男子日本代表が8月15日(金)から宮崎県宮崎市、東京都府中市で合宿を開始しました。
メンバーはこちらです。
今回の合宿は8月下旬に開幕するパシフィックネーションズカップ2025の準備だけではなく、10月に予定されているリポビタンDチャレンジカップ2025(日本代表vsオーストラリア代表)など秋の一連のテストマッチの準備も兼ねた重要な合宿となります。選手にとってはパシフィックネーションズカップの登録メンバー(プール戦28名、ファイナルフェーズ30名)を巡る熾烈な競争の場ともなることでしょう。
パシフィックネーションズカップ終了まで、合宿の様子をほぼ毎日レポートします。
8月30日
試合当日です。
仙台の夜明け。準備はしっかりしてきたので、本番で、それをしっかりと実行できるかどうかだけです。
会場にバスが到着しました。
竹内 柊平選手。
石田 吉平選手。
小林 賢太選手。
フルバックで先発するサム・グリーン選手。
同じくナンバーエイトとして先発するファカタヴァ アマト選手。
そして、ゲームキャプテンのワーナ・ディアンズ選手です。
ロッカールームで、レフリーの説明を受けている様子。
ここから先は、試合前のウォームアップの様子です。前回のレポートを見た方はご存知だと思いますが、紫のシャツを着用しています。
お馴染みになってきた竹内選手のルーティン。
ウォームアップは順調に終了しました。
ワーナーキャプテンを中心に、ロッカーへと戻っていきます。
試合前のロッカーの様子です。選手同士で絆を確かめ合う時間です。
円陣を組んで、さあ試合です!
こちらはハーフタイムの様子。修正すべき点について話し合っています。
肝心の試合については、カナダ代表戦に57-15で勝利しました!
こちらに素晴らしい写真がありますので是非ご覧ください!
こちらは試合終了後の様子です。選手達の表情がようやく緩んでいますね。
ラグビー協会土田会長、エディーHCに労いを受けて、笑顔の石田選手。
原田共同キャプテンも選手達を労います。
為房選手を労う土田会長。
エディーHCから選手達に試合についての総括が語られました。
ジョークが出て、選手達も笑顔です。
試合は快勝と言って良い内容でしたが、特に前半に課題も残りました。
この後すぐアメリカ戦も控えています。
選手達もこの日だけは勝利を喜びますが、明日からは次の試合に向けて準備をしっかりと進めます。
明日からはアメリカ遠征になります。
引き続きの応援よろしくお願いします。
8月29日
カナダ戦までいよいよ後1日となりました!
今日は、試合会場のユアテックスタジアム仙台(宮城)で最後の練習(キャプテンズラン)を行いました。
緊張感漂う中、選手同士にこやかにコミュニケーションする姿も見られました。
ゲームキャプテンはワーナー・ディアンズ選手。年齢は若いですが、キャプテン選出に異論がチーム内で全く出ないだけの実績、そしてパフォーマンスをしっかりと見せてきた頼れる選手です。
さあ、この日も集中した素晴らしい準備ができました。明日の試合が楽しみです!
ファンの皆様、会場やテレビ、スマートフォンなどで観戦される方から、後で結果を確認される方まで、しっかりと準備してきたことが出せるよう皆様の応援を是非ともよろしくお願いします!
会場のそばにお住まいの方は、是非現地での応援をご検討いただければと思います!
