分)、7.横山 1T(後半7分)
コンバージョン: 6.坂井 4G(前半3、7、8分、後半7分)
■プールF第3戦 3月23日(土) 18:10キックオフ (日本時間:19:10キックオフ)
日本
26
14-7
7
グルジア
12-0

【出場メンバー】

メンバー ▽FW 2.桑水流裕策(後半6分→1. 鶴谷知憲)、5.四至本侑城(後半5分→10. 橋野皓介)、3.シオネ・テアウパ(前半6分→4. 大島佐利)
▽BK 9.原田季郎、6.坂井克行◎、11.ロテ・トゥキリ、12.羽野一志
リザーブ 1. 鶴谷知憲、4. 大島佐利、7. 横山健一、8.成田秀悦、10. 橋野皓介

【スコア】

トライ: 12.羽野 3T (前半5分、後半3、5分)、11.トゥキリ 1T (前半8分)
コンバージョン: 6.坂井 3G (前半5、10分、後半3分)

【グルジア得点経過】
▽トライ: 1T(前半0分)
コンバージョン: 1G(前半0分)

■香港セブンズ(コアチーム昇格に向けた予選大会)第3日スケジュール

(※時間は現地)

時間 対戦
9:00 準々決勝1 ロシア ウルグアイ
9:21 準々決勝2 ジンバブエ ブラジル
9:42 準々決勝3 トンガ チュニジア
10:03 準々決勝4 日本 グルジア
13:12 準決勝1 準々決勝1の勝者 準々決勝2の勝者
13:33 準決勝2 準々決勝3の勝者 準々決勝4の勝者
16.50 決勝
■香港セブンズ(コアチーム昇格に向けた予選大会)第3日トーナメント表

(※時間は現地)

1日目

3月22日、中国・香港の香港スタジアムで開催された香港セブンズ(HSBCセブンズワールドシリーズ・コアチーム昇格に向けた予選大会)第1日の試合結果を以下の通りお知らせします。

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◎瀬川智広ヘッドコーチ

「昨年11月のワールドカップ・セブンズアジア地区予選以来の大会で選手の試合勘が戻っていなかったが、それでも、前半に一度逆転された後に落ち着いてしっかり取り返してくれた。ボールさえ持っていれば得点する力はある。ハーフタイムでは、『最初に簡単にトライが取れてしまったが、簡単にいく試合はない。しっかりと(ブレイクダウンを作って)刻もう、しっかりと前に運ぼう』と話した。前半に出たオフロードパスのミスなどを修正すれば、今大会を十二分に戦っていける手応えを感じた。新しい選手が落ち着いてプレーしていたし、羽野は堂々と身体を張ってプレーしていた」

◎坂井克行キャプテン

「今日の試合で、改めて、これが世界の舞台と感じた。初めて(キャプテンとして)一番前でトンネルから出る時は、さすがに緊張した。でも、この大観衆の中でプレーできたことが本当に幸せだと思う。課題も出たが、勝って反省できて良かった。前半は堅かったが、後半に入って緊張がほぐれてきた。前半は最初にオフロードを多用してしまい、そこでのミスでトライを許してしまう場面があった。後半はしっかりブレイクダウンを作って順目に攻め、良いトライを取ることができた。やってきたことは間違っていなかったと証明できたので、残り2日間も大事に戦いたい」

■香港セブンズ(HSBC セブンズワールドシリーズ・コアチーム昇格に向けた予選大会) 試合結果

■大会規定番号

1. 鶴谷 知憲、 2. 桑水流 裕策、 3. シオネ・テアウパ、 4. 大島 佐利、 5. 四至本 侑城、6. 坂井 克行◎、 7. 横山 健一、 8. 成田 秀悦、 9. 原田 季郎、 10. 橋野 皓介、 11. ロテ・トゥキリ、 12. 羽野 一志

※ ◎はキャプテン

■プールF第1戦 3月22日(金) 18:56キックオフ (日本時間:19:56キックオフ)
日本
17
5-10
10
ブラジル
12-0

【出場メンバー】

メンバー ▽FW 2. 桑水流 裕策、 3. シオネ・テアウパ、 4. 大島 佐利
▽BK 6. 坂井 克行◎、 8. 成田 秀悦、11. ロテ・トゥキリ、12. 羽野 一志
リザーブ 1. 鶴谷 知憲、 5. 四至本 侑城、 7. 横山 健一、 9. 原田 季郎、 10. 橋野 皓介

【スコア】

トライ: 3. テアウパ 3T(前半0分、後半0分、4分)
コンバージョン: 6. 坂井 1G(後半1分)

【ブラジル得点経過】
▽トライ 2T(前半2分、4分)