7月2日(土)に開幕し、8日(金)、13日(水)の日程で、東京・秩父宮ラグビー場で開催される予定でした「IRBパシフィック・ネーションズカップ」の試合会場が変更となりましたので、お知らせいたします。
同大会は、全6試合(参加国:日本、サモア、フィジー、トンガの4カ国)を東京・秩父宮ラグビー場にて開催予定でしたが、東日本大震災の影響を勘案し、国際ラグビーボード(IRB)と、日本ラグビーフットボール協会で協議した結果、「ラウンド1:日本代表対サモア代表」の1試合を東京・秩父宮ラグビー場で開催し、残りの5試合を、フィジーにて開催することが決定いたしました。
ラウンド2は7月9日(土)、ラウンド3は13日(水)にそれぞれフィジーにて開催されますが、試合会場やキックオフ時間などの詳細については、決定次第お知らせします。
(*その後、詳細が決まりましたので、以下の大会スケジュールを更新しております。)(2011.5.19更新)
IRBパシフィック・ネーションズカップ 試合日程
●大会期間 |
2011年7月2~13日 |
●試合会場 |
東京・秩父宮ラグビー場/フィジー・ラウトカ、スバ |
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●大会スケジュール
対戦日 |
K.O |
対戦 |
会場 |
Round 1 |
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7月2日(土) |
18:10 |
日本 vs サモア |
東京・秩父宮ラグビー場 |
15:10 |
トンガ vs フィジー |
フィジー/ラウトカ
チャーチルパーク |
Round 2 |
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7月9日(土) |
12:40 |
トンガ vs 日本 |
フィジー/スバ
ナショナルスタジアム |
15:10 |
サモア vs フィジー |
Round 3 |
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7月13日(水) |
12:40 |
トンガ vs サモア |
フィジー/ラウトカ
チャーチルパーク |
15:10 |
日本 vs フィジー |
◎矢部達三 専務理事
「今回の決定は、日本ラグビーフットボール協会とIRBにとって、非常に難しい判断でした。素晴らしい大会を開催しようと我々が取り組んできたことを考えると、非常に残念ですが、いたしかたない決定でした。
しかし、サモア戦を予定通り東京で行うことは喜ばしいことであり、この試合を日本のラグビーコミュニティを支援するイベントとし、かつ、最高のテストマッチを実施し、我々の力を示したいと思います。
フィジーラグビー協会に対しては、急な大会の受け入れにも関わらず、承諾していただいたことに感謝申し上げると共に、全面的なサポートをしていきたいと思います」
■IRB(国際ラグビーボード) 4/26 プレスリリース(和訳)
IRBパシフィック・ネーションズカップ2011試合開催地変更のお知らせ
- 全関係者による共同決定
- 大会の中心は、引き続き日本
- 日本ラグビー協会は、日本のラグビーコミュニティ復興とラグビーワールドカップの準備を重点的に
国際ラグビーボード(IRB)は、3月11日に起こった東日本大震災の地震と津波被害の状況を受けて、誠に残念ではあるが、IRBパシフィック・ネーションズカップの開催地を、1試合を除いて日本からフィジーに変更することを発表した。
今回の決定は、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)と共に、参加4チームの受け入れとテストマッチ6試合の開催に必要な手配、運営、管理の条件を詳細にわたって再検討した結果の判断である。日本が震災復興に向かって歩み出す今、JRFUはこの決定により、通常の運営業務およびラグビーワールドカップ2011年大会の参加準備に専念できるようになる。
大会日程の変更はなく、開幕ラウンドは、7月2日、第2ラウンドは7月9日、そして最終ラウンドは7月13日に開催。7月2日の日本対サモア戦のみ東京で開催し、残りの5試合は、フィジーのラウトカとスバに会場を変更する。
IRB ベルナール・ラパセ会長 コメント:
「日本ラグビーフットボール協会は、今年のIRBパシフィック・ネーションズカップの開催に対して非常に大きな熱意を示していただけに、今回の決定は関係者にとって難しい判断でしたが、誰もが、JRFU、日本、そして、この大会にとって、これが最善策であったと考えます。
このたびの地震と津波に際し、世界中のラグビーファミリーは今も、国を挙げて復興に取り組む日本の人々、そして被災者一人一人に心を寄せています。我々も、JRFUに対し、支援と援助を続けていきます。」
ウィリアム・グレンライト IRBリージョナルジェネラルマネージャー・オセアニア担当
兼トーナメントディレクター コメント:
「昨年は150カ国以上でこの大会がテレビ放映されており、これだけの規模を持つ国際大会の開催には細部にわたる運営計画と準備が必要となります。
日本の他の人々と同様、日本ラグビーフットボール協会も、今回の地震と津波で大きな影響を受けました。当然のことながら、日本協会が現在取り組むべきことは、日本のラグビーコミュニティに対しできる限りのサポートを継続的に行うことと、5ヶ月後に迫ったラグビーワールドカップに向けた準備を行っていくことです。
日本ラグビーフットボール協会は、今回の困難な局面に立っても非常に協力的な姿勢を示し、IRBとしては、同協会が大いに力を傾けてきたこの大会の中心であり続けるよう、取り組みました。それにより、2009年に同じように津波による大きな被害を受けた経験があるサモアが、当初の予定通り来日し、東京で日本戦に臨むことは、まさに結束と支援の表れです。」
日本ラグビーフットボール協会にとって、開催地の変更は残念なことであるが、今回の決定は適切な対応であり、引き続き、大会成功に貢献する役割を担っていくと考えている。
日本ラグビーフットボール協会 矢部達三 専務理事 コメント:
「今回の決定は、日本ラグビーフットボール協会とIRBにとって、非常に難しい判断でした。素晴らしい大会を開催しようと我々が取り組んできたことを考えると、非常に残念ですが、いたしかたない決定でした。
しかし、サモア戦を予定通り東京で行うことは喜ばしいことであり、この試合を日本のラグビーコミュニティを支援するイベントとし、かつ、最高のテストマッチを実施し、我々の力を示したいと思います。
フィジーラグビー協会に対しては、急な大会の受け入れにも関わらず、承諾していただいたことに感謝申し上げると共に、全面的なサポートをしていきたいと思います」
フィジーラグビー協会は、2009年にIRBパシフィック・ネーションズカップを開催しており、今回の開催地変更にあたり、IRBおよびJRFUと協力して大会の成功に向け取り組んでいる。
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