「アジアラグビージュニアチャンピオンシップ」について /U20日本代表メンバー /タイ遠征直前合宿リポート/試合結果 ●8月29日(日) 昨日の試合後に全体ミーティング。遠征を通じてのMVPには中央大学の羽野選手が選ばれました。「次回も選ばれるように頑張ります」と頼もしいコメント。全体ミーティングの後にコーチングスタッフと選手一人ずつのミーティングがありました。 翌朝、4:30にホテルをチェックアウトして、5:00に空港へ出発。疲れもたまっていたのか、選手達はフライトでぐっすり。夕刻に成田に到着しました。 本日でこのチームは解散いたしますが、来年のJWRTに向けて戦いは始まっています。スタッフ・選手とも今回の大会での課題を修正して、来年のJWRTにつなげていきます。今回のセレクション合宿から遠征までお世話になった方々に心より御礼申し上げます。 今後とも温かいご声援よろしくお願いいたします。 最終日全体ミーティング それぞれの思いを胸に席に着く選手たち 絶えずサポートしていただいたリエゾンのチャンプ君とゴルフ君。どうもありがとうございました 今大会のMVP、羽野選手 出発前のバンコク国際空港 成田空港で、元木ヘッドコーチより選手達へ ●8月28日(土) 大会最終日、香港戦。前2試合と同じく、遅めの朝食にしてコンディショニング。 ストレッチをしながら体を動かして、体を起こします。そして昼と補食の時間にはおにぎりとみそ汁で、エネルギーを蓄積。 試合前のアップ「勝つだけでなくアジアのチームに日本はこういうラグビーをするというのを見せつけろ」と元木ヘッドコーチからの檄。金キャプテンからは「選ばれたくても選ばれなかった選手達のためにも、納得のいくゲームを。そして楽しもう。最初の10分で圧倒しよう」。 前半5分の坂本のトライを皮切りにトライを量産かと思われましたが、細かいミスが多く、レフリーの判定にも素早く対応することができず、守りにはいってしまいます。香港の分析から相手チームの強みと弱みは分析済みで対策もとっているはずでしたが、ゲームの入りで受けた時点で後手後手となり、チームに流れをうまく引き寄せられません。後半に入ってもこの流れを断ち切ることはできませんでした。 しかしながら所々でみせた、チームが理想とするFWとBKの素早い連携からのトライやアタックとディフェンスで常に低く前に出ようとする姿勢はゲームを通じて観客の目に焼きついたことでしょう。 終わってみれば、48対3の大差での勝利でしたが、「守りに入ってしまい攻める姿勢が欠けていた。これを課題として来年のJWRTにつなげたい」と元木ヘッドコーチ。優勝できたことは何よりですが、来年のJWRTに向けてさらなる強化システムを構築する必要があります。 バンコクジャパニーズラグビークラブの和気会長、下前原部長、豊田様、市川様ほか今回の遠征でお世話になった皆様、また大会を通じて応援に来てくださった皆様に心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました。 コンディショングで体をおこす ボールゲーム 最終戦、香港戦のジャージ授与式 金キャプテンより 国歌斉唱 国を背負ってたつ重みを感じる選手たち 試合開始前 スクラムは終始圧倒 元木ヘッドコーチから 傾聴する選手たち 閉会式 優勝の写真撮影 大変お世話になったBJRCのみなさんと ●8月27日(金) 午前中は香港戦のゲーム分析。 午後から最後の練習となりました。 「最後の練習、自分たちで納得いくように」と元木ヘッドコーチ。 フェイズアタック・ディフェンス、ブレイクダウンスキルをブラッシュアップして、最後はキャプテンズランで本日の、そして今大会の練習は終了。 明日はこのチームでの最後の試合となります。必ず結果を残して、次のステップへと進みますので、応援よろしくお願いいたします。 初日から最終日まで遅れることなく動いてくれたバスドライバーの二人 メンバー発表 前試合での反省点、コンタクトリアの精度あげる 最後の練習、力が入ります コーチ陣から「低く」「激しく」と檄がとぶ アタックもディフェンスも前に出る 金キャプテンのキャプテンシーは抜群です 終了後はOS-1とプロテインとアイスバスで体をしっかりケア ●8月26日(木) 午前中のセッションをキャンセルしてミーティング、昨日の反省を選手のみで行い、その後選手からのプレゼンテーションを行って、スタッフからの試合分析のプレゼンテーションがありました。 特にコンタクトエリアの精度、キックオフが今回の課題です。ここを修正していこうとスタッフからアドバイス。幾度となく、今年度のJWRTロシア大会の相手側のコンタクトの強さを引き合いに出し、世界レベルで戦っていくには何が不足しているかを選手達に伝えます。 