ところで、試合前日といえば忘れてはいけないのがこの儀式。
ジャージープレゼンテーションです。
永友ディレクターからこの日のプレゼンターの紹介です。
この日のプレゼンターは、キャップ数37。ラグビーワールドカップ2015年出場、そしてパシフィックネーションズカップには2012年から2015年まで4年連続で出場しているレジェンド選手真壁伸弥さんです。
10年前の劇的勝利を挙げたあの南アフリカ戦に出場。勝利に貢献しました。終盤でテレビに映されたこの表情を記憶されているファンの方も多いかと思います。
真壁さん「昔のジャパンは、あまり勝てなくてもどかしい日々が続いていました。それからエディー(ジョーンズHC)が就任して、「トップ10を目指そう。日本のラグビーの歴史を変えよう」と言ってきて、僕らはその言葉を信じてハードなトレーニングをずーっとやってきました。そして今、ジャパンは強くなって、注目を浴びるようになりました。」
「そのことをとても誇りに思います。明日の試合も多くの人が注目しています。選手のみなさんはぜひ、全力で頑張ってほしい」とエールを送りました。
そして一人一人ジャージを配っていきました。
チャーリー選手は、嬉しい初ジャージです。
佐藤選手も出場すれば、初キャップです。
最後は、頼れるゲームキャプテン、ワーナー・ディアンズ選手にジャージが手渡されました。
代表時代の良きライバルであり、チームメートだった伊藤コーチと。
ジャージープレゼンテーションのプレゼンターという大役を終え、ほっとしている真壁さんを笑顔で労うエディーHC。
ご本人は、緊張してしまいうまくスピーチできなかった、と言っていましたが、選手にはきちんと気持ちの伝わる素晴らしいスピーチでした!真壁さんありがとうございました。
8月28日
カナダ戦まで後2日。
この日は、移動日です。宮崎から宮城まで。飛行機を乗り継いで移動しました。
そうした中、遂に37名のメンバーから「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2025」のプールフェーズ大会登録メンバー(28名)、そして次戦のカナダ戦の登録メンバーが発表されました。
夕方には、メンバー発表に関するオンラインの記者会見も行われました。登壇者は、エディー・ジョーンズHCと・・・
大会中の共同キャプテンを務めることになった原田 衛選手とワーナー・ディアンズ選手です。
原田選手「意識していることはオフザフィールド(グラウンドの外、普段の生活など)のところで、しっかりチームの文化を作っていくことをいしきしてやっていきます」
一方、ワーナー選手は人生でキャプテンをするのは初めてで、キャプテンに指名された時は「自分のキャリアにとって大きなステップ、チャレンジになるから嬉しかった」そうです。その上で「僕はどちらかというとオンフィールドで、自分のプレーで引っ張っていこうと思います。あまり大きく何かをやろうとするよりも、自分のパフォーマンス、プレーで引っ張っていく、ということを意識しています」と話しました。
ちなみに、二人のチームメートでもあり、メンターでもあり、二人のキャプテンをエディーHCに強く勧めたというリーチマイケル選手からは、一言「がんばれ」と声をかけられたそうです(笑)。
若く、しかし実績十分な共同キャプテンが決まり、大会への準備もいよいよ整ってきました。
明日は最後の練習「キャプテンズラン」が控えています。
8月27日
カナダ戦まであと3日となりました!
この日は、試合前で最も激しく、そして重要な鍵を握るであろう合宿地宮崎での最後のトレーニングとなります。
この日の練習後、エディー・ジョーンズHCは、プール戦に登録する28名の選手を選び、
決戦の地仙台(宮城県)へと移動することになります。
まずは午前中のトレーニングの様子から。本日はバックスからです。
まずは基礎の基礎。ボールキャッチから。ラグビーをやっている学生の皆様には是非、参考にしていただきたい手を伸ばしてキャッチする練習です。
写真では、わかりづらいかもしれませんが、パスの精度、スピードを高く保ちながら、いかに無駄のないスローができるか、そんなことを実践しています。
続いてこんなトレーニングも。
ダン・ボーデンコーチがテニスラケットで打つテニスボールを手でキャッチするトレーニング。いつ誰に飛んでくるかわからないので、集中力が試されます。
この後は、タックルを受けた後のボールサポートと、オフロードパスの練習。
そして、ウェイトトレーニング。
続いて全体のミーティング。試合前に戦略の再確認です。
フォワード選手からバックス選手に、バックス選手からはフォワード選手にそれぞれが学んだやるべきことを説明しています。
そうすることで、お互いの理解をより深めていきます。
ここからはフォワードのブレイクダウントレーニング。
フォワードで本日のトレーニングの内容について話し合います。
さあ、ここからが本番というべきでしょうか。カナダ戦キックオフ1700に合わせて、この日も夕方にグラウンドでのトレーニングを行いました。
先ほども書きましたが、この日が合宿の中で、最もハードなコンタクトを行うタフな練習となりました。
コンタクトスーツを着て、フォワードは激しくやり合いました。
最後は、近藤レフリーにジャッジしてもらいながらのスクラムです。
とにかく全ての選手が全力を出し切って、最高レベルのトレーニングを行ったのではないかと思います。カナダ戦(それ以降の試合も)で、この日のトレーニングの成果を見せてくれるのではないでしょうか。
何はともあれ、宮崎での準備合宿はこれで終了。明日からは、決戦の地仙台に移動して、最後の準備を行います。
そして、このレポートが出ている頃には既に発表されましたが、プール戦に臨む28名の選手が発表されます。
皆様、応援よろしくお願いします。
8月26日
カナダ戦まであと4日!
