7月25日(土)台湾-雨

今日は決勝プール戦が行われました。時々強い雨が降る中、日本代表選手たちは結束の強いチーム力を見せ、セブンズが初めての選手が多いのにも関わらず良い戦いを見せてくれました。
小林訓也選手(ヤマハ発動機ジュビロ)、権丈太郎(NECグリーンロケッツ)、和田耕二(トヨタヴェルブリッツ)、夏井大輔(関東学院大学)のコメントをご覧ください。

小林訓也選手
「セブンズはスペースがあるから面白いです。自分はランニングやパスなどのユーティリティープレーを得意としているので、それが活かせるスペースがある反面、しんどいし、仕掛けが難しいです。
(今大会は)トライが取れたり、やっとセブンズらしい動きに対応できたりしたのも良かったです。徐々にセブンズに慣れてきていると感じています。一番印象に残っているのは、昨日のフィジー戦で、あと一歩で大金星を逃したことが悔しいです。
オリンピック競技に追加されるかもしれない大切な大会に参加できて嬉しかったです。また今大会のために建てられたメインスタジアムがすごかったです」

権丈太郎選手
「セブンズは、スピードとセンスが必要だと認識していたので自分には向いてないと思っていました。だからなぜ自分が選ばれたのかなと思っていましたが、良い機会だと思い参加させてもらいました。村田監督や岩渕コーチがおっしゃっていたように『7人制ではなくて15人制で勝負(前へ行くことやコンタクトプレー)したらいい』というアイディアに納得したら動きやすくなりました。
今回の経験は自分のプレーの幅が広がったと思います。
試合については、ポルトガル戦につきますね。自分たちの感覚ではいけると思っていたが実際にはいけませんでした。雨天ということもあり前に行けませんでしたが、ポルトガルはアタックでもディフェンスでも前に出ていたので、その差が勝てない現状なのだと思います。
ワールドゲームズで代表選手としてプレーして楽しかったし、呼んでもらえていい経験になったので、また呼んでもらえるようにチームに帰っても頑張ります」

和田耕二選手
「海外の選手、特に南アフリカなどのトップレベルのチームと戦えたことはいい経験になりました。思った以上に何もできなくて、個人技は通用するものもあると考えていたが出せませんでした。チームに関しては、最後のほうは『チーム』が形成できて、それが自分のトライにつながったのが嬉しかったです。
セブンズ代表に呼ばれてから、楽しみにして参加しました。次回呼ばれる時は今回のようにセブンズ経験『0』からではなく、この経験を活かしレベルの高いプレーをしたいです」

夏井大輔選手
「セブンズは15人制と違い南アフリカなどの強豪国と戦えるのでいい経験ができます。アルゼンチン、ポルトガル、フィジーとは『良い試合』で終わっているので、やはり勝たないと意味がないと感じました。だからもっと頑張ります。試合を重ねるたびにセブンズの勘が戻ってきて、仕掛けるという意識がどんどん出てきましたが、それでは駄目なんです。段々出てくるのではなく最初から出せるようにならないと、と意識しています」

明日は早朝に台湾を出発し日本へ帰国します。
今後とも7人制日本代表へのご声援をいただければ幸いです。ありがとうございます。

ポルトガル代表戦。攻撃の様子   大画面に映る日本チーム   ハーフタイム   友井川選手(NTTコミュニケーションズ)
ポルトガル代表戦。攻撃の様子   大画面に映る日本チーム   ハーフタイム   友井川選手(NTTコミュニケーションズ)

ディフェンスの様子(ポルトガル戦)   アメリカ戦前   和田耕二選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)   試合の様子
ディフェンスの様子(ポルトガル戦)   アメリカ戦前   和田耕二選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)   試合の様子

香港戦   アタックを掛ける夏井選手(関東学院大学)   日本の最終戦後会場を一周する日本選手   試合後(右端中段は現地のリエゾンさん)
香港戦   アタックを掛ける夏井選手(関東学院大学)   日本の最終戦後会場を一周する日本選手   試合後(右端中段は現地のリエゾンさん)

