以下、日本ウィルチェアーラグビー連盟からのご案内です。

ウィルチェアーラグビー(車いすラグビー)の国内最高峰の大会として1999年より毎年開催しております日本選手権大会が、今年で12回目を迎えます。
今年は、日本ラグビー協会様のご後援をいただき、「第1回国際交流大会」として、国内トップ8チームと韓国チャンピオンチームによるトーナメント方式の大会を開催いたします。

是非会場までお越しいただき、車いすによるコンタクトスポーツの迫力と、クラシフィケーション(持ち点制度)の上に成り立つチームスポーツの面白さ、そしてこの競技の完成度の高さを実感していただきたいと思います。

入場料: 無料
期日: 平成22年 12月10日(金)~12日(日)

  • 10日(金) 16:00 試合開始(エキシビジョンゲーム x 1ゲーム)
  • 11日(土) 09:40 試合開始 終日試合(10ゲーム)
  • 12日(日) 09:00 試合開始 順位決定戦 及び 決勝戦(5ゲーム) 14:30閉会式
場所: 千葉ポートアリーナ (千葉県千葉市中央区問屋町1-20)

競技概要:

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ウィルチェアーラグビーは、四肢麻痺者等(頸髄損傷や四肢の切断、脳性麻痺等で四肢に障害を持つ者)が、チーム・スポーツを行なう機会を得るために1977年にカナダで考案され、欧米では広く普及している車いすによる国際的なスポーツです。

アメリカやヨーロッパの一部の国では、四肢に障害を持つ者が行う競技であることから”クワドラグビー(QUAD RUGBY)”とも呼ばれており、また、当初はその競技の激しさから”マーダーボール(MURDERBALL (殺人球技))”と呼ばれていた歴史を持っています。

1996年のアトランタ・パラリンピックにデモンストレーション競技として初登場し、2000年のシドニーパラリンピックからは公式種目になりました。

日本では1996年11月に正式に競技が紹介され、1997年4月に連盟が設立され、現在、競技の国内普及と、パラリンピックや世界選手権等の国際大会でのメダル獲得を目標に活動を行っています。

競技には、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、アイスホッケー等の要素が組合せられており、バスケットボール用のコートで行われます。

1チームは4名の選手で構成されます。選手は、車いすの操作やボールを扱う能力(障害のレベル)により0.5点、1.0点、1.5点、2.0点、2.5点、3.0点そして3.5点の7クラスに分類され、競技中のコート上の4選手の持ち点の合計は8.0点を越えてはいけません。ただし、女性選手が加わる場合、女性選手1名につき持ち点の合計から0.5点マイナスされます。

車いすは、ハードな競技に耐え得る専用の車いすを使用します。車いすには、相手の車いすを止めるためのバンパーや、相手の車いすから逃れるためのウィングが取り付けられています。

ボールは公式専用球(バレーボール5号球を基に開発されたもの)が使用され、パスまたはひざの上に置かれてゴールまで運ばれます。ルールの規定内であれば、あらゆる方向にパスすることが可能で、投げたり、打撃をしたり、転がしたりして運ぶことができます。ボールをひざの上に置いて運ぶ場合は10秒以内に1回のドリブルを行わなければならなりません。

得点は、ボールを持ったオフェンス側の選手の車いすの2輪がゴールラインに達するか通過することにより与えらます。

ルールではタックル(相手の車いすに自分の車いすを衝突させたり引っかけたりすること)により相手の攻撃や防御を阻止することが認められています。

観戦の方は、以下の日本ウィルチェアーラグビー連盟等のHP等をご覧下さい。

日本ウィルチェアーラグビー連盟
http://www17.ocn.ne.jp/~jwrugby/index.html

第11回日本選手権大会の写真(阿部 謙一郎 氏)
http://www.photoshop.com/users/boze-photo