清水 塁
日本協会公認 A1級レフリー

まず、このような機会を頂きました日本ラグビーフットボール協会の皆様、審判委員会の皆様、関係者の皆様に御礼申し上げます。また、本大会に派遣を許可頂きました会社関係者様、誠にありがとうございます。今回の大会参加内容について下記のとおりご報告申しあげます。

【Kazakhstan Women's Men's Tournament概要報告】

派遣期間 : 6 月21日(木)-6月25日(月)
大会期間 : 6月22日(金)-6月23日(日)
同行派遣 : 日本ラグビーフットボール協会A級 平林 泰三 氏
派 遣 地 : タルディーコルガン(カザフスタン)
開 催 地 : Olymp Rugby Club Ground
面 談 者 : ブラディミル・ドロズドフ氏【スポーツスクール・デレクター】
アンドレイ・ピエトゥホフ氏【オリンプクラブ】
(以下:カザフスタン協会関係者とする)

【結果内容報告】

日 時 : 6月21日(木)
場 所 : タルディーコルガン(カザフスタン)
面談者 : カザフスタン協会関係者

日本を同日9時発韓国ソウル行きの飛行機で出発。韓国のソウルから飛行機を乗り継ぎ、使用飛行機の遅延等がありましたが、2時間遅れでカザフスタンのアルマティーへ無事到着。アルマティー空港では、カザフスタン協会のレフリーアテンド関係者(ビクトリア氏、ビクター氏)の方々が温かく出迎えてくれました。カザフスタン協会関係者の方々に送迎頂き、宿泊ホテルに移動。空港から宿泊ホテルまで距離にして250kmを二時間以上かけて移動し、ホテルに宿泊。コンディショニングに努めました。

日 時 : 6月22日(金)
大会名 : リパブリックトーナメント 女子の部
場 所 : タルディーコルガン(カザフスタン)Olymp Rugby Club Ground
面談者 : カザフスタン協会関係者
参加チーム : Olymp Rugby Club、Specialized Rugby Club Dinamo Almaty、Specialized Children Youths school of Olympic Reserve 1Club Ordobasy Shymkent、Specialized Children Youths school of Olympic Reserve Fortune the city of Almaty 他数チーム
参加レフリー: 平林泰三(日本)、清水塁(日本)、エルボ(カザフ)、ビクター(カザフ)

※午前・午後
宿泊ホテルから試合会場まで徒歩5分程度の場所でKazakhstan Women’s Tournamentが行われました。Olymp Rugby Club、Spcialized Rugby Club、Specialized Children Youths school of Olympic Reserve 1Club Ordobasy Shymkenなどアルマティーやタルディーコルガンでも有数のクラブチームが国内トーナメントを行いました。

【目的】

リパブリックトーナメント 女子の部 レフリー担当

【担当ゲーム】

Olymp 7-22 Club Ordobasy
Specialized rugby Club Dinamo Almaty 27-0 Olymp Rugby Club
その他 数試合

【目標】

適切なルールの適応(セブンズ)、トーナメントの規律レベルの引き上げ(10条関連、ブレイクダウンでの厳格な判定、より多くのインプレー時間の創造)

【結果・レビュー】

日本ラグビーフットボール協会公認 A級 平林氏(以下:平林レフリー)と2名で複数ゲームを担当し、フィジカルの強さやゲームスピードを感じながら、マネージメントを行い、大会を運営致しました。特にゲームではブレイクダウンでボールを殺すプレーが散見され、早めのマネージメントをすることでゲームがスムーズに流れました。また危険なプレーも少なく、カードを適用しなかったことは良い収穫となりました。

試合終了後はカザフスタン協会関係者の方々のご厚意で、会食(歓迎会)を開いて頂きました。会食では、平林レフリーを中心にアジアラグビーの現状や課題などをカザフスタン協会関係者、メディア関係者の方々と意見交換をさせて頂き、有意義な時間を過ごすことができました。また、カザフスタン文化にも触れることが出来て、世界観が広がりました。

日 時 : 6月23日(土)
大会名 : リパブリックトーナメント 男子の部
場 所 : タルディーコルガン(カザフスタン)Olymp Rugby Club Ground
面談者 : カザフスタン協会関係者

※午前の部
カザフスタン協会関係者のご厚意で、プールセッションを受け、アクティブレストを行いました。1時間ほど体を動かしました。

【目的】

アクティブレスト

【概要・目標・手段】

水中ウォーキング 30分
長距離遊泳 30分

【結果・レビュー】

海外でのリカバリーの大切さを学びました。どんな状況下であれ、ベストパフォーマンスが発揮できるような準備を与えられた中でやることの重大さを痛感しました。

※午後の部
午後は、昨日の女子のゲームをDVDで検証し、課題を抽出しました。
その後、リパブリックトーナメントの男子の部であるOlymp Rugby Club と Dinamo Almatyによる公式戦のアシスタントレフリーを担当。

【目的】
Olymp Rugby ClubとDinamo Almatyのアシスタントレフリーを担当。

【概要・手段】

アシスタントレフリーの職務の完遂(タッチ、インゴール、ゴール10条関連の判定)
レフリーに求められた項目に関する情報提供とサポート

【結果・レビュー】

Olymp Rugby Club 21-21 Dinamo Almaty
レフリーは平林レフリーが担当。この試合は、26日から始まる国内7人制試合の1試合とのことで、ゲームが拮抗する様相。アシスタントレフリーとしてサポートを行った。フィジカルが強い両チームのブレイクダウンの離れ際やアフタープレーに目を残し、スコアメイクの部分では位置取りを意識でき、ミスなく終えることができました。またロシア語しかできないアシスタントレフリーとの連携をゲーム中に修正できたことが収穫でした。

日 時 : 6月24日(日)-6月25日(月)
場 所 : タルディーコルガン(カザフスタン)
面談者 : カザフスタン協会関係者

午前中は、平林レフリーから再度、Kazakhstan Women’s Tournament、トップリーグプレマッチについてDVDを見ながら、レビューとコーチングを受けました。

【目的】

Kazakhstan Women’s Tournament、トップリーグプレマッチDVD検証によりレフリング技術の向上を目指す。

【概要・手段】

戦術を理解について
ランニングコースの検証
目標の設定方法やコミットメントの方法について
レフリングの基本
コミュニケーションの手法

【結果・レビュー】

戦術の理解やランニングコース、目標の設定方法やコミットメントの強化など、学ぶことが多く、非常に勉強になりました。特にランニングコースについては、戦術理解を含めたポジショニングを検証し、違った視点で自分のポジショニングを見つめ直すことができました。
また午後は、少しランニング等で体を動かし、カザフスタン協会の皆様(アンドレー氏、ドロスドフ氏)と会食(昼食)を通じて、懇親を深めました。会食後は、アルマティー空港まで送迎を頂き、無事に家路につくことができました。

最後に

海外派遣ということで、研修ではなく、大会運営として参加しました。この海外派遣では、不測の事態が発生しても如何に大会でベストパフォーマンスを発揮し、大会の競技レベルの品質を維持、向上させる目的があることを痛感しました。また、アジア派遣は、アジアのラグビーレベルの向上も目的としてあり、他国の協会関係者との情報交換や懇親を深めることの重要性を感じ、体験することができました。私個人として、今大会を糧として、自身の課題と問題点を、一つでも改善して、良きレフリー、良き人格者になれるよう精進していくしだいです。