マッチリポート

西軍 36-7 東軍 (前半14-7)

【2010年1月7日(木) at 大阪・近鉄花園ラグビー場】

曇り空のもとレフリー立川誠道氏の笛がなり、西軍のキックオフで第2回U18合同チーム東西対抗戦が開始された。

両軍とも外展開を試みるが、ディフェンスがよくその後16分間は一進一退が続いた。前日の灘浜グラウンドでの練習で心配されたスクラムも、立川レフリーのコントロールよくうまく組めていた。

試合が動いたのは、前半17分、西軍が敵陣35m左中間ラックから左へ展開、9番11番7番24番とつなぎ左隅へトライした。ゴールも成功し、7対0とした。その後、西軍が22分に敵陣右ラインアウトから展開し、15番が中央にトライ。ゴールも決まり14対0とした。そのまま終了かに見えたが、24分東軍が敵陣10mライン中央のラックサイドのボールを6番がインターセプトし、中央にトライ。ゴールも成功し14対7で前半が終了した。

両軍ともメンバーが入れ替わった後半、西軍FWの縦攻撃で7分にはゴール前右中間のラックから21番が持ち出しトライ。ゴール不成功で19対7とし、10分にはゴール前右中間でモールを作りそのまま18番がトライ。ゴール不成功で24対7とした。

20分には、ゴール前20m右中間ラックから右へ展開、22番13番とつなぎ最後は25番に内側にかえしてトライ。ゴールも成功し31対7とした。西軍はノーサイド寸前にもゴール前30m右中間ラックから左へ展開、22番23番13番11番とつなぎ左中間にトライ。36対7でノーサイドとなった。

西軍は昨年の雪辱をし、対戦成績を1勝1敗とした。昨年に比べて、個々の能力が高くBKの展開力、FWのモールが攻撃の中心となっていた。終了間際のトライは、BKの判断・技術が鮮やかであった。
試合終了後は、両軍監督から熱い思いとねぎらいの言葉をかけられ全国各地に戻っていった。
(全国高体連ラグビー専門部副部長 阿部雅博)

「第2回 U18合同チーム東西対抗戦」参加メンバー