ハードなトレーニングができるのは実質、今日と明日の2日間だけです。
翌日のトレーニングとの間隔を空けるため、この日は早朝からグラウンドでトレーニングです。
のっけから、激しいコンタクト。試合を目前に控え、さらにギアを一段あげてきました。
この日は、近藤 雅喜レフリーがトレーニングに参加し、試合さながらのレフリーをしていただきました。
トレーニング内容については、細かくは言えませんが、前回の合宿の様子も見ている近藤レフリーに身近で感じた印象を聞いてみると「雰囲気が良くなっている。一人一人が最善の準備をしていて、6、7月の時よりも、精度が上がっているように感じる」ということでした。
「いわゆる個々のラグビーナレッジ(判断能力)が上がっています。この暑さの中でそれを実行するのはとても難しいことです。笛を吹いていて、個人的にも楽しみだと思いました。代表の試合もそうですが、各選手が所属チームに帰って、リーグワンの中心になってくれると思うので、リーグワンのレベルも上げてくれるのではないか、そう思ったからです」(近藤レフリー)
さあ、ここから先は、トレーニング前後の個人練習で行われているラインアウトのスロー練習について連続写真でご紹介します。すでに何回か別のレポートでも載せていますが、ここは見所ということで構わず掲載です。
まずは平生 翔大選手から。
続いて江良 颯選手。
伊藤 鐘史コーチ「ナイスボール!」
ちなみに、伊藤コーチによると、この虫取り網を使っているチームは、リーグワンでも珍しいそう。
理由の一つとして、写真のような遠い距離で、ピンポイントにボールが入るスローができる選手がそんなに沢山いない
ということも挙げられるということでした。
最後は佐藤 健次選手。(原田選手はこの日は別メニューで調整だったので残念ながらありません)
こちらもナイスボールでした。
パシフィックネーションズカップでもラインアウトに注目してください!
ラインアウトの次はスクラムです。こちらも試合で注目していただきたいセットプレーの一つ。
エディーHCも、自ら低さをチェックしています。
ジャパンのスクラムは、全員で押すスクラムです。バックローもこの通りの力の入れようです。
終わった後は、選手同士で話し合い。この日も良い練習ができました。
まだまだ続く、この日のレポート。ここからは、午後に行われたウェイトトレーニングの様子です。午前中にあれだけハードな練習をしても、午後には相当な負荷をかけたトレーニングを行っています。
圧巻は、こちらのプロップ二人(為房選手、竹内選手)によるスクワット。
二人とも、見事に成功しました。
流石に疲れたようです。
ウェイトトレーニングだけで終わりではなく、毎日やっているブレークダウンの練習も。
ようやく終了。恒例のハイタッチで練習を締めくくりました。
一方、バックスも同じようなトレーニングを行っています。こちらは、ディフェンスコーチのギャリー・ゴールドコーチとのミーティングの様子。
選手の顔と名前が一致しない方には、同じような写真になってしまいますが、バックス選手のウェイトトレーニングの様子もご紹介します。
そして、バックス選手も同様に、ウェイトの後は、ブレイクダウンの練習です。
バックス選手はさらに、パスの練習も。基礎的な練習ですが、精度を高く、そして速さが求められます。
・・・ということで、この日のトレーニングは終了です。
最後まで見ていただいた方、ありがとうございます。選手達が、密度の濃い練習をしている様子が少しでも伝われば幸いです。
明日は、試合前のもっとも強度が高い練習が待っています。
8月25日
パシフィックネーションズカップの初戦、カナダ戦ウィークに突入しました!
