立命館小学校 第7回プライマリーデー ラグビー体験コーナー(ラグビー体験キット導入事例)

報告者:日本ラグビーフットボール協会 普及・競技力向上委員会
タグラグビー部門 関西エリア担当 長手 信行

【事業名】 :立命館小学校 第7回プライマリーデー ラグビー体験コーナー
【主催者名】 :立命館小学校保護者会
【ご利用団体】 :京都府ラグビーフットボール協会
【開催日時】 :平成24年7月15日(日)
【開催場所】 :立命館小学校(京都市北区)
【対象】 :立命館小学生、父母(200人)

「立命館小学校第7回プライマリーデー」において、来場の小学生を対象に「ラグビー体験キット」を用いて「ラグビー体験コーナー」を催しましたので報告します。
「プライマリーデー」は、同校の保護者会が主体となって、「子どもたちのために心のこもったプレゼントをする」という趣旨で実施されている学園祭のような催しで、バザーやゲーム、マジックショーやプラネタリウム、鉄道模型展示などの催しや飲食模擬店などとともに、広い人工芝グラウンドを舞台に、サッカーやホッケーなどのスポーツ体験コーナーで子どもたちが様々なスポーツにふれることができる、子どもたちにとっては、待ち望んだ楽しい一日です。

今年度第7回目にして初めて、ファーザーズクラブ(お父さんたちの会)有志の皆さまのご提案で、「ラグビー体験コーナー」を設けることになり、「ラグビー体験キット」を用いて、まだ楕円球に触れたことがない子どもたちにラグビーの楽しさを伝えようということになりました。
当日は、前日までの豪雨の影響か、たいへん蒸し暑い日であったにも関わらず、元気いっぱいの子どもたちが次々に訪れ、ほとんど休憩をとることが出来ないくらいの盛況。終始子どもたちの勢いに押されながらも、お父さん方も大奮闘。自らも楽しみながら、子どもたちのいきいきとした姿に目を細めていらっしゃいました。
また当日は、立命館大学体育会ラグビー部から川島さん(4回生/FL)・福本さん(3回生/SO)・西山さん(2回生/SH)の現役3選手にもご支援いただきました。

   

鍛えられた身体とはうらはらにやさしくユーモアのある言葉に、子どもたちはすぐにうちとけ、現役部員ならではの、キック・パス・タックルを見るにつけ、それは、年齢を越えて、「カッコイイお兄さん」としてフィールドを駆ける仲間となっていきました。
会場には、20m四方くらいのスペースに、リングを配置した「ステップ」、コンタクトバッグへの「タックル」、「ラダー」を走り抜けターゲットウォールへの「パス」、砂場に設置したミニラグビーゴールへの「ゴールキック」、さらにNZ製の大きな浮き輪状のタックルチューブへの「タックル」、最後にボールを拾って「トライ」と、「U字型」のコースを巡ることでラグビーの醍醐味をすべて堪能できるコースを設置しました。

要所で、お父さん方や大学生が、「ナイスタックル!」、「速いなぁ!」、「カッコいいぞ!」と声をかけ、とりわけタックルチューブは子どもたちのお気に入りで、勢い余って、浮き輪に入り込んでしまうなどの珍プレーが続出、真剣であればあるほど、笑い声が響く、とても素敵な取り組みとなりました。

 

アクセントとして、ヘッドキャップを持参したのですが、子どもたちは初めて見る「帽子?」に興味津々。力の出る帽子と説明するとこぞってヘッドキャップをつけて体験を楽しんでいました。
「ラグビーサーキット」には、保護者会長さんや校長先生(女性)も果敢にチャレンジいただき、保護者や子どもたちから盛大な拍手を受けておられました。総じて、子どもたちだけでなく、スタッフや我が子の雄姿を見守る保護者の方々も楽しんでいただいたように感じました。

初めての取組を通じて、多くの方々にラグビーの楽しさをお伝えできたように思います。
小学生と大学生との接点を構築できたことも大きな収穫です。
「楕円球」を媒体に、世代を越えて、思い切り楽しみ、ふれあうことが出来たことは、今後のラグビー普及を考えていくうえで、たいへん意義のあることだと感じました。
そのうえで、今回、借用させていただいた「ラグビー体験キット」は、インパクトのあるものだと感じるとともに、みんながアイデアを出して創っていく楽しさも併せ持つものであると言えます。
ぜひ、皆さまの積極的な活用を願いつつ、このような取り組みが様々なシーンで増えることを願いレポートとさせていただきます。

結びに、今回の取組を企画・運営いただきました立命館小学校保護者会並びにファーザーズクラブ有志の皆さま、立命館大学体育会ラグビー部の皆さまに心から感謝と御礼を申し上げます。
ありがとうございました。