4月11日、熊谷ラグビー場で行われた女子U18日本代表対U18香港代表の試合で、日本代表は12トライ2ゴールを奪い、64対0で香港に圧勝しました。

緊張した面持ちでスタジアムのトンネルで待機する
緊張した面持ちでスタジアムのトンネルで待機する(右先頭はキャプテンのNO8鈴木実沙紀)

ピッチに入場する女子U18日本代表
ピッチに入場する女子U18日本代表

U18レベルでの女子の国際試合としては日本ラグビー史上初。この歴史的な試合に先制トライしたのはキャプテンのNO8鈴木実沙紀(市立船橋高校)。前半4分に相手ゴール前のラインアウトのこぼれ球に飛び込んだ。

その後は、日本代表がフォワードで終始香港を圧倒。特に80kgの巨体をフルに活かしたプロップ中田(八戸レディース)や、好突進を見せたロック三樹(高鍋農業高校)らを中心に、試合を有利に進めた。

バックスは、巧みなパスワークが光るSH鈴木陽子(YRA)とSO大黒田(市立船橋高校)のハーフ団がしっかりとゲームメイクして、左右に思い切って展開。香港に全くつけ入るスキを与えなかった。
日本代表は、70分間、香港に激しいプレッシャーを与えてターンオーバーしてからの展開プレーで次々と加点した。

正確なパスワークが目立った女子U18日本代表(パスをするのはCTB谷口令子)
正確なパスワークが目立った女子U18日本代表(パスをするのはCTB谷口令子)

日本代表は香港に激しいプレッシャーをかけて、ターンオーバーからボールを獲得した
日本代表は香港に激しいプレッシャーをかけて、ターンオーバーからボールを獲得した

女子U18日本代表は中3から高3まで(14歳~18歳)という年齢構成だったが、幼児期からラグビースクールでラグビーを始めた選手がほとんどで、経験的にも10年以上。しかも、最近は、市立船橋高校など、男子選手に交じってプレーしている選手も増えてきており、コンタクトプレーでも香港を圧倒した。

本年度は、女子U18レベルの国際試合は予定されていないが、2014年以降の女子ワールドカップ出場に向けて、今後も本レベルでの定期的な交流が求められる。

ベンチで試合の成り行きを見守るリザーブ選手たち
ベンチで試合の成り行きを見守るリザーブ選手たち

試合後、両チーム揃ってのチームフォト
試合後、両チーム揃ってのチームフォト

香港に圧勝して大喜びのフィフティーン
香港に圧勝して大喜びのフィフティーン

アフターマッチファンクションではすぐに友達ができる
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