カナダは、23日の試合で、ランキングでは上のチームであるアメリカに34−20で勝利し、
意気揚々と日本にやってきます。決して油断できないチームです。
チームは、この日も、早朝からウェイトトレーニングで1日を始めました。
ポジション別に3つのグループに分かれて、一番早く練習を開始するのは、フロントローとロックのグループ。
前日はオフだったので、選手もリフレッシュして最後の追い込みに準備は万端です。
こうした中、この日から平生 翔大選手が追加収集で合流しました。昨晩、連絡を受けて、急遽合流となりました。しかし、菅平合宿にも参加しており、呼ばれる準備はできていました。気合いは十分です。
この日も、やはりブレイクダウン、タックルの練習を行いました。サイズの大きいカナダ戦には、スピードと低さで対抗するしかありません。
「カナダ戦の週の初めにとってもいいスタートが切れている。この調子で行こう!」
選手同士で握手。
そしてハイタッチ。
続いて、バックローと、ハーフ団(9番、10番)のグループ。やることは前のグループと同じようで、それぞれのグループの役割や、強化すべき筋肉などに連動して微妙に違っています。
ハンドルを握っている?・・・ようにも見えなくもないですが、当然違っていて、重りを前後に動かすトレーニングです!
こちらのグループもブレイクダウンのトレーニング。
上から押さえつけてくる力に負けずに、素早く起き上がることが求められます。
こちらのグループも非常に頑張りました!
最後のグループになる前に、バックスとフォワードが分かれてのミーティングも行われました。カナダ戦を前に、戦術の理解も非常に重要になってきます。
最後はセンターとバック3(ウイング、フルバック)のグループです。
一方、その間、フォワードはといえば、グラウンドでスクラム練習。本当に毎日コツコツやっています。
ここまでが午前の部です。
これだけで随分長いレポートになってしまいましたが、ここからが本番です!
午後の練習は、カナダ戦のキックオフに合わせて17時に開始されました。
幸いというべきか、午後の暑さもこの頃にはかなり和らいではいますが、それでもまだまだ暑いです。
走る選手。
おや?なんか違和感ありますね。
サッカーボール?
これは、汗で滑りやすくなるボールを大切に持つようにと導入された珍練習(?)。こんな一幕もありました。
その後も、しばらくボールを手放さなかったエディーHC。
それはともかく、この日もカナダ戦に向けて、チーム同士で激しくトレーニングを行いました。
いつしか夕日が差し込んできました。この日もノンストップで密度の高い練習が続きました。
試合週の初日の練習は、こうして終了しました。非常に良いスタートが切れたことは間違いありません。
そして、勘がいい方は、お気づきでしょうが、この日からボールがパシフィックネーションズカップ仕様のブルーに
変わりました。
カナダ戦に向けたトレーニングは明日からも続きます。
8月23日
23日(土曜日)は、何と言っても午後(というか夕方ですね)のトレーニングが一般公開されたことをご報告しないといけないでしょう。ただ、その前に、午前中に行われたトレーニングのレポートからスタートさせていただきます。
「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2025プール戦 プールB 日本代表 vs カナダ代表」がわずか1週間後に迫ってきたということもあって、この日は、カナダ戦に向けたミーティングが行われました。
午前中は、ジムでのトレーニングをバックスとフォワードに分けて行いました。
エディーHCが北村選手に何やら話しかけていますね。エディーHCがこのような形で、選手一人一人に声をかけることは珍しいことではなく、毎日頻繁に見られます。
こちらはフォワード。
通常のメニューが終了するとみんなでハイタッチ。合宿を重ねて、チームが少しづつ固まっていく様子がこんな姿からも窺えますね。
ウェイトトレーニングの後は、恒例のブレイクダウンのトレーニング。
サイズで他国のチームに劣っている日本としては、ブレイクダウンで負けない為にもスピードで圧倒する必要があります。
フォワードはさらにスクラムの練習も。午前は、個々の組み方をオーウェンコーチが確認していました。
一回一回ビデオで見ながら微修正しています。日本のスクラムは、こういう地味な作業の積み重ねで強化されています。
さあ、お待たせしました。ここからが午後(17時30分開始)に一般公開されたグラウンドでのトレーニングの様子です。
一般公開された内容は、まさにチーム内での「戦い」。次のカナダ戦に向けて、誰がメンバーに選ばれるかを競い合う公開選考会といっていいでしょう。
この日の公開練習には、約600名のファンの方に集まっていただきました。暑い中、練習開始前から集まっていただき、本当にありがとうございました。選手達にとって励みになったことは間違いありません!
フォワードはラインアウトの後のモールで力比べ。
初っ端から、非常に力の入った衝突が見られました。
一方、バックスはといえば、タックル。
そしてダブルタックル!
