マッチリポート
西軍 57-7 東軍(前半24-7)
【2012年1月7日(土) at 大阪・近鉄花園ラグビー場】

前気温7度、晴天のもとレフリー佐々木祐司氏の笛がなり、西軍のキックオフで第4回U18合同チーム東西対抗戦が開始された。

西軍が開始5分ゴール前5m右のラインアウトからモールを押し込んで5番佐藤がトライ、ゴール不成功で5対0とした。その後、13分にはゴール前中央付近のスクラムからNO8がサイドを突きトライ、22分には敵陣10mライン付近のラックから右へ展開し5人がパスをつないでトライ、24分にはキックオフのボールをNO8辨天がそのまま独走してトライ。
26分に東軍がPGをねらうも不成功に終わり、24対0で前半終了した。前日の灘浜グラウンドでの練習で心配されたスクラムも、佐々木レフリーのコントロールよくうまく組めていた。

両軍ともメンバーが入れ替わった後半1分、ゴールライン直前の左のラックから西軍FWの4番石橋が持ち出してトライ、ゴールはならなかった。4分にはゴールライン前20m左中間のラックから右に展開、25番松田がトライ、ゴールも成功した。その後25分には、西軍陣内22mライン付近から右に展開、23番川原につなぎ60mを走り中央にトライ、ゴールも成功した。27分には、10mライン付近のラックから左へ展開、21番・13番・8番・18番・24番の藤原につなぎトライ、ゴールも成功して57対0とした。

このままに終わるかに思われたが、東軍が最後の粘りを見せ、後半30分ゴール前10mのラックから右へ展開、20番・15番・11番の水谷とつなぎトライ。ゴールも成功し57対7でノーサイドとなった。東軍も終了直前に1トライ返したが、FW・BKともに西軍が圧倒したゲームだった。

西軍は昨年に続き勝利し、対戦成績を3勝1敗とした。昨年に比べて、個々の能力が高くBKの展開力、FWのラックが攻撃の中心となっていた。東軍の終了間際のトライは、BKの判断・技術が鮮やかであった。
試合終了後は、両軍監督から熱い思いとねぎらいの言葉をかけられ全国各地に戻っていった。
(全国高体連ラグビー専門部副部長 阿部雅博)