7月24日(金)台湾-曇り時々雨

ワールドゲームズ7人制ラグビーのトーナメントが始まりました。日本はBプールで、アルゼンチン、フィジー、香港と戦いました。 村田監督の総括とコメントです。

村田監督
「初戦のアルゼンチン戦に100%で行こうとチームひとつでチャレンジしましたが、ちょっとしたミスが重なり豊前選手のトライのみの5-15で惜敗。 続くフィジー戦、気持ちを入れ替えて挑んだゲームは大接戦になりました。先制トライを許したもののスタメンに入ったSH友井川選手が裏へキックし自らチェイスして相手に競り勝ち追撃のトライ。後半もフォワードの桑水流選手と小林選手が相手ボールをタックル&ジャッカルして奪う活躍。更にJAPANのアタックから豊前選手が外に勝負してつかまったものの、リターンパスを宇薄選手が逆転トライ。残り1分まで3点リードしていたが最後の最後にインサイドブレイクを許し万事休すとなりました。 3戦目は香港代表戦。同じアジア代表としては負けられない相手でしたが、FWの活躍によりセットプレーを制し、20-5でようやく勝利をものにしました。 明日もチームひとつ、初戦のポルトガル戦に全力を尽くしてセブンズラグビーを楽しんでもらいたいと思います」

明日25日はポルトガルとの試合です。

ジャージを受取る和田選手   試合前ロッカールームに駆けつけてくださった真下専務理事   ウォーミングアップの様子   ウォーミングアップ中の権丈選手
ジャージを受取る和田選手   試合前ロッカールームに駆けつけてくださった真下専務理事   ウォーミングアップの様子   ウォーミングアップ中の権丈選手

宇薄選手   気合を入れる権丈選手   選手として参加する岩渕健輔   和田選手と権丈選手(右)
宇薄選手   気合を入れる権丈選手   選手として参加する岩渕健輔   和田選手と権丈選手(右)

フィジー戦   激しい攻防   日本代表を応援してくれるファン
フィジー戦   激しい攻防   日本代表を応援してくれるファン

7月23日(木)台湾-晴れ

今日も晴れて蒸し暑い日でした。痛いくらいの日差しのなか日本代表選手たちは、ポルトガル代表と練習試合を行いました。
村田監督の総括と友井川拓選手(NTTコミュニケーションズ)、豊前貴士選手のコメントです。

村田監督
「大会前日だったが、ゲームが一番の練習になる為、ポルトガルと練習試合を行いました。昨日の南アフリカ戦の経験と反省を生かして挑んだこの試合は、前半後半共にエース豊前選手がトライし、最後にもう一つ追加してトライ数3-0で勝利しました。いい形で明日の大会に挑めます。日本からのご声援宜しくお願い致します」

友井川拓選手
「セブンズでは、自分が得意としているランプレーが活かせることと、ツアーを通じてさまざまな国のレベルの高い選手と試合ができることと、普段一緒にプレーすることのないトップリーグや大学の選手とできるので面白いです。
台湾入りして2回目の練習試合だったポルトガル戦は、形でトライを取ったり、意図してプレーしていることがトライにつながったりしているので、チームになってきていると実感しています。自分としても慣れてきて周りが見えてきているので、それが試合に活きてきているのかなと思います。
今日はブレイクダウンでコンテストがなかったが、あれば危ない場面もあったので明日の試合ではそれに気をつけてプレーします。3試合全部勝ちたいです。一試合一試合反省しながらチームとしてレベルアップしていけば自ずと結果がついてくると思うのでがんばります!
応援よろしくお願いします!」

豊前貴士選手
「セブンズは、ボールがもらえる機会が多いところが魅力です。相手選手を振り切り抜けた時は快感です。ケニアでシールド優勝できたことも楽しさを覚える一因だと思います。
今日はとにかく暑かったです。少し疲れが残っていましたが試合ということもあり体は動けていたと思います。練習試合は、ディフェンスの声が出てコミュニケーションが取りやすかったです。何より勝てたことが良かったです。嬉しかったです。
応援してくれているファンの方ありがとうございます。明日も頑張ります!」

アイスバス中の夏井選手と見守る古舘トレーナー   気持ちよさそうに入浴中の和田選手   豊前選手のアイスバスを手伝う夏井選手   試合会場です
アイスバス中の夏井選手と見守る古舘トレーナー   気持ちよさそうに入浴中の和田選手   豊前選手のアイスバスを手伝う夏井選手   試合会場です

左から佐藤選手、宇薄選手、荒牧選手   左から今日のコメント担当、豊前選手と友井川選手。そして小林選手と桑水流選手   村田監督と和田選手は小・中・高の先輩後輩!右は岩渕コーチ
左から佐藤選手、宇薄選手、荒牧選手   左から今日のコメント担当、豊前選手と友井川選手。そして小林選手と桑水流選手   村田監督と和田選手は小・中・高の先輩後輩!右は岩渕コーチ