そして、フォワード・バックス揃っての全体トレーニング。
練習は、19時過ぎまでノンストップで続けられました。ブレイクの時間がないことを考えると試合よりもずっと厳しい環境です。
そうした中、選手達は最後まで走り続けました。選手達の次の試合に賭ける思いは、見に来ていただいたファンの皆様にも伝わったのではないかと思います。
練習後に談笑するサム・グリーン選手(左)とマロ・ツイタマ選手(右)
スクラムハーフの福田選手、北村選手はキックの個人練習。
中楠一期選手と李承信選手はプレースキックの練習。
長田選手とサム・グリーン選手。
なお、練習後には、前回の公開練習と同じようにファンサービスの時間もありました。
24日は、オフとなり、選手達は25日からカナダ戦への本格的な準備を進めます。
皆様、応援どうぞよろしくお願いします!
8月22日
この日は、九州南部に台風が来ており、宮崎も雨が予想されていました。
もしかしたら、練習ができないかも・・・と前日は心配していましたが、幸いなことに雨もほとんど降らず、問題なくトレーニングができました。
この日の練習スタートは午前6時30分。
この日のトレーニングも最後の追い込みとあって、とにかく激しいものでした。写真で雰囲気だけでも感じていただければと思います。
この日もギャリー・ゴールドコーチが熱血指導。
エディー・ジョーンズHCが選手達にアドバイス。
なお、この日のトレーニングの様子はメディアにも公開されましたので、メディアの報道を見た方も多いかと思います。
スクラムは毎日の日課。この日もフォワードはスクラムを組みます。
竹内選手のスクラム前のルーティン。スクラム前には試合中もやっているのでご注目ください。
一方、メディア公開はしていませんが、午後にもやはりトレーニングをしております。こちらはフォワードとバックスに分かれてトレーニング前に行ったミーティングの様子です。
選手同士の和やかな会話の様子。
本日のトレーニングは、一部、連続写真で、どうぞ。
こちらはバックスのトレーニングの様子。
一方、フォワードもバックスもウェイトトレーニングの後には、コンタクトトレーニングです。
全ての過程を終え、選手同士でハイタッチ。
今日もいい練習ができました!
台風による影響も受けず、この日も大変有意義な練習を行うことできました。
カナダ戦に向けて、着実に改善ができています。
8月21日
21日はオフ。選手は久々にリラックスできる1日となりました。
この日は大きな動きがなかったので、代わりに19日夜に行われたオンライン会見の内容を一部紹介します。
まずはエディー・ジョーンズHC。
Q:今回の合宿で取り組んでいることは何?
「まずは、パシフィックネーションズカップの初戦となるカナダ戦に勝つことに徹底的にこだわってはいます。その上で、改善したいのは、ウェールズ戦直後にも言った話ですが、バランスの取れた攻撃、バランスの取れたラグビーをすることですね。ジャパンのアイデンティティであるランプレーを行いつつ、予測不可能なキックも駆使するということ。ランプレーとキックのバランスですね。ディフェンスに関してはウェールズ戦で良い場面もありましたが、特に二戦目は、ディフェンスの精度が低下してしまった部分があったので、一貫したディフェンスを行う、この2点に取り組みたいと思っています。」
続いて中野選手。
Q:カナダ戦で出場した場合に、どのようなプレーをしたいか?
「センターとしてチームが勢いに乗るプレー。チームの戦術の中でその役割をしっかりやるっというところもそうですし、グラウンドの中央の部分で突破する回数を増やしていけたらと思っています。」
Q:代表に参加するとオフがなかなか取れないが、オフはどのように過ごしているのか?
「去年は代表活動に参加せず、今回は久しぶりなのもありますが、タフな合宿の中で、グラウンドに出るまでの準備だったり、グラウンド外でもまあ自分がやるべき事をしっかり百パーセント行って、終われば、空いた時間は、特別何かをしているわけじゃないです。いい意味で。意識的に部屋ではなるべくゆっくり過ごしています」
最後は福田選手。
Q:ウェールズ戦は怪我による離脱でいなかったが、どのように見ていたのか。それを踏まえてどのようなプレーをしたいのか。
「ウェールズ線は家で一ファンとしてではなく、戦術を考えながら見ていました。チームはウェールズに対して奇襲攻撃という作戦を掲げて臨んだわけですが、そのプラン通りに上手く戦えていたと思いました。一戦目は正しいエリアでしっかりと戦えたことと、粘り強いディフェンスをみんなで遂行できたことで、勝利という結果につながったのではないかと思います。
2戦目に関してはエディーだったり、いろんな選手が口にしている通り、キックとランのバランスの比重が自分たちが望んでいるものではなかったことで、あのような結果になってしまったと思います。一戦目と二戦目でよかったところ、悪かったところを踏まえた上で、この合宿で僕自身はランとキックのバランスを考えながら、取り組んでいる最中です。
Q:自分でアピールしたい、取り組まないといけないと思っていることは何か?
