ワラビーズ
10月31日に国立競技場で開催される「ニッスイ東京2009ブレディスローカップ」。24日から25日にかけて、オーストラリア代表ワラビーズの選手・コーチ陣が来日しています。25日の、ロビー・ディーンズヘッドコーチの記者会見、そして来日直後のヘッドコーチ、キャプテンのコメントをお届けします。


10月25日 メディアセッション

──昨日の24日、秩父宮で一部のメンバーがトップリーグを観戦されていましたが、何かコメントがありました?

ディーンズHC
「私が、今朝、到着したばかりなので、選手とのコンタクトをとっていませんが、元ワラビーズの選手たちの試合を観戦でき、楽しんでいたようです」

ロビー・ディーンズ ヘッドコーチ
ロビー・ディーンズ ヘッドコーチ

──東京でオールブラックスと戦うのに、どのような試合をしたいですか?

ディーンズHC
「オールブラックスに3敗中なので、とにかく勝ちたい。両チームに点数の差はない。いい試合をしたいです」

──今回このツアーにあたり、新しくメンバーが変更されたが、どのあたりを補強したか?どのあたりが変わったか?

ディーンズHC
「今回の遠征は大変多い人数で来ることができました。その中で新しいプレーヤーを加えることができ、また、技術の部分や強い選手を集めることができました。
今回オールブラックスと日本でやることは大変ユニークな機会です。また、日本のラグビーのためにも大変良い機会だと思います。このブレディスローカップの深い歴史や情熱を生で観戦して、感じとってくれるのではないでしょうか。
この後、イギリスへ遠征に行きますが、そこでは4テストマッチを行います。また、平日に2試合実施します。非常に試合数が多いので、多い人数を連れてきました。
新しく入って選手には、良いきっかけにもなり、選手育成にも有意義な遠征となるでしょう。また、遠征する経験や違う国の文化、国の方たちと友達となるなど、人生においてよい経験になるかと思います。
それが、日本でスタートできるということは大変良いことです」

ロビー・ディーンズ ヘッドコーチ
ロビー・ディーンズ ヘッドコーチ

──日本で初めての開催ですが、ファンへのメッセージを。

ディーンズHC
「日本でこの大会を初めて開催できることが大変大きなことです。
この機会に、日本でラグビーをプロモートできる。また、7人制がオリンピック競技になるなど、これからのラグビーに触れる機会が多くなっていきます。まずは、我々オーストラリアチームが代表して、日本でラグビーを広めていけたらと思っています」

──僅差でNZに負けているが、どの辺に差があるのか?

ディーンズHC
「一番大きいのはコンタクトの中でのプレー。そして、プレッシャーの中での落ち着いたプレー。オールブラックスは長い間、どのチームもが狙っているチーム。非常に強いチーム。80分間戦わなくてはいけない」

──ジョージ・スミス、マット・ギタウの起用方法は?

ディーンズHC
「必ず出場します。この後にセレクション会議があります。出場選手については、火曜日(27日)に発表いたします」

──ベーリック・バーンズ選手とマット・ギタウ選手は試合によってはポジションチェンジをしていますが、その目的は?

ディーンズHC
「大きな変化は見られないが、両方のポジションで調整しています。アドバンテージになるだけです」

──ツアー中のチームのルールや、また日本で楽しみにしていることは?

ディーンズHC
「特にチームのルールはありません。選手たちにはホテルから出て、日本の文化を学んでほしいです。
文化を学んだり、人生に良い経験になるようにしてほしい。選手たちにはそのように勧めています。ただ、土曜日の試合に影響がないように(笑)、日本の生活文化を経験できるように勧めております」

10月25日 成田空港

ロビー・ディーンズ ヘッドコーチ
「我々は日本に到着し、オールブラックスとの試合までに、ここ日本で集中した練習ができることを大変喜ばしく思います。我々は、今年はブレディスローカップを防衛できないことが決まっていますが、ワラビーズとオールブラックスの間に、消化試合というものは存在しません。先月のウェリントンのオールブラックス戦で起こったことに対しては、大変残念に思っています。我々は、あの時よりもさらに良いチームになっています。日本にとって歴史的な日になるであろう今週の土曜日に、国立競技場でその成果を皆様にお見せすることを楽しみにしています。観戦に来てくださるすべての皆様は、この試合のことをずっと忘れることはないと確信しています」

ロッキー・エルソム キャプテン
「日本に到着し、オールブラックスと戦うために、オーストラリアを代表することを、大変喜ばしく思います。
ブレディスローカップは、我々の試合の中で、最もタフな試合です。今週の土曜日の試合も、その例外ではありません。ワラビーズは、試合を楽しみにしているだけではなく、日本の文化に触れ、1週間でできる限りの体験をする一方で、可能な限り多くの日本のファンの皆様にお会いできるのを楽しみにしています。この素晴らしいイベントのために、すべてのファンの皆様に、ぜひとも国立競技場に足を運んでいただきたいです。
日本協会、ニッスイ、スポンサーの皆様そして日本の皆様に対し、日本にご招待頂いたこと、これから受けることになります最高のおもてなしに、この場をお借りして御礼申し上げます」

成田に到着したワラビーズの選手たち
成田に到着したワラビーズの選手たち