午後は、バンコクジャパニーズラグビークラブのキッズの皆さんとの交流会を行いました。代表選手になるということは、社会的な貢献活動も含まれています。選手達は初めての経験に戸惑いながらも、いかにして子供たちにラグビーに興味をもってもらうか、そして、チームビルドの一環としてこのセッションをどう成功させるかを、交流会の前に自分たちでミーティングをしながら話し合いました。 短い時間でしたが、キッズの皆さんも、U20の選手達にとっても、お互いに良い刺激となったようです。 「プールリカバリー プールリカバリー 少年とキックの練習をする元木ヘッドコーチ お世話になっているバンコクジャパニーズラグビークラブ(BJRC)の市川さん(左)とリエゾンのチャンプ君 BJRCからご挨拶 交流を楽しみにしていたU20ジャパン 金キャプテンから挨拶 高いリフティングにびっくりのBJRCのキッズ達 バックスはキックの練習 キャプテン同士で記念品の交換 夜はスタジアムでのファンクションに参加。最終日に時間がとれないということで、通常は最終日に行うファンクションを本日行いました。 スタジアム傍のスペースで行われたファンクションは、タイの伝統的な屋台や出店がいくつもあり、スタッフ・選手とも興味津津の様子でした。 バンコク市長からの挨拶があり、各国の監督、キャプテンに贈答品の授与がありました。 ラグビーの違った側面を垣間見ることのできた1日は選手達にとってはとても貴重な経験となったことでしょう。 U20ジャパンは明日の最終練習を残すのみ。納得した練習をして、最終戦を迎えたいと思います。 「ファンクション前に歓迎されるU20ジャパン バンコク市長よりメダルと贈答品の授与 バンコク市のホスピタリティーは素晴らしいものでした 壇上を見つめる参加者 ●8月25日(水) 本日の天気は曇り。17:00のキックオフに向けてしっかりコンディションを整えます。中2日での試合ということで選手の疲労も蓄積しやすく、試合に向けたコンディショニングが非常に大事になってきます。 ホテル内の小さなスペースを使ってストレッチ。その後ボールゲームで体を起こしていきます。 補食は今回も現地の「ワケジャパニーズレストラン」で注文したおにぎりとみそ汁。タイ米に慣れつつある選手達に故郷の味は大好評です。 その後、選手が各々試合に向けた準備を整えて、ジャージの授与、そしてグラウンドへ向かいます。 試合は、U20ジャパンの前に出る姿勢が80分間続き、終始スリランカを圧倒。アタックもディフェンスも前に出ることができたことはU20チームにとっては収穫。ただ、コンタクトエリアの精度が悪いので、次戦の相手(香港かタイの勝者)には、ここを修正していけば、U20ジャパンのやりたいラグビーができるはずです。 試合後はアイスバスに入り、疲労の蓄積物を取り除きます。 チームは金キャプテンを中心に非常によい雰囲気。残りの3日間、修正できる部分は修正して、最終戦に臨みます。応援よろしくお願いいたします。 ホテル内のスペースでストレッチ しっかり体をのばす 二人ひと組で そして体を起こします ジャージ授与式 試合前のウォーミングアップ 4H「低く」 4H「激しく」 「すべてにおいて圧倒しろっ」と元木HCの檄がとぶ チーム入場前 プレッシャーをかけ続けるU20ジャパン ハーフタイムで修正点を確認 ●8月24日(火) 午前中はミーティング、明日の相手のスリランカ戦のゲーム分析を行いました。スリランカのアタック、ディフェンス、強み、弱みを分析してスタッフからのプレゼンテーションがあり、その後、選手たちでミーティングを行いました。午後の練習は、バンコクジャパニーズラグビークラブ部長下前原氏とタマサート大学教授、桑野氏(*)の御尽力によりタマサート大学のラグビー部のグラウンドをお借りすることができました。心より御礼申し上げます。 明日の試合を想定しての、フェイズアタック・ディフェンスのドリル、前試合の反省点を踏まえたブレイクダウンスキルのドリル、最後にキャプテンズランで午後の練習を終了。 元木ヘッドコーチからは「いい集中力で練習ができている。明日の試合圧倒しよう」と檄が飛び、金キャプテンは「格の違いをみせつけて、圧倒して明日の試合を勝とう」とコメント。夕食後に選手ミーティングを行い、本日は終了しました。 明日の試合は着実にレベルを上げているスリランカです。今回のキーワード4Hのうちの「激しさ」で圧倒して勝利を収めます。応援のほどよろしくお願いいたします。 * 桑は正しくは「木」の上が「十」に「くさかんむり」 スリランカチームの分析 中瀬コーチより本日のドリルの説明 リアクションスピードを早く 日本の大学の何十倍もある敷地をもつタマサート大学 フェイズディフェンスのひとこま。