1 はじめに
この度、中国・上海にて行われた上記大会にレフリーとして参加しましたので簡単ではありますが報告させていただきます。
2 日程
8月26日(金)中部国際空港より上海浦東国際空港へ・マッチオフィシャルミーティング
8月27日(土)大会1日目
8月28日(日)大会2日目
8月29日(月)上海浦東国際空港より中部国際空港へ
宿泊先:Shanghai Supreme Tower Hotel
競技会場:Yuanshen Stadium
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源深競技場 |
大会前日にマッチオフィシャル間で試合の運営フォーマット及びレフリングにおいてのフォーカスポイントについて確認を行い大会に臨みました。私自身としてはレフリングの指針はもちろん、セブンズの持つダイナミックさやスピード感が損なわれないようゲームをマネジメントすることを意識して各ゲームを担当しました。
3 参加国
男子
Pool A |
1. 韓国 |
2. フィリピン |
3. UAE |
Pool B |
1. 日本 |
2. タイ |
3. 中華台北 |
Pool C |
1. 香港 |
2. マレーシア |
3. モンゴル |
pool D |
1. 中国 |
2. スリランカ |
3. カザフスタン |
女子
1. 中国 |
2. タイ |
3. カザフスタン |
4. 香港 |
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マレーシア対中国代表戦 |
4 参加レフリー
ARFUより8名のレフリー、2名のレフリーパフォーマンスレビュアーが指名され今大会の運営を行った。
Liu Hao (China)
Shi Yongjin (China)
Marco Wu (China)
Anthony (Tobi) Lothian (HK)
Taku Otsuki (Japan)
Miho Osawa (Japan)
Shuhei Kubo (Japan)
Harry Mason (Singapore)
Referee Performance Reviewer:
Dougie Shearer (HK)
Shigeya Hatamoto (JRFU)
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大沢レフリー(左)と久保レフリー(右) |
5 担当試合
【レフリー】
- スリランカ 0 × 29 カザフスタン
- 中国 26 × 7 カザフスタン
- UAE 12 × 5 スリランカ(ボウル準決勝)
- 中国 7 × 36 韓国(カップ準々決勝)
- カザフスタン 7 × 17 韓国(カップ準決勝)
- マレーシア 7 × 31 中国(プレート決勝)
【アシスタントレフリー】
6 おわりに
2011上海セブンズは一昨年、昨年に続く韓国の3連覇で大会の幕を閉じました。今大会に日本のレフリーとして参加し、ピッチに立って笛を吹くことができたことは大変光栄に思います。また、今大会期間を通じてアジア各国から参加したレフリーとの新たな出会い、再会によって様々な情報交換をすることができたことは大変有意義な時間でありました。このような貴重な機会をいただきました事に心より感謝したいと思います。今までの経験を生かし、自分なりに課題を持って各試合に臨む事ができました。今大会で出た新たな課題を今後のレフリー活動に活かしていきたいと思います。
今大会を通じて感じた事は、アジアのセブンズラグビーはここ数年で急激に変化してきている、ということです。ゲームの規律も数年前とは比べ物にならないぐらい上がり、その内容も年々確実に濃くなっています。どの国もがオリンピックという新たな目標に向けて取り組んでいる様子がうかがえました。とりわけ女子についてはそれが顕著であったように思います。その空気を直接ピッチで直接感じる事ができた事はレフリーとしても大きな刺激になりました。
最後になりましたが、審判委員会の岸川委員長はじめ日本協会の皆様、ARFU Referee ManagerのCarlson Lin氏はじめアジア協会の皆様、現地でお世話いただきました上海でレフリー活動をされている森田正行氏、また勤務先であります(株)豊田自動織機の理解とサポートなど、今回も多くの方々に支えていただきこの遠征を無事に終えることができました。この場をお借りいたしまして感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。
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大槻レフリー |