11月30日(月)

本日、30日に昨日見事優勝に輝いた、男子7人制日本代表が帰国いたしました。
帰国便が2時間程度遅れるなど、ハプニングもありましたが、帰ってきた選手、スタッフは、みんな小麦色に日焼けをし、疲れを感じさせない表情でした。

スリランカセブンズチームMVPでキャプテンとしても頼もしい、和田選手   スリランカセブンズチーム準MVPの正面選手   佐合選手からご挨拶
スリランカセブンズチームMVPでキャプテンとしても頼もしい、和田選手 スリランカセブンズチーム準MVPの正面選手 佐合選手からご挨拶

空港では、今回のチームMVPと準MVPの発表も。

チーム全員で選んだ結果、準MVPには、2日間で2トライ、17ゴールで44得点を挙げた正面健司選手(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)が選出。MVPには、セブンズ初キャプテンの和田耕二選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)が選出されました。
和田キャプテンからは「サポートがあってこその優勝。しかし、これに満足することなく、東アジア競技大会で良い成績が修められるよう、ステップアップしていきたい」とコメントがありました。

また、スリランカセブンズ大会のみ参加だった佐合佑太選手(サントリーサンゴリアス)が遠征終了。佐合選手も初のセブンズにも関わらず、チームに馴染み、活躍をしてくれました。みんなからの温かい拍手で、遠征が終了いたしました。

成田空港からは、次なる大会、『東アジア競技大会』に向けた合宿のため、息つく間もなく、味の素ナショナルトレーニングセンターへ移動。移動後すぐに、体育館、プールでリカバリーを実施。長旅で疲れた体をクールダウンして、本日のメニューは終了いたしました。

東アジア競技大会シリーズからは、NECグリーンロケッツの山本秀文選手、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスの友井川拓選手、そして、関東学院大学から笹倉康誉選手と夏井大輔選手の4名が合流。新しい面々も加わり、いよいよ、東アジア競技大会に向けて、チームが再スタートいたしました。

金メダル獲得に向け、気を更に引き締めて、明日も練習いたします。

男子7人制日本代表への熱いご声援、何卒よろしくお願いいたします。


村田亙監督
「優勝の余韻もつかの間、選手一同、その日の夜には飛行機に乗って、今日昼14時過ぎに成田に到着、そして、16時過ぎに味の素ナショナルトレーニングセンターに到着しました。リカバリートレーニングとして、軽くジョギングを行ったあと、入念にストレッチ、そしてプール&ジャグジーバスで体を労わることができました。新しいメンバーも加わり、明日朝から2部練習で調整していきますが、いよいよ今季の目標でもあった東アジア競技大会に優勝するために選手スタッフ一同、最後まで気を緩めることなく、戦ってまいります。ご声援よろしくお願いいたします」

岩渕コーチと村田監督もリカバリーをして体を労わります   コミュニケーションを図りながら、ボールを使って、軽く練習です   五輪ロゴを背に戦います   プールでしっかり体をリラックスさせます
岩渕コーチと村田監督もリカバリーをして体を労わります コミュニケーションを図りながら、ボールを使って、軽く練習です 五輪ロゴを背に戦います プールでしっかり体をリラックスさせます

ジャグジーでホッと一息   スリランカセブンズ優勝トロフィー。周りについている石は本物です
ジャグジーでホッと一息 スリランカセブンズ優勝トロフィー。周りについている石は本物です

11月29日(日)

大会第2日目は昨日よりも早い5時20分に集合し、走りこみをして準備を整えました。3試合を戦い、代表チームは完璧ではないけれどもアジア1位の底力をみせました。
今日も現地邦人の方々が大勢応援にきてくださり大変な力となりました。
キャプテンの和田選手のコメントをお伝えします。