「先ほどの回答と似ていますが去年の代表はキックを使わないでどんどん超速ラグビーでアタックしていくことをしていたと思うのですが、今年はそれでは厳しいというところで、正しいキックを使っていこうとなっています。もちろん、ただ蹴るのではなくて、目的を持ってキックする。あくまでもボールをただ手放すのではなくて、再獲得をするキックでないといけない。再獲得をするためには選手全員で同じページを見ないと達成できないと思うので、再獲得できるような、モーメントを奪い返せるようなキックを蹴ることとランとのバランスを今は取り組んでいます。9番(スクラムハーフ)は、超速ラグビーやる上で生命線だということはわかっていますし、ランとキックのバランスだったり、正しいエリアでチームを戦わわわわせるために、9番、10番、15番と縦のラインでしっかりとコミュニケーションとる必要があります。この部分を練習で遂行し続ければ、セレクションにもつながってくると思うので、僕は自分のプレー。もちろんパスとかキックの精度もそうですし、ランの強みもそうなんですけれども、その中でもチーム戦術を誰よりも理解してプレーするということは、特に意識してやっています。」
8月20日
合宿6日目。まだまだ暑い日が続いています。
この日、コンディションの都合で離脱した紙森選手に代わって、津村 大志選手が追加招集されました。早速、練習にも合流です。(右から2番目)
JAPAN XVとして、前回の宮崎合宿にも途中まで参加していましたが、日本代表としては初参加です。
まずは室内トレーニング場でのウォームアップ。
一方、バックスはウェイトトレーニング場でのウォームアップです。
グラウンドへ移動中。
ちなみに、この日の午前は、これまでレポートしていたような室内トレーニング場でのコンタクト練習がありましたが写真は割愛しております。こちらは午後(夕方)のトレーニングの様子です。
今合宿で初めてのナイター練習。照明もつけられました。
時刻は7時をすぎて、練習開始から2時間が経過。激しいトレーニングは続きます。
フォワードはやはりスクラム。
本日合流の津村選手もスクラムを組みます。
エディーさんの視線に注目!
オマケ:練習後にチーム同行カメラマンからカメラを借りるサウマキ選手。
早速、チームメートのワイサケ・ララトゥブア選手にインタビューを実行。
ティエナン・コストリー選手にも。
この様子は、いつか公式YouTubeで見られるかも?
結局、個人練習も含めると19時30分過ぎまで練習は続きました。
21日は練習はオフ。一日しっかりリカバリーを取って、22日から再び、トレーニングが再開されます。
8月19日
合宿5日目。フォワード合流して、グラウンドで本格的に練習するのはこの日が初めてとなります。
まずは、グラウンドでの練習から。時系列的には、この後に掲載するジムでのトレーニングが先ですが、関心が高いであろうこちらからお先にお見せします!
こちらはタックル練習。ただ当たっているのではなく、明確な課題を持ったスキルの練習です。
暑い中、ハードワークは続きます。
練習の合間にはランニングが入るので、とにかく休む暇がありません。
今日も猛暑の中で、最後まで集中してとても良いトレーニングになりました。
時間を少し戻して、早朝のトレーニングはこちらの室内トレーニング場で、アタックとディフェンスの約束事の確認を
歩きながら行いました。
ギャリー・ゴールドコーチと話す藤原選手。スクラムハーフの役割は非常に重要です。
藤原選手とワーナー選手が意見を交わす様子。このような選手同士の意見交換も見られました。
続いて、バックスはこちらでウォームアップ。
高く跳ねながら走る練習。
それにしても高いジャンプです。
一方、フォワードはジムの中でトレーニング。
この日もウェイトトレーニングを行いました。フォワード・バックスともに行っていますが、バックスは先日まででかなり写真を載せているので今回はフォワード中心に。
マキシ ファウルア選手。
すごい重要です!
