2月10日-12日、アメリカのラスベガスで行われる「USA WOMEN'S INTERNATIONAL INVITATIONAL 7s」に出場する、女子7人制日本代表遠征メンバーによるリレー活動レポート、お届けします。

2月8日(水)
Text by KEIKO ASAMI

本日は一部練習です。ディビジョン2で参加している、チリ代表とドイツ代表とタッチフット形式で試合を行いました。

この日は非常に天気も良く、選手の体もだいぶ軽く動けるようになってきました。どちらの試合も無失点でトライをとりましたが、昨日出た課題の中で改善された部分もありました。
ドイツとは、最後にラインアウトの練習しました。本日も短い時間でしたが、集中した良い練習ができました。

午後はフリーなのでラスベガス市街に移動し、思い思いの時間を過ごし、チームディナー、そして噴水ショーを選手・スタッフ全員で見てホテルに戻りました。

2月7日(火)
Text by KEIKO ASAMI

本日は午前中が練習、午後はオランダ代表との練習試合を行いました。
午前中の練習では、試合前のウォームアップと同じ流れで動きました。少し体が重く感じる選手もいましたが、午後の試合に向けて、気合い十分です。次にユニット、個人スキルをし、タッチフット形式では、今まで取り組んできた「コンパクト」なDF、そしてメンバーが揃った時の「上がり」をもっと意識しました。またディフェンス・アタック共に、セットのポジショニングの早さを心がけること、またアタックでは接近して仕掛けていくこと、寄りを早くすることを意識して練習をしました。

午後のオランダとの練習試合は2試合行いました。始めに鈴木陽子選手が先制トライを決めましたが、オランダが徐々に体格を生かしてきました。ジャパンもディフェンスでのブレイクダウンでは果敢にファイトしましたが、ペナルティを多くとられる結果となり、7分4本で勝つ結果は得られませんでした。ただし2試合目はそれを修正し、午前中に確認したことが出た部分も多かったのですが、自分たちがやってきたことができない理由を考える、収穫の多い練習試合となりました。

夜はこちらに来て初めてのミーティングです。選手全員でグループワークをして、自分たちの良い点悪い点を確認し合いました。

2月6日(月)/2月7日(火)
Text by KEIKO ASAMI

7人制女子日本代表メンバーラスベガスへ向け出発!!!
本日のレポート担当は、浅見コーチです

国内最終調整最終日です。8時半から1時間ちょっとの時間、陸トレで練習しました。ディフェンスはコンパクトからアップ、プレッシャーをもっとかけること、アタックは相手にもっと接近しようと確認しました。練習の最後に雨が少し降り、足早に宿舎にもどり、パッキングをして成田空港に向かいました。

機内ではラスベガスの時間に合わせ、眠れないながらも時間に合わせて目をつむる選手、音楽を聴く選手と様々でした。ロサンゼルスで乗り換えをし、ラスベガスへ。同じ日のお昼前に到着、広大な山々が見える中、お城やピラミッド、カジノで有名なホテルが立ち並びます。

今回、リエゾンとして私たちをサポートしてくれるのは、USA協会のチェイスさん、アメリカ女子15人制代表キッキングコーチのジェラッドさんです。

ランチをホテルで食べて移動し、人工芝のグラウンドでストレッチと軽いランニングからスタート。宿泊先のパレスステーションホテルを少し離れたのですが、見上げた空が広く、寒くも暑くもないちょうどよい気候に選手たちも、リラックスしながら体をほぐしました。

最後は、やや落としめで?タッチフット。コーチ陣、トレーナーも入った8対8。途中、練習を見守っていたリエゾン2人も選手に誘われ、参戦。ジェラッドさんがあまりに上手で、正体を知らない選手たちは驚いていました。彼はタッチフットの元代表でもあったのでした。

練習の後にスーパーマーケットに寄り、すぐにホテルでリカバリー、そして夕食をとり、長旅で疲れた体を早く休めました。

2月5日(日)
Text by AYAKA SUZUKI

こんにちは!
今日はラスベガス出発前の調整ということで、朝のトレーニングはフリー、午前の練習ではタッチフットの試合をアカデミーメンバーと4チームに分かれて行いました。
私のチームは1勝1敗1じゃんけん負けにより、3位という結果で終えました。アカデミー生の積極的なプレーに私たちジャパンメンバーはとてもいい刺激を受けました。

その後はユニットに分かれて、FWはラインアウトの成功率100%を目指して精度をあげていました。そして私たちBKは大きく仕掛けることを意識して1対1、2対1を集中して行いました。最後はチーム全体でキックオフの確認をして終了です。

今回アカデミー生として参加したセブンズ代表候補メンバーから熱い激励を受けました。10月のインド遠征から再びセレクションが始まり23人のメンバーでどんな苦しいトレーニングも乗り越えてきたチームだからこそ、今回選ばれなかったメンバーも私たちと同じ気持ちで戦うと涙ながらに話してくれました。
代表として大会に参加できるメンバーは12人だけど仲間の気持ちを背負って戦う。更には日本で応援してくれる全ての人達の気持と共に戦おうと思いました。

本当にありがとう!