和田耕二キャプテン(トヨタ自動車)
「今日は、スリランカ・カールトン7'sの2日目。優勝を目指して戦いました。初戦はAM8:30から韓国との試合。完封勝利を目標に挑みましたが、1トライを許してしまいました。しかし、初日の初戦と比べればアップ、試合ともに入りは良くなりました。2戦目(準決勝)は中華台北。個人的にも初めての対戦で若干の緊張もありました。この試合も失点‥‥。自分達のミスからの失点で、非常にもったいない。今後、世界と戦うためにも修正すべき大きな課題です。決勝はマレーシア、前半を負けて折り返し、型にはまりすぎて、個人の勝負強さを出せなかった。後半は、個人での勝負とサポートで逆転。マレーシア大会に引き続き優勝することができました。
今大会は、キャプテンという役を任せてもらい、周りのみんな(チームメイト)に支えてもらいました。チームとしての成長はもちろん、個人としても非常に多くのことを学び、いつもより成長することができました。次は東アジア大会です。もちろん優勝を目標に戦ってきます。最後になりましたが、スリランカでは現地に住む日本人の方からの心強い応援がありました。本当にありがとうございました。チームのみんなが感激し、優勝を一緒に喜んでもらうことができて良かったです」

11月28日(土)

今大会第1日目は早朝から走りこみをしました。天気にも恵まれ良いスタートが切れました。
また地元の日本人会や商工会議所の方々がおにぎりとから揚げを用意してくれ選手全員に大変な人気でした。
今日は2選手と村田監督のコメントをお伝えします。

村田監督
「大会初日、今までのウォーミングアップと違い、早朝に近くの公園までジョギング走。ストレッチを織り交ぜながら、しっかり走りこんだ後、ホテルまでジョッグバック、プールリカバリーを経て朝食。
現地大会会場の滞在時間や、ウォーミングアップも約25分間(ストレッチ含む)と短縮。今までと違った調整方法で挑んだ初戦!!

多少硬さも見られましたが、イラン代表を終始圧倒し33-0の快勝。2戦目のカザフスタン代表戦でも好調を維持し40-0の大勝。2試合共にノートライで完勝することができました。快勝の影には先日お世話になった日本人学校生徒にその御父兄はじめ、日本人会のみなさまも併せた大声援のおかげです。・・・感謝!!
明日は初戦8:30に韓国と試合ですが、普段通りに戦えば問題ありません。3試合できるように、優勝目指してセブンズを楽しみたいと思います!!!」

正面健司選手(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)

「日本の皆様、こんにちは。午前のレポートはコベルコスティーラーズの正面です。今日は、一試合目が10時ということで、朝6時起床で朝食を摂り、7時前から軽くジョギングなどで汗を流し、プールに入り試合に備えました。そして10時KOのイラン戦では、良い準備もあって5トライをとり完封で勝つことができました。
チームは日がたつごとに成長できていると実感しています。あと現地情報としましては、スリランカのカレーは辛いですがとてもおいしいです。紅茶も毎食、飲んでいますがとても飲みやすく疲れた体を癒してくれます。スリランカの人たちは、優しい人が多くて、また好きな国が一つ増えました。あとトゥクトゥク(タクシー?)はこの国に何台あるのか数えるのが恐ろしい程、街中を走り回っています。最後に、日本の皆様に優勝という結果をお伝えできるように明日も頑張りますので応援よろしくお願いします。では、ごきげんよう」

末松勇気選手(ホンダヒート)
「午後のレポートは"スエ"こと末松勇喜が担当します。スリランカでは毎日、カレーを食べ(世界一の辛さ)、紅茶を飲んでいます(めっちゃおいしいです)。
2戦目の相手はカザフスタン。大きな体のチームでしたがジャパンの素早い攻撃により40-0と圧勝することができました。一戦ごとに反省点が修正できて、チームがレベルアップしていることを感じます。明日は、8:30に韓国との対戦です。常にレベルアップしているジャパンセブンズを披露します。嬉しかったことはスリランカ在住の大応援団がスタジアムまで足を運んでくれたことです。大変大きな力となりました。明日、優勝して日本へ帰ります。これからも応援よろしくお願いします」

早朝ウォーミングアップ!   しっかりストレッチ!   スクラム前・・・   カザフスタン戦!
早朝ウォーミングアップ! しっかりストレッチ! スクラム前・・・ カザフスタン戦!