7月22日(水)台湾-晴れ

台湾について2日目、今日も晴れて蒸し暑いです。
村田監督の総括と、宇薄岳央選手(東芝ブレイブルーパス)と荒牧佑輔選手(関東学院大学)のコメントです。

村田監督
「午前中はアルゼンチンとグラウンドを半分ずつ分けて練習し、午後はIRBセブンズ世界No.1の南アフリカと対戦することができました。
選手たちの激しいディフェンスや豊前選手のランニングでトライを取り、ジャパンにとっては良いトレーニングゲームとなりました。もともと前・後半7分ずつ計14分の1試合でしたが、南アフリカからあともう1試合続きをしたいとの申し入れがあり、合計2試合続けて試合ができました。このことは日本にとっても良い機会でした。
まだまだ100%とは言えませんが、明日のポルトガル戦を最終トレーニングとして少しでもレベルを上げて大会本番に挑みたいと思います」

宇薄岳央選手
「台湾に来て初練習でした。午前中は、気候の変化に慣れず体が動きませんでしたが、徐々に日本でやっているレベルぐらいまで上げられました。
午後は、現在IRBセブンズランキングNo.1の南アフリカと試合をして先制点を取れました。一対一で競っていたように思えましたが相手のミスにも助けられていました。しかし、ミスを誘えるプレーができた自分たちのレベルが上がっていると思えました。

課題は、ボールキープでアタックし続けてトライを取らないと勝てないことです。上位チームにもアタックし続ける力がつけば日本が上位にいけると感じています。
大会ではアルゼンチン、フィジー、台湾と戦います。練習試合では勝てるが本番で勝てていないので、チームで勝つと決めたので一点差でも勝っていきたいです。台湾は東アジア大会でも対戦する可能性があるので、それを見据えて今回勝って(相手に)もう対戦したくないと思われるくらいの試合をしたいです」

荒牧佑輔選手
「人生初の海外のチームとの練習試合で、しかも世界一位を相手にして不安や緊張もありましたが、思った以上に戦えたかなとは思います。いろいろな課題も見つかり、今日のテーマであるハードディフェンスやボールキープを意識して、また明日からがんばります。
たくさん出場できるように自分の持ち味を出して、試合に出られたら自分のポジションの役割をしっかりやってチームに貢献したいです。相手がどこでも、勝ちにいく気持ちを忘れずに最後までベストをつくしたいです」

今日のコメント担当、荒牧佑輔選手   グラウンドでのミーティング。岩渕健輔コーチ   練習試合前ミーティングでの友井川拓選手(NTTコミュニケーションズ)(左)と宇薄岳央選手(東芝ブレイブプーパス)   練習グラウンドに使わせていただいた中学校の学生たち
今日のコメント担当、荒牧佑輔選手   グラウンドでのミーティング。岩渕健輔コーチ   練習試合前ミーティングでの友井川拓選手(左)と宇薄岳央選手   練習グラウンドに使わせていただいた中学校の学生たち

アイスバスの水入れを手伝ってくれた男子学生   こちらも手伝ってくれた女子中学生   俊足の豊前貴士選手   試合前の村田監督(左)と岩渕コーチ
アイスバスの水入れを手伝ってくれた男子学生   こちらも手伝ってくれた女子中学生   俊足の豊前貴士選手   試合前の村田監督(左)と岩渕コーチ

夏井大輔選手(関東学院大学)   権丈太郎選手(NECグリーンロケッツ)   豊前選手(左)と荒牧選手   アタックする小林訓也選手
夏井大輔選手(関東学院大学)   権丈太郎選手(NECグリーンロケッツ)   豊前選手(左)と荒牧選手   アタックする小林訓也選手

7月20日(月)曇りのち晴れ

練習を始めた時間は曇っていてさほど暑さがなく安心していましたが、試合が始まるころには青い空に真夏の太陽が照りつけとても暑くなりました。
今日は、桑水流裕策選手(コカ・コーラウエストレッドスパークス)と伊藤真選手(青山学院大学)がコメント担当です。

村田監督
「今日は、アタックは深く、ディフェンスはしっかりガードの立ち位置の確認に焦点を当ててゲームを行いました。昨日今日と大会を意識した関係で選手たちにとってはハードだったと思いますが、今日3試合を経験できたことで段々形になってきたことは私にとってもHappyでした。
明日は東アジア大会の派遣前手続きを経て台湾へ行きますが、あと3回練習で1つ1つクリアにしてワールドゲームズに挑みたいと思います。
日本からの声援よろしくお願いいたします」