苦しいときにいかに踏ん張れるか 大活躍の簡易アイスバスと氷 タマサート大学のグラウンドをお借りした グラウンドの確保にご尽力いただいたタマサート大学教授桑野(*)氏と バックス選手へ指示を出す中瀬コーチ ラインアウトの踏み込みについて指示を出す有水コーチ 夕食後のミーティング。中竹コーチングディレクターが今日から合流 ●8月23日(月) 昨夜の試合の疲れもあり本日は2部練習の予定を変更。午前中にプールにてリカバリー、その後試合の映像を選手達で見て、課題と改善策を自分たちで探しました。その後スタッフからプレゼンテーションがあり、選手達は自分たちの課題と改善策について双方向でのディスカッションを行いました。 昼食を食べた後は、リフレッシュも兼ねてバンコク市内にショッピングに出かけ、それぞれが自由な時間をすごしました。 夕食は、大変お世話になっているバンコクジャパニーズラグビークラブの方々をお招きしてのチームディナー。その席では、合宿から数えて誕生日を迎えた、高橋選手、吉川選手へのサプライズケーキとプレゼント、また遠征中に誕生日を迎えた元木ヘッドコーチへのサプライズもありました。 しっかりとリフレッシュしたU20代表チーム、明日から気分を一新して、次戦スリランカ戦にむけてチームを作っていきます。応援よろしくお願いいたします。 選手からのプレゼン スタッフからのプレゼン これからバンコク市内へショッピング チームディナー、金キャプテンから乾杯の音頭 高橋選手、吉川選手へのバースデーサプライズ 「優勝して最高のプレゼントをくれ」と元木ヘッドコーチ ●8月22日(日) 天気は曇りのち晴れ。試合開始が20:00であるため、遅めの朝食。午前中はウォーキングとホテル内のスペースでコンディショニング。試合に向けて体を起こして、試合に臨みます。 昼食後の補食は日本食屋さんからデリバリーをお願いしたおにぎりとみそ汁。日本を離れてわずかですが、やはり日本の味には懐かしさを覚えます。これを試合前のエネルギーとします。 会場入り前にホテルでジャージの授与式。元木ヘッドコーチから「80分間、激しく、敵を圧倒する。特に4Hのポリシーの【激しさ】にこだわれ」と檄が飛びます。金キャプテンからは「ミスのないゲームをしよう。かといって縮こまる必要はない。圧倒して勝とう」 試合前のアップから金キャプテンを中心によく声が出て、試合は序盤からU20ジャパンが接点で相手を圧倒。アタック・ディフェンスとも全員が前に出る意識を持ち続け、終わってみれば、114-3というスコアとなりました。 力の差はあるものの、次戦のスリランカに向けて、修正できるところは修正してしっかりと試合に臨みたいと思います。 ホテルにあるスペースでストレッチとコンディショニング 日本食レストランからオーダーしたおにぎりを食べる選手たち 初戦のジャージ授与式 元木HCから 激しさにこだわれと 金キャプテンから 試合前の国歌斉唱 ●8月21日(土) 本日の天気は曇り。現地のバンコクジャパニーズラグビークラブの皆様のご尽力のおかげで、本来確保されていなかった時間に練習を行うことができました。 初戦のシンガポール戦を意識して、4H「はやく、低く、激しく、走り勝つ」をキャッチフレーズにセッションを行いました。長旅の疲れも見せず、金キャプテンを中心に声をしっかりと出して、コミュニケーションをはかっていました。 午後は会場のサブグラウンドで、試合前の最後の調整を行いました。練習後は会場内を見学し、明日へのイメージを膨らませます。 水や氷、遠征先での困ることに関しては、バンコクジャパニーズラグビークラブの皆様のサポートのおかげでスムーズに手配を進めることができています。和気会長、下前原部長様をはじめ、バンコクジャパニーズラグビークラブの皆様に心より御礼申し上げます。 明日は初戦、シンガポール戦。圧倒して勝ってチームに勢いをつけたいです。 バンコクジャパニーズラグビークラブ(BJRC)の御尽力によって使用できた空軍のラグビー場 元木HCからもっと激しくと檄がとぶ 前にでる意識を常に忘れずに リアクションを早く BJRCの和気会長の氷を使わせていただきました 今回持参したアイスバスを使ってのアイシング ●8月20日(金) タイ・バンコクに到着しての天気は雨。日本よりも湿気が多く、予想以上に暑苦しさを感じます。夕方のラッシュアワーと重なり、高速は大渋滞で、予想の時間よりも大幅に遅れてホテルに到着しました。 チェックインを済ませ、タイ協会・ホテル側が用意してくれたウェルカムドリンクを頂き、ホテル内のプールにてしっかりとリカバリー。その後夕食へ。 夕食後、ミーティングを行いました。現地での雨対策として、戦術の変更等の話がスタッフ陣からありました。 今日はゆっくりと体を休め、明日からの練習に備えます。 ホテルでのウェルカムドリンクサービス タイでの最初のミーティング 中瀬コーチから雨対策の戦術について ミーティングで、金キャプテン