日本人会&日本人学校大応援   試合後のアイスバス♪   プールリカバリー
日本人会&日本人学校大応援 試合後のアイスバス♪ プールリカバリー

11月26日(木) スリランカ遠征4日目

今日も晴れて日差しが強く、くらくらするような蒸し暑さです。
練習は午前のみでフィジーとの練習試合を7分2本で行いました。フィジーは7人制の強豪国で他のアジア以外の参加国はほとんどが州などの代表ですが、フィジーは代表チームが参加しています。
初めての7人制代表となった佐合選手にコメントをもらいます。

佐合佑太選手(サントリーサンゴリアス)
「自分はセブンズをプレーするのは、初めてで分からないことばかりですが、貴重な経験をさせてもらっていることに感謝しています。プレーヤー同士のコミュニケーションもしっかり取れていて、チームの雰囲気も試合に向けて上向きにきています。このスリランカでしっかり勝って、次のステップにしたいと思います。頑張ります!!」

11月26日   11月26日   11月26日
明日は3試合!!

11月25日(水) スリランカ遠征3日目

朝は晴れ、午後は途中から大雨でした。そんな中、7人制代表は練習試合を中心にトレーニングを実施しました。
村田監督と4選手のコメントです。

村田監督
「スリランカに来て2日目、昨日はライトメニューで2部練、今日はHold Game中心に2部練。また今回はセブンズ恒例になっている日本人学校を訪問!!ラグビークリニックを通じて今回も小中学生を合わせて約20名の子供たちからたくさんの元気を貰い感謝!! 試合も観に来ていただけるようで何よりです。試合の方は、AMにNZと、PMには、パプアニューギニアと対戦し、1勝1敗。徐々に仕上がってきていると感じます。
大会前にはFiji代表とHold Gameの予定。優勝目指して毎日チャレンジしていますので日本からの温かいご声援宜しくお願い致します」

フォラウ愛世選手(日本協会所属)
「みなさんお疲れ様です。マナセです。今日も朝早くからプールだったのですが、みんな元気よく良かったです。スリランカ大会では、前回と少しメンバーが変わり新しいチームという事で、とても楽しみでした。それに今日は、NZという強いチームとゲームができるということだったので、なおさら楽しみでした。しかしゲーム内容は自分達が練習していた事、自分達がしたい事がうまく発揮できなく、残念でした。ですが、ネガティブにならず、ポジティブに考えました。午後のパプアニューギニア戦では、Upの入りからチームが一つにまとまり、自分達のしたい事を明確にし、良いゲームができました。
今後、そこをベースにし、レベルアップしていきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします」

横山伸一選手(リコーブラックラムズ)
「みなさんお疲れ様です。リコーラグビー部所属の横山伸一です。スリランカに来て3日目になり、やっと蒸し暑い気候になれてきた所です。今日は、午前NZ、スリランカ、午後に、セブンズの神様セレビー率いるパプアニューギニアとタッチゲームをしました。
結果は、午前は課題がたくさん残る試合でしたが、午後は改善ができた試合だと思います。このように、課題、改善と向上していき、大会では、万全にしていきたいです。今後も日々努力して頑張りますので応援よろしくお願いします」

桑水流裕策選手(コカ・コーラウエストレッドスパークス)
「今日はゲーム、ゲーム、ゲームの一日でした。今日のゲームでこのチームの良いところ、悪いところが見えた気がします。大会まで残り少ないですが、今日出た課題は基本的な考えの部分なのでしっかりチームで統一し、優勝したいと思います。応援よろしくお願いします」

鶴ヶ崎好昭選手(東海大学)
「今日は、午前にニュージーランドとスリランカと試合をして、今の自分たちがどのくらいの力を出せるのか自分の中ではとても楽しみでした。JAPANは3つの決め事を課題に試合に臨み、取り組んで良かった点と悪かった点を今一度よく知ることができたと思います。そして午後のパプアニューギニア戦は午前に出た点を含めて取り組み、いいイメージで終われました。今日の試合の反省を次にしっかりとつなげていき、絶対に優勝したいです」

11月25日   11月25日   11月25日   11月25日

11月25日   11月25日   11月25日   11月25日

けん玉に挑戦・・・!   みんな宜しくね!!   低学年チーム!!   高学年チーム!!
けん玉に挑戦・・・! みんな宜しくね!! 低学年チーム!! 高学年チーム!!