他の写真でも見られますが、選手同士で励まし合っています。
こちらもすごい重量でスクワットする竹内 柊平選手。
為房 慶次朗選手も同じ重量で。
さらに重りを追加。
ウェイトの後は今日もスクラム練習。フォワードはとにかくやることが多いです。
選手に練習のポイントを説明するオーウェンコーチ
動画を見ながら、確認。
見ているだけで、圧力が伝わってきますね。
まだまだあります!こちらはコンタクトとフィットネスを兼ねたトレーニング。
全て終わって選手達でハイタッチ。
一方、今回はあまり掲載できませんでしたがバックスも同じようにハードなトレーニングをしています。
本日もなかなかに濃厚な1日でした。
まだまだ、合宿も始まったばかりです。パシフィックネーションズカップの初戦であるカナダ戦までどこまで仕上げられるのか、チームの挑戦は続きます。
引き続きの応援よろしくお願いします。
8月18日
合宿4日目。本日はフォワードが合流してから初めての練習となります。
本日の強化メニューについて説明する新田 博昭アシスタント ストレングス&コンディショニング(S&C)コーチ。
本日はポジション別に3つのグループに分けて、トレーニングを行いました。
こちらはフロントローのグループ。
JAPAN XVとして前回のキャンプにも参加していましたが、日本代表として初参加となる山本 秀選手。大分の合宿ではロングヘアーでした。
同じく日本代表初参加となる伊藤 鐘平選手。
祝原 涼介 選手は、6月の菅平合宿にも参加していました。8月16日から追加招集で日本代表に合流しています。
そして、この半端ない重量を持ち上げているのは・・・
元オールブラックスのレジェンド選手であり、スクラムのコーチを務めるオーウェン・フランクスアシスタントコーチ。引退しても、トレーニングを欠かさず、流石です。
こちらはバックローと9、10番の選手たちのグループです。
サウマキ アマナキ選手は、昨年以来の代表復帰です。
マオリ・オールブラックス戦で負傷し離脱した下川 甲嗣選手も戻ってきました。
タックルのスキルについて指導するギャリー・ゴールドコーチ。
前5人のフォワードは、グラウンドでスクラム練習も。
一つ一つ動画を確認しながら、フォームを修正していきます。
フッカーはラインアウトのスロー練習も。
指導するのは、伊藤 鐘史コーチ。
ナイスボール!
トレーニングが終わると全体でミーティング。
基本的な戦術について改めてチーム全体で確認を行いました。
4日目も、非常に良い内容でトレーニングを終えています。
明日以降も更にギアを上げてトレーニングは続きます。
引き続きの応援どうぞよろしくお願いします!
8月17日
さあ合宿も早くも3日目に突入です。
この日宮崎では早朝に震度4の地震があり、宿泊ホテルのエレベータが一時的にストップした関係で、朝のトレーニング開始が1時間遅れました。とはいえ、選手達に動揺はありません。
昨日までのトレーニングのレビューを含めて、改めて今回の合宿で行うべき改善点について話し合いを行いました。
ミーティングの後は、ジムワーク。同じようなトレーニングに見えて、実際のトレーニングで使いたい筋肉を強化する為に特化したプログラムとなっています。常にグラウンドのトレーニングと連動しているのです。
ぱっと見てわかりづらいかもしれませんが、ペアーになって重りを持っていない方の選手が、重りを押したり、叩いたりして、負荷を上げています。
そして、恒例のブレイクダウン練習。この日も激しくコンタクトを行いました。単に激しいだけではなく、当たるタイミングだったり、位置だったり、適切な「技術」を身につけることが重要視されています。
「素晴らしい内容だった」とコーチから絶賛を受けている選手たち。
こうした中、練習途中に、この日から合流したばかりの廣瀬 雄也選手が姿を現しました。早速トレーニングにも参加です。
拍手で迎えられました。これからの活躍に期待です!
