国際ラグビーボード(IRB)は9月19日、2013-2014年シーズンのHSBCセブンズワールドシリーズのコアチームを決める昇格システムに関するリリースを配信しました。以下、日本語の抄訳です。

国際ラグビーボード、HSBCセブンズワールドシリーズへの新たな昇格の道筋を発表(プレスリリース抄訳)

●シリーズのコアチームに昇格/降格システムを導入
●香港セブンズで各地域の代表チームによる予選大会を実施
●来シーズンのコアチームを決定する昇格決定大会はロンドンで
●新たなシステムで最大限の五輪出場機会の確保へ

国際ラグビーボードはHSBCセブンズワールドシリーズに参加するためのエキサイティングな新しい選抜方式を発表しました。これは、7人制ラグビーがオリンピックに参加し、2016年のデビューに向けて発展していく一環です。

10月13、14日のゴールドコーストセブンズで始まる2012-2013年から、全ラウンドに参加するコアチームはカナダ、ポルトガル、スペインが加わって12から15に増加しました。

2012-2013年シーズン終了後、コアチームには昇格/降格システムが導入され、香港で各地域からの代表チームによる予選大会、シリーズの最後となるラウンド9のロンドンでは昇格決定大会が開かれます。

2013年の Cathay Pacific / HSBC香港セブンズには従来の24チームを上回る28チームが参加し、 二つの異なった大会が行われます。一つ目の大会はHSBCセブンズワールドシリーズのコアチーム15チームに、今シーズンのHSBCアジアセブンズシリーズの優勝チームを加えた16チームが、世界的に有名な香港セブンズのタイトルとワールドシリーズのポイントを巡って戦います。もう一つの大会は、世界6地域の代表各2チームの計12チームが、ロンドンで開かれるコアチーム昇格決定大会への出場をかけて戦います。

シリーズの最終ラウンドとなるMarriottロンドンセブンズでも計20チームによる二つの異なった大会が実施されます。ラウンド8のグラスゴーセブンズの段階でシリーズランキング12位までのチームがロンドンセブンズのタイトルと年間王者を決定するシリーズポイント獲得に向けて戦う大会と、シリーズランキング13、14、15位のコアチームと香港で選ばれた5チームの計8チームが2013-2014年シーズンのコアチーム入りをかけて3枠を争う昇格決定大会です。

このエキサイティングな新フォーマットの導入は、IRB加盟の各協会とともに立案され、昨年11月の理事会で承認されたIRBのセブンズ戦略計画の一環です。この戦略計画は、すべての加盟協会に2016年オリンピックの出場を狙う明確な機会を確保する道筋を提供するというIRBの使命を反映したものです。

IRBのベルナール・ラパセ会長は「ラグビーセブンズにとっては最初のオリンピックの4年周期を始めるにあたり、そして、2016年のリオデジャネイロオリンピックに向けた準備を進める中で、実力がある全ての加盟国にコアチーム入りのチャンスがあることが重要です」と話しています。

「この新しいシステムは各国が地域の大会を通じて直接コアチーム入りを狙うことができる機会を提供できると確信しています」

「私たちはリオでのオリンピックデビューに向けて更に力を入れており、今回のシリーズのシステム変更は透明性の高いオリンピックへの参加機会を全てのチームに与えるという我々の取り組みの現れです」