ボールがWataの手から離れたら・・・   ゴールに向かって動いてね♪   ボール争奪ゲーム前に・・・   室内では・・・
ボールがWataの手から離れたら・・・ ゴールに向かって動いてね♪ ボール争奪ゲーム前に・・・ 室内では・・・

11月24日(火) スリランカ遠征2日目

昨晩1時過ぎに宿泊先ホテルに無事到着しました。
日本と違い一年をとおして温暖な気候のコロンボは、湿度が高く日差しも強いです。

今朝は少しゆっくりめで集合し、プールでリカバリー後ホテルから徒歩圏内にある海辺の公園で軽いメニューをこなしました。
午後はフォーメーションの確認を中心に辺りが薄暗くなるまで念入りに練習に励みました。

明日からは監督と選手のコメントを掲載します。
週末の大会も頑張りますので温かいご声援、宜しくお願いします。

11月23日(月) スリランカ遠征直前合宿

22日(日)、東京・西が丘にあります、味の素ナショナルトレーニングセンター 陸上トレーニング場にて、スリランカ遠征直前合宿を実施いたしました。
当日は、ジュニア、ユース世代を対象に第1回「セブンズアカデミー」も同時に実施。将来の五輪選手を目指す小学生、中学生、高校生と元気な選手達と一緒に練習を開始しました。

午前中は、関東地域に所属する選手、5名(フォラウ選手、藤谷選手、横山選手、佐合選手、鶴ヶ崎選手)が参加。アカデミー男子選手とウォーミングアップ後、俊敏性やコミュニケーションを図るタッチフットを実施。日本代表選手が積極的に声を出して、やや緊張気味のアカデミー選手を盛り上げていました。
アカデミー選手の中には以前、ワールドゲームズの直前合宿の際に練習生として参加した東福岡高校の布巻選手の顔も。

午後は、関西・九州組の和田選手、桑水流選手、末松選手が合流(正面選手は22日夜に合流)。アカデミー選手たちが講習を受けている間に、恒例の『セブンミニッツ』を実施。セブンズは何をとっても「フィットネス」が重要です。このセブンミニッツを実施することにより、現段階のフィットネスコンディションの状態を見ることと、フィットネス向上を図る意味もあります。徐々にキツい表情を見せる選手も最後まで必死になって走っていました。
グラウンドに出て、コンビネーションの確認をするのにアタックディフェンスやラインアウトの確認で調整している間、アカデミー選手たちも村田監督を中心にボールを使った適正チェック。村田監督は、楽しくやっていくことを基本としているため、笑顔を見せながら、アカデミー生に指導をしていました。

適正チェック後は、日本代表選手たちと再合流。
セブンズの適正チェックをしながら、タッチフットを中心に実施。

練習後、アカデミー生たちは疲れた表情を見せつつも充実感ある表情をしていました。
閉会式では、村田亙監督より、
「皆さんは、原石です。ラグビーにはオリンピックもあれば、ワールドカップもある。ここに集まった皆さんは、エリートの1期生です。日本を代表するプライドを持って実践してください。夢は大きく持ちましょう。ここに集まったメンバーが中心となって、世界を獲りにいきましょう。最後に、保護者の方々、学校、関係者の方々など周りの皆さんに、感謝をしてください。今日はありがとうございました」とアカデミー生たちに心強い挨拶。

また、今回のスリランカ、東アジア競技大会の遠征キャプテンの和田耕二選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)より、
「このような機会は、我々7人制日本代表にとっても、いい経験になりました。
ラグビーを続けていく中で、きついこともあるかと思いますが、楽しみをみつけて続けていってください。東アジア競技会は、もちろん優勝を目指します。オリンピックへの第一歩として、優勝をつかみとって来たいと思います。今日は皆さんおつかれさまでした」
と、日本代表としての挨拶で本日の練習は終了。
和田キャプテンは、初キャプテンにも関わらず、積極的に声を出し、選手たちを引っ張っていく頼もしいキャプテンです。

本日23日より、スリランカへ出発。良い成績を収めて、東アジア競技大会へ勢いをつけていきたいと思います。
7人制日本代表へのご声援、よろしくお願いいたします。