この日は、グラウンドに場所を移しても基本はコンタクト練習。
激しく体をぶつけていきます。
練習の合間には、どうやったら改善できるか、選手同士で話し合う場面も。
猛暑の中、水分補給は欠かせません。
ディフェンス担当のギャリー・ゴールドコーチからは「繰り返して体に染み込ませるんだ」と熱い檄が飛ばされました。
タックル練習。
選手のモチベーションも高く、素晴らしいタックルの連続でした。
こうしてバックスだけでの練習は3日間のプログラムを全て終了しました。「とても良い練習ができている」というコーチ達の言葉がグラウンドに響き渡っていました。
ここから先は個人練習。ハイボール処理。
邪魔が入る中でのジャンプ。
夕方には、東京合宿を行っていたフォワードが合流。全員揃っての初めてのミーティングが行われました。
ミーティングの冒頭には、バックス選手からフォワード選手にクイズ(休み期間中にいいことがあった3人の名前を挙げてもらう)、同様にフォワードからは、休み中の一番面白いエピソードを話した選手は誰か、というクイズを出し合うという余興もありました。
バックスの問題を出題した中楠選手。
「今日までそれぞれ分かれて良い練習ができた。明日からは全体でもっと良い練習をしていこう」と話すエディーHC。
なお、夕食時には、前日(8月16日)に誕生日を迎えたサム・グリーン選手にバースデーケーキが贈られました!
サム・グリーン選手誕生日おめでとうございます!
8月16日 backs編
合宿二日目です。こちらは練習前のストレッチの様子です。
さあ、選手達が集まってきました。朝練習の開始です。
本日の練習プログラムの説明を受けている選手達。
ここから先、選手達の背中の写真が続きます。敢えての背中連続写真です。
「男は背中で語る」と言いますが、背中から感じるものはあったでしょうか?
さあ、ここからはブレイクダウンのトレーニング。
しっかりと高いレベルでやり切りました。
円陣を組む選手達。
続いて、グラウンドでの練習です。
グラウンドには蝶が。6月には見られなかったので、季節の移り変わりが感じられます。
この日は短い時間ながらも、素早いボール回しや、ハイボール処理のディフェンスのトレーニングを行いました。
木田晴斗選手。
石田吉平選手。
本日も大変充実した練習ができました。
チームは、確実に6月、7月の合宿から次のステップに進んでいます。
8月16日 part 2 forward編
一方、東京でも、フォワードがほぼ同時刻にトレーニングを行いました。
8月15日 part 1 backs編
ウェールズ戦からおよそ1ヶ月。日本代表選手が再び、合宿を再開しました。
今回は、フォワードは東京、バックスは宮崎で、それぞれ3日間の短い合宿を行ってから、
17日に宮崎で合流(合同練習は18日から)します。
まずは、宮崎に集合したバックスの様子からご紹介します。
初日のミーティングの様子です。
今回の合宿からディフェンスコーチに就任したギャリー・ゴールドコーチ。ディフェンスの強化は今回の合宿でも最優先事項の一つとなるでしょう。
ダン・ボーデンコーチからもアタック面での課題が伝えられました。
選手が小さいグループになって意見を交わしている様子です。ミーティング内容の深い理解と、自発的な発想を促すため、そしてチームワーク強化の為に代表ではしばしばこのような小グループでのディスカッション時間を大事にしています。
また、エディージャパンとしては、初めての参加となる木田 晴斗選手の自己紹介も。
笑顔です。
ミーティングの後は、ジムでのトレーニング。
ティエナン・コストリー選手。ちなみに、コストリー選手はフォワードの選手。他にも小林 賢太選手と佐藤 健次選手はフォワードの選手ですが、東京合宿ではなく、宮崎の合宿に参加しています。
一方で、藤原 忍選手と土永 旭選手がバックスとして東京合宿に参加しています。
ウェイトトレーニングの後は、円陣を組んで・・・
合宿の強化項目の一つであるコンタクトトレーニング。
エディーHCからは、ブレイクダウンスキルについての指導がありました。
続いてグラウンドでのトレーニング。
初日から、非常に充実した練習となりました。課題をしっかりと見据えて、選手達も集中したトレーニングができたようです。
なお、フォワードの小林選手と佐藤選手はエディーHCが見守る中、練習後も個人練習。
初日から、選手の高い集中力が発揮され、とても良いスタートとなりました。パシフィックネーションズカップの優勝、そして秋のシーズンのテストマッチでの勝利に向けて順調な滑り出しです。
皆様の応援、どうぞよろしくお願いします!
8月15日 part 2 Forwards編
一方、東京ではフォワード選手(と一部のバックス選手)が合宿を行っています。
この日のグラウンドでの練習はメディアにも公開されたので、記事でご覧になった方も多いかと思います。
ラインアウトを中心に、トレーニングを行いました。
フォワードは17日まで東京で合宿を行い、宮崎へと移動します。