桑水流裕策選手
「皆セブンズに慣れてきてレベルの高い試合になってきたと思いました。試合中に前のプレーの修正点やお互いへの要望を短い時間で確認し、修正や改善ができたことはよかったです。セブンズにとって短い時間でのコミュニケーションは大事なので、それができたことは大きかったです。

ホテルでの食事中も学生と社会人が上手くコミュニケーションが取れてチームになってきていると思いました。食事も美味しく、体調管理もできています。
大会では勝ちにこだわって行きたいです。自分自身、ベテランといわれるようになってきたのでこれまで以上に頑張ります。

ファンの皆さんへ
結果にこだわって頑張ってきますので応援よろしくお願いします」

伊藤真選手
「この合宿は楽しかったです。ケニアの時と違い社会人が多かったので雰囲気が違い、また沢山のことを学べました。そして皆さん上手いです。練習の入り方や一つ一つのプレーの精度が高く、こだわってやっているところは勉強になりました。
またセブンズは一人が動けるスペースが広いため勝負ができて、より自由でボールを持つ回数が多いので面白いと感じています。早い展開で進んでいくのも面白いです。

ケニアの遠征では、選抜日本代表として初めての国際大会出場だったので、大会自体もその他日本と全く違う環境も楽しめました。攻守ともに難しいですが、今日の試合でもケニアでも、もっとセブンズを知りたいと思いました。
今後は試合の流れを好転できるような選手になりたいです」

練習生として参加していた伊藤選手、布巻選手お疲れさまでした。明日は東アジア大会派遣前手続きを終えてから台湾へ出発します。

和田耕二選手   体のやわらかい和田耕二選手   今日のコメント担当桑水流選手   桑水流裕策選手
和田耕二選手   体のやわらかい和田選手   今日のコメント担当桑水流選手   桑水流裕策選手

休憩中にリラックスしている小林選手と和田選手   頑張る小林訓也選手   楽しそうに走る夏井大輔選手   宇薄岳央選手
休憩中にリラックスしている小林選手と和田選手   頑張る小林訓也選手   楽しそうに走る夏井大輔選手   宇薄岳央選手

ラン中の伊東真選手   ミーティング中の桑水流裕策選手   ミーティングでコメントする村田監督   プレー中の伊藤真選手
ラン中の伊東真選手   ミーティング中の桑水流裕策選手   ミーティングでコメントする村田監督   プレー中の伊藤真選手

ディフェンスをする友井川拓選手   2日間年長選手たちと頑張った布巻峻介くん
ディフェンスをする友井川拓選手   2日間年長選手たちと頑張った布巻峻介くん

7月19日(日)晴れ

ワールドゲームズ台湾大会に向け19日・20日の2日間の国内合宿が始まりました。晴れて気温も高い中、選手たちはジャパンの意識のもと頑張っています。

村田監督の一日の総括と選手のコメントを掲載します。今日はキャプテンの佐藤貴志選手(ヤマハ発動機ジュビロ)と練習生として参加している布巻峻介選手(東福岡高校)です。

村田監督総括
「今日は選手10名と2名の練習生(内一人はスコッド)、そして監督・コーチが入り、7対7でアタックがしっかりできたことが良かったです。初日にも関わらず結構走ったのできつかったと思うが、全員が目的意識を持って取り組んでくれているので、明日もチーム一丸となりラグビーを楽しみたいです」

佐藤貴志キャプテン
「初日のトレーニングでセブンズの激しさを再確認しました。新しいメンバーも増えましたが、今週末のワールドゲームズにはチームが1つになって挑めるようにがんばります」

布巻峻介選手へのインタビュー
──初めてのセブンズ代表合宿の感想を聞かせてください。
「セブンズは初めてだったのできつかったです。きついですが覚えれば楽しくなると思います。ボールが動いたり、一気に抜けられたりするところが面白いと思いました」

──ついていっていたように見えましたがいかがですか。
「まだまだです。身体と知識の差も感じました。これでコンタクトがあったら余計にきついと思います」

──チームメイトについて聞かせてください。
「皆さん優しく教えてくれるので良かったです。皆すごいです」

──明日の試合に向けての意気込みは?
「僕より上の人なので体や足もすごいですが、自分が少しでも通用するところを見つけたいです」

──最後にファンの皆さんへコメントを。
「一生懸命チャレンジしてがんばります!」

ミーティング   ミーティング   岩渕コーチ