ワールドカップセブンズ2009 ドバイ大会
3月7日(土)

ワールドカップセブンズ大会最終日となりました。準備期間があまりない中ワールドカップでの勝利を目指し精進してきた7人制代表チームにとっては、ウルグアイ戦でいかに力を発揮できるかの正念場です。
朝からチームには緊張と気合が満ちていました。ドバイには来られなかったこれまで一緒にトレーニングに励んできた仲間や、メンバーに残っていない3名の選手の思いをそれぞれの選手が胸に刻み試合会場に向かいました。

ウルグアイとの試合、前半は日本が有利に動き5対0とリードしていました。ここまでの試合運びは決して悪くないように見えます。しかしながら後半が始まると徐々に勢いが弱まりウルグアイに逆転を許してしまいました。得点を取り戻すことができなかった後半の7分間はあっという間に時間が経ってしまったように思えました。
ワールドカップのような大きな大会で勝利をつかむことの難しさ、勝てないことへの悔しい苦い思いを全員が噛み締めています。

ワールドカップセブンズ出場にあたりご協力いただいた多くの関係者やファンの方々等、7人制代表に力をお貸しいただいた皆様に勝利でお返しできないことが残念でなりません。
今後、香港・オーストラリアと遠征は続きますが、この経験を生かし勝利の喜びを多くの方々と分かち合えるよう邁進して参ります。
今後とも7人制代表へのご支援ご協力ならびに選手たちへの応援をいただけると大変嬉しく思います。

3月6日(金)

昨日の試合が遅かったこともあり午前中はゆっくりとしたスケジュールで進みました。とはいえホテルから試合会場までは1時間以上掛かり渋滞も予想されるため、試合は午後ですが午前中にはホテルを出発しました。

今日1試合目のスコットランド戦を10対31という結果で終えました。強化してきたディフェンスが思うように機能しなかったように見えました。
2試合目のカナダ戦では前半7対10と僅差で折り返すものの後半の中盤から疲れが出た様子で12対22と追いつくことができませんでした。

明日ボウルトーナメントのウルグアイ戦があるためロッカーでは勝利できなかったことへのショックはあるもののまだやれるという雰囲気でした。
チームは明日こそはという熱く気合のこもった意識が強く選手の顔には前向きな表情が浮かんでいます。ウルグアイ戦は落とせない試合になるのでチーム一丸となり臨みます。

3月5日(木)

ワールドカップセブンズが始まります。朝の選手たちには若干緊張が見られましたがまだ落ち着いた顔を見せていました。待ちに待った4年に一度の大きな大会、各チームの選手・スタッフともいつもと変わらないように見えますが、周りの空気が少しずつ緊張感を増してきます。

夕方、大会前最後のミーティングが静かな興奮を孕んだ空気のなか始まりました。村田監督から一人ずつ背番号順に代表ジャージが手渡されます。15名いる選手でこのジャージを受取れるのは12名のみです。日本の代表として戦いに挑む準備を整えた選手たちの顔には自信と不安が浮かんでいるようにみえました。

会場に到着するとユースの試合が行われていたこともあり会場は既に盛り上がりを見せていました。
トーナメント第1日目の日本の対戦相手は強豪南アフリカです。サンディエゴでの練習試合ではホールドゲームとはいえ、いい試合をしていました。
コンタクトプレーになるとやはり思うような試合運びが難しくなりますが、それでも日本チームは組織的なディフェンスと個人の突破力により格上の相手とほぼ互角に戦うことができました。負けはしたものの初戦で少し手ごたえがつかめたチームの雰囲気は前向きです。
明日はスコットランドとカナダとのゲームが待っています。簡単に勝てる相手などいませんが勝利を信じて向かっていきます。

3月4日(水)

今日は9時過ぎからワールドカップ会場のウォーミングアップ場で30分ほどニュージーランド戦のウォーミングアップをし、10時キックオフで7分×3本のホールドゲームを行いました。ジャパンは序盤からコミュニケーションの良さでアタック、ディフェンスともに連携が上手くいき自分たちのペースでの試合運びとなりました。

練習試合を重ねたことでゲーム中にチームメイトがどう動くか自分はどう動けば効果的か感覚が掴め、またトレーニング以外でも日常的に選手同士で多様な場面での動きの確認がされていたため、お互いに信じて疑いなく動けたのではないかと思います。結果は日本が3トライでニュージーランドが4トライでした(この練習試合について、詳しくはこちら)。
明日の初戦は世界トップの南アフリカと対戦します。初戦前日の夜になっても選手たちに気負いはなくリラックスした様子に見えます。

追記
明日は徐吉嶺(ヤマハ発動機ジュビロ)の24歳の誕生日なのでミーティング後チームでお祝いしました。明日はバースデイ・トライを決める!と誓っていました。

3月4日   3月4日

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3月2日(月)

今日は午前中ドバイにある日本人学校を訪ね、小学生から中学生まで合計200名ちかい生徒たちと村田監督を中心としたセブンズ代表選手たちが約2時間ふれあいました。

第1部は小学1年から4年生までの子どもたちが歓迎の挨拶とともに校歌を歌って出迎えてくれました。村田監督による選手とスタッフ紹介からすでに熱気に包まれていました。長距離パスやラインアウト、タックル、キックのデモンストレーションをすると体育館は子供たちの嬉しそうな歓声に包まれました。ラインアウトやタックルでは生徒や先生も体験し、ラインアウトでは大きな選手に持ち上げられて大喜びでした。またタックルでは何とかコンタクトシールドを手にした選手を倒そうと勢いよく当たっていました。その後のボールを使ったゲームでは生徒、先生、選手が一緒になっていくつかのチームに分かれ楽しく競い合いました。最後に行われた質問コーナーでは多くの子どもたちが手を挙げて沢山の疑問や質問が選手たちに投げかけられました。

第2部の高学年から中学生の部でも基本的には同じ内容で交流会が行われました。ここでもデモンストレーションやゲームで盛り上がり、質問コーナーでは第1部では出なかった質問も多く聞かれ、さすが中学生は視点が違います。
来たときと同じように帰りも中庭でアイスバスに入らせてもらっていると休み時間中の生徒たちがたくさん集まってくれ、選手たちにサインをもらったりお話をしたりしていました。バスが学校を離れる時もたくさん見送りに来てくれて選手たちも喜んでいました。
短い時間でしたが忘れられない思い出になりました。出会った子どもたちにとっても今日の日が楽しい思い出として心に残ってくれれば嬉しいです。
夕方には、オーストラリアとの練習試合。強風で肌寒い中、7分×3本のホールドゲームを行いました。

3月2日   3月2日

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