●3月11日(金)

練習の入りの部分から選手達で円陣を組み、より質の高い練習を行っていました。前日のミーティングで取り上げられた課題についても、練習中に選手達で指摘しあい、改善していました。フェイズディフェンスの練習でも、今までの合宿で指導されてきたポイントを理解し、積極的にチャレンジしていました。日本A代表の薫田監督がモールについてのレクチャーを行い、選手達も真剣に聞き入り、実践していました。

東北地方太平洋沖地震が発生した時、選手・スタッフは15時からの練習に備えて、全員がグラウンドにおり、一人の負傷者も出すことなく安全を確保することができました。グラウンドの至る所で液状化現象が発生し、また地割れしている箇所もありました。

合宿は中止となりましたが、今回の窮迫した事態でも、スポーツ健康科学部長、上野裕一教授、陰山雅義ラグビー部事務局長のご尽力のおかげで、またU20代表のために食事を提供して下さった流通経済大学の方々のご支援で、全員無事に終了出来ましたことに感謝を申し上げたいと思います。

今回の「東北地方太平洋沖地震」の被害に遭われた方、またそのご家族、その他に対しまして、心よりお見舞いを申し上げると共に、1日も早い回復並びに復興致しますことを祈念致します。

●3月10日(木)

茨城県・流通経済大学で高校日本代表と共に、U20代表の第1次強化合宿が行われます。セレクション合宿より選抜された32名がU20代表のスコッドとなりました。元木ヘッドコーチより、「"1対1で逃げないチーム"にするべく、選手自身達で練習の質を高め、練習外でも自律の取れたチームにしなければならない」とこれからの強化合宿についての話がありました。

その後は、フィットネステストとグラウンド練習を行いました。夕食後は第2次セレクション合宿で行ったセレクションマッチの課題点について、映像を見ながらのディスカッションをしました。