報告: 関西ラグビー協会普及育成委員会
ミニ部門長 石田克明

平成23年6月25日(土)・26日(日)の2日間、兵庫県淡路市淡路佐野運動公園多目的広場天然芝グラウンドにおいて、最高のグラウンドコンディションの下「第5回関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会」が開催されましたので、その模様を報告致します。

「第5回 関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会」レポート

 

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今回の大会では、東日本大震災の被災地である東北3県(岩手・福島・宮城)の同じ世代の子ども達に対して「自分達にできることは何か」を考え、参加者選手・子供達に『がんばろう日本!』を呼びかけ、被災地の子ども達に元気を取り戻していただくべく、大きなバナーを用意し励ましの寄せ書きを行いました。
本年も大会が始まるまでは、台風の接近に加え梅雨前線の活動が心配され、初日が中止となった昨年を思い浮かべ前日まで雨の心配をしておりましたが、大会関係者皆さんの思いが通じたのか、大会初日・25日は、太陽がジリジリと照り付け梅雨明けを思わせる快晴の天候となりました。また、2日目・26日は、梅雨の戻りを思わせる小雨の合間を縫って時折日差しの指す1日となりましたが、大きなトラブル等も無く全日程を終了することができました。
本大会も早いもので関係各位の協力・支援の下、5回目の開催を迎えることができ、本年も昨年に引続き中国・四国・近畿地方の12府県から45チーム、約700名のミニ・ラガーが集まる盛大な大会に成長致しました。

各チーム全てが1日2試合、2日間で4試合が行えるよう5面のグランド設営を行い、90試合の熱戦が展開されました。

「第5回 関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会」レポート

 

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第1回大会の頃は、実力・スキル等の差から得点差が開くミスマッチゲームも多数見られましたが、2回・3回と回を重ねるごとに、各スクールのレベルも向上して来ており、今大会でのミスマッチゲームは極少なく2~3試合程度に過ぎない、レベルの拮抗した素晴らしい大会となりました。

この結果、これまでの大会の傾向とは違い、毎回奮闘・奮戦していた地元兵庫県勢チームの活躍が目立たなかったことです。このことは、他府県のチームが兵庫県チームを目標に練習に励んで来たことによるレベルアップの成果と見て取れました。

「第5回 関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会」レポート

 

加えて特に目についたのが、女子選手・子ども達が増えていることと、その実力・スキル等のレベルが高いことでした。オリンピックの正式種目に採用され早速その効果が表れる嬉しい大会となり、真に実りのある大会へと成長していることが実感できました。

また、各選手・子ども達のタックル・モール・ラック等の各プレーもしっかりとした意識を持ってプレーしており、かなりの進歩がうかがえたことに加え、ボールを繋ぐ意識が浸透していたチームもみられ、中には、将来の日本を背負って行けるような素質を持った素晴らしい選手が多数見られました。

しかしながら残念なことに、ハイタックルや、頭を下げ低く入る等危険なプレーも幾つか見られ、安全対策については、今後も我々協会役員も含めスクールの指導者等が徹底した指導を行う必要があると反省致しました。
報告の最後に、初日の真夏を思わせる暑さとは打って変わって、二日目の小雨の降る天候不順な空模様の下、大会前の準備から大会当日の各持ち場・立場で運営を支援していただいた兵庫県協会・関西協会の役員の皆様方に対して感謝申し上げ、報告のまとめと致します。

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