財団法人日本ラグビーフットボール協会は9月20日、9月22日-23日に中国・上海で行われるHSBCアジアセブンズシリーズ第二戦「上海セブンズ」に出場予定だった男子7人制日本代表の派遣中止を決定いたしました。

現在の中国国内の情勢を鑑み、弊協会では外務省などを通じて現地の情報を収集するとともに、シリーズの主催者であるアジアラグビーフットボール協会(ARFU)などと協議を続けて参りました。その結果、現地での選手、スタッフの安全確保が絶対ではなく、ARFUも日本の不参加の方針を尊重する意向を示したことから、選手、スタッフの安全を最優先して当大会の不参加を決定しました。

◎財団法人日本ラグビーフットボール協会 専務理事 矢部達三

「予定していた渡航の直前まで各方面と連絡を取り、協議を続けてきましたが、最終的に選手、スタッフの安全が絶対に確保されるという確信を得られませんでしたので、安全面を最優先に考えて派遣中止を決定いたしました。
上海セブンズには昨年も出場し、代表チームは今回も参加を楽しみにしていただけに、こうした状況で不参加を決めざるを得なかったことは誠に残念です」

◎7人制日本代表 チームディレクター 太田治

「上海セブンズに出場できないことは残念ですが、遠征する選手、スタッフの安全面、また、ご家族や所属チームのご心配などを考慮すると、今回の不参加は当然の決定と受け止めています。
貴重な試合機会を失うことにはなりますが、この後もワールドカップ・セブンズ出場に向けて、瀬川ヘッドコーチを中心にチーム作りを進めていきたいと思います」

◎7人制日本代表 ヘッドコーチ 瀬川智広

「上海セブンズで優勝するためにチーム一丸となって練習に取り組んできただけに、今回の不参加決定は大変残念に思います。しかしながら、選手の安全面を第一に考え、今回の判断を受け入れるしかありません。
今後は気持ちを切り替えて、ワールドカップ・セブンズ アジア地区予選の突破、HSBCアジアセブンズシリーズ総合優勝、そして、HSBCセブンズワールドシリーズのコアチーム入りを目指してトレーニングを続けて行きたいと思います」