明日ラスベガスへ出発します、応援お願いします!

2月4日(土)
Text by KEIKO KATO

早朝トレーニングが、ウエイト場にて6時から始まり、各々にLas Vegasへ向けてのトレーニングとコンディションに励みました。
朝食後、陸トレにて昨日と同じく、各分隊に分かれてタッチフット選手権が行われました。ラグビー初心者を含めたアカデミー生と共にタッチフットをすることは、いつも以上にコミュニケーションが必要であり、代表選手達はアタック・デフェンスの重要ポイントを意識してチームを引っ張っていました。

優勝チームは、昨日の基本教練の行進の優勝に同じく横尾分隊で、勝因はやはり"コミュニケーション"が挙げられました。
そこから代表とアカデミーに分かれ、午後の試合へ向けてアタック・タックルの精度を上げる練習を行いました。

昼食後、アカデミーや代表でお世話になり、近々NZへ渡ってしまうケリー・マッカラム女子セブンズアカデミーコーチ(元女子カナダ代表キャプテン。2006年女子ラグビーW杯に出場し、世界4位)へ、皆で書いた寄せ書きなどをプレゼントしました。
ケリー・コーチからは、「多くの可能性を持っている皆を教えていて楽しかった。今ここにいる選手達は素晴らしい選手だから、自分を信じて、自信持って、Las VegasそしてOlympicsへ向けて頑張って欲しい。NZへいつでも遊びにきてね」との激励を受けました。
多くの選手が、Kellyコーチからもラグビーの魅力・スキルを教わり成長できたので、NZにいるKellyコーチの耳にJapanの朗報が届くように頑張りたいと思いました。

午後はヤクルトグラウンドをお借りし、10分のGAMEを2本行いました。今までのポイントに加え、ディフェンス面ではタックル発生時のサイドの寄りの意識を高めた2本目の試合は、1人ひとりが仕掛けてフォローし続けるアタックを簡単にTRYさせなくなり、Las Vegasへ向けて一つひとつのPLAYに対してのコミュニケーションを積極的に行い、夜も皆で試合のビデオを見て確認しました。
明日が国内合宿最終日となるため、万全の状態で渡米出来るように個人で意識を高めつつもリラックスして準備していきたいと思います。

2月3日(金)
Text by KEIKO KATO

早朝練習はなく、太陽が昇ってから行動し始める幸せを噛みしめながら、朝食を頂き、9時からフットサルコートにて練習を行いました。
練習は、タッチ鬼から始まり、パス回し、タッチフット、2対1-5対2などのアタック・ディフェンスを行いました。
全体を通して、今まで練習してきたポイント、特に"コミュニケーション"を最初から行う重要性を痛感しました。Las Vegas出発までの合宿期間で、プレーについてのコミュニケーションを普段から高めようと思いました。

昼食前に、本日は節分ということで…いつも愛情を込めてフィットネスの鬼に扮する、S&Cの宮崎コーチをメンバー全員で豆退治しました。これで、Japanは「無病息災」でLas Vegasへ乗り込めると、宮崎(鬼?)コーチもおっしゃっていました。

午後のオリエンテーションからセブンズアカデミーと合流し、Discipline(規律)・Preparing(準備)・Understanding(理解)のテーマを確認しました。代表選手・アカデミー生混合の4分隊に分かれて、先週の習志野自衛隊にて行った基本教練(行進)を練習した後、発表を行い横尾分隊が優勝しました。その後は、ハンドリングなどを行い、代表・アカデミーに分かれて練習を続けました。

練習後の入浴、食事など私生活面でも各分隊で行動し、座学の栄養学では食事もトレーニングの一環としてとらえるよう、意識を高めました。最後に日本協会の勝田譲タレント発掘マネージャーから、将来代表選手、オリンピック出場へ向けて、様々なラグビーの積み木をどのように積み上げていくのか、今しかできないことに取り組む重要性を学びました。

2月2日(木)
Text by KEIKO KATO

19時半に味の素National training centerに集合し、夕食後にミーティングを行いました。
ミーティングでは、今回のメンバーのセレクションポリシーとLas Vegas Sevensの目標確認を行った後、個人の決意表明をしました。