財団法人日本ラグビーフットボール協会所属
トップレフリー海外留学制度開始のお知らせ

財団法人日本ラグビーフットボール協会(JRFU)では、トップレフリーの海外留学制度を開始しました。

本施策は、去る4月3日に発表した「JRFU戦略計画2010-2019」(戦略計画)に掲げる、トップレフリー強化施策の一環であり、2019年ラグビーワールドカップ日本大会(RWC2019)に、JRFUからパネルレフリーを輩出することを目標に、若手の有望レフリーを3ヶ月~4ヶ月に渡り海外のトップユニオンに派遣し、現地でのエリートレフリー強化プログラムへの参加やレフリングの実戦経験を積むことを目的としています。
本年度につきましては、麻生彰久レフリーと平林泰三レフリーの2名をニュージーランドに派遣を予定し、麻生レフリーはすでに活動を開始しています。

本プログラム実施に当たり、JRFUではIRBレフリーマネージャー、パディ・オブライエン(Paddy O'Brien)氏やIRBレフリーセレクター、コリン・ホーク(Colin Hawk)氏などと協議し、若手エリートレフリーの教育環境としてもっとも優れていて、効果が期待できるプログラムとして本派遣先の推奨を受け、現地協会とも協議を重ね、今般の実施に至ったものです。

両氏は現地でのトレーニングや実戦でのレフリングを通じIRBレフリーセレクターや現地のセレクターにアピールし、トップクラブやエア・ニュージーランド・カップ(ニュージーランド国内州対抗選手権)レベルへのレフリー選出を目指します。

JRFUでは、本年度の実績と効果検証を行った上で、来年度以降の本プログラムの継続実施を決定する予定です。

■プログラム概要

派遣者: 麻生彰久
(所属:コカ・コーラウェスト JRFU A1級レフリー)
場所: ニュージランド クライストチャーチ
期間: 2010年4月8日~7月末
現地での
活動:
  • ニュージーランド協会(NZRU)主催のエリートアカデミーでの継続的なトレーニング
  • NZRUナショナルスカッド・レフリーコーチPaul Duggan氏による特別指導
  • 現地トップクラブゲームでのレフリング実践(スキル評価の後アポイント決定)
  • NZUR主催ナショナルレフリーキャンプへの参加(6月、7月)

*派遣期間中アジア五カ国対抗、IRBジュニアワールドラグビートロフィーでのレフリング参加あり

 

派遣者: 平林泰三
(所属:日本ラグビーフットボール協会 JRFU A級レフリー)
場所: ニュージーランド ハミルトン
期間: 2010年4月26日(予定)~7月末
現地での
活動:
  • 現地トップクラブゲームでのレフリング実践(スキル評価の後アポイント決定)
  • 現地エリートレフリーとのトレーニング実施

*派遣期間中アジア五カ国対抗でのレフリング参加あり

JRFUでは今後もRWC2019日本大会の成功はもとより、日本ラグビーのさらなる普及発展をめざし、戦略計画の遂行を進めてまいります。日本ラグビーへのご協力、ご声援を何卒宜しくお願い申し上げます。

(参考)トップレフリー海外留学制度のイメージ

トップレフリー海